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ゆうやんの選ぶ『タルキール:龍嵐録』各色トップ3!
こんにちは! ゆうやん(@yuyan_mtg)です。 最新セット『タルキール:龍嵐録』がいよいよ4月11日に発売! 今回も注目カードを各色ランキング形式でお届けします! 目次 白 青 黒 赤 緑 マルチカラー 無色 土地 白 3位:《団結の最前線》 たびたび刷られる《集合した中隊》の亜種的なカード。 これまでは《集合した中隊》の二の舞とならないよう、かなりカードパワーが弱めに設定されていましたが、《団結の最前線》は中々のもの。 まず見れるカードが7枚である点。そしてクリーチャーと土地以外と、比較的範囲が広いのもグッド。 最近のスタンダードではエンチャントやアーティファクトも強く、《世話人の才能》+《一時的封鎖》など、リソース+除去のような組み合わせを7枚から選ぶこともできます。 《逃げ場なし》など除去パーマネントも環境に多いですしね。 個人的には《身代わり合成機》と一緒に使ってみたい。《再利用隔室》《身代わり合成機》を《団結の最前線》で出したらさすがに勝ちませんか!? 2位:《嵐の討伐者、エルズペス》 新たなエルズペスはトークンが倍で出る常在型能力を持つ素敵なプレインズウォーカー! 《選定された行進》が大好きで当時はトークンデッキを使っていた僕としては、このカードは外せないですね。 《選定された行進》の弱点は出したターンに何もアクションが取れないことでしたが、《嵐の討伐者、エルズペス》は出してプラスしてトークンが2体出ます。 トークンと言えば《世話人の才能》との相性は抜群で、カードを引きながら、更に《世話人の才能》のレベルアップのトークンも倍になります。 これまで攻撃面がどうしても課題だったトークンデッキは、《嵐の討伐者、エルズペス》によって強化されるのではないでしょうか。 全体除去を打ちながら速やかに盤面を広げて勝利する白系トークンデッキ、考えてみたいですね。 1位:《勝利の楽士》 自分のターンの相手が呪文を唱えられなくなる。かなり強力な能力なのですが、これを2マナのクリーチャーにつけちゃっていいんですか!?《落葉の道三》世代としては涙が止まりませんでした。 オマケのようについている応召も意味がわからないぐらい強いですね。実質このクリーチャーは2マナ3/3ということ。 コンボデッキなどのサイドボードに採用しても打点として見込めますし、普通に《戦導者の号令》と一緒に使っても、打点が跳ね上がって強い! アゾリウスコントロールのミラーマッチなんかで今後使われそう。 青 3位《マラング川の執政》 ザ・スタンダードカードといったドラゴン。 4マナで3ドロー、1ディスカードのインスタント呪文というだけでもまあまあ強い方ですが、6マナで使用すれば2体バウンス。自身のサイズも6/7とかなり頼もしい。 序盤はドローしつつ終盤はフィニッシャーになるので、青系コントロールに1~2枚入れてみても面白そうです。 護法(3)ぐらいつけてほしかったな~。 2位《龍学者》 インスタントかソーサリーかドラゴンが上6枚から手札に入るウィザード。結構な確率で手札にカードが入ってくれますね。 ドラゴンを主軸に据えたクリーチャーデッキで使えるのはもちろん、インスタント・ソーサリーがたくさん入ったコントロールデッキでも使いやすい良いカード。《食糧補充》と枠を争うというよりか、《龍学者》が《食糧補充》を探してきてくれます。 オマケでついてるドラゴンへの呪禁付与も強力で、まずはドラゴンデッキで試してみたい。 1位《冬夜の物語》 昔スタンダードで大活躍していた《強迫的な研究》を思い出すカード。あちらは土地を捨てるか他2枚だったので、クリーチャーを捨てなければいけない《冬夜の物語》の方が少し弱く見えます。 しかし、それは調和能力がない場合!このカードはむしろ調和が本番と言って良いでしょう。 調和は墓地からその呪文をもう1度唱えられる能力。しかもクリーチャーをタップすることで、パワー分だけコストを減らせます。つまりパワーが4のクリーチャーをタップすれば1マナで《冬夜の物語》をキャストできるというわけです。 《冬夜の物語》を切削などで墓地に落とし、軽いパワー4以上のクリーチャーを出して墓地から1マナで調和できたら最高だと思いませんか? それができるのが今のスタンダード。《蓄え放題》などで墓地を肥やして《トレイリアの恐怖》を出すシミックテラーがスタンダードにはいるじゃないですか! これまで《豆の木をのぼれ》にリソースを一任していたシミックテラーに《冬夜の物語》はぴったりです。早く《トレイリアの恐怖》をタップして《冬夜の物語》を1マナで唱えたい。 黒 3位《カルシの帰還者》 《吸血鬼の夜鷲》、強くなりすぎ!! 見た瞬間の感想でした。パワーが上がっただけでなく、死亡時に自分のクリーチャー1体に夜鷲3点セットをプレゼントできます。 しかし悲しいかな、今のスタンダードではタフネス3の3マナ域はお呼びではない……。《逃げ場なし》が強すぎるせいですね。 赤アグロにも相打ちしつつ相続で絆魂を付与できて強いのですが、同マナ域の《分派の説教者》がかなり強いので、使われるかと言われると微妙なところ。タフネス3だと《稲妻の一撃》で焼かれてしまいますからね。 《魂剥ぎ》デッキとかで使うのは面白いかもしれませんね。《魂剥ぎ》で追放して良し、呪禁だけとりあえずついた《魂剥ぎ》を出しておいて後で相続して良しで、相性は良さそうです。 2位《戦略的裏切り》 何かのオマケで墓地を追放するカードは《真っ白》によって構築級であることが証明されました。 それなら《戦略的裏切り》にも十分チャンスはありそうです。 単純な墓地追放として使っても2マナは軽いのでかなり強いですね。普通に布告除去として使っても追放布告なので悪くありません。 色んなフォーマットのサイドボードに入りうるカード。 1位《陥没孔の偵察員》 2マナで攻撃するたびにトークンが増えていくのは破格の性能。2マナの《分派の説教者》……は言い過ぎですが。 ディミーアミッドレンジはクリーチャーを横並びにすると《悪夢滅ぼし、魁渡》《永劫の好奇心》が運用しやすいので、《陥没孔の偵察員》は相性が良いのではないでしょうか。 自身が飛行なのも偉いですね。トークンを出しつつ自身を《悪夢滅ぼし、魁渡》の忍術で戻し、返しにスピリットのブロッカーが立つ。噛み合ってます。 赤 3位《龍へと昇る者、サルカン》 ドラゴンの後見を受けていると宝物を生成する2マナのサルカン。 更にドラゴンが出るたびに自身を強化して飛行と、ドラゴンデッキの中核を担う存在です。 正直書いてあることはめちゃくちゃ強いですが、ドラゴンは比較的重めなのが残念なポイント。《雷破の執政》のような攻撃的な4マナのドラゴンが欲しかったですね。 《マグマのヘルカイト》は悪くなさそうですが、後手だと土地を縛る意味が薄く感じてしまいます。 2位《嵐鱗の末裔》 ストームを持つドラゴン。一見ネタっぽいカードですが、小さいストームで効果大なので、モダンのストームのサイドに入るかもしれません。 《巣穴からの総出》はストーム4で10体を出すと2ターンクロックですが、《嵐鱗の末裔》はストーム1で10点クロック。ストームが2になると6/6が3体なのでほぼ1ターンで相手を倒せます。 《ドラゴンの嵐》も強くなりました。ストーム1の《ドラゴンの嵐》で《龍王コラガン》《嵐鱗の末裔》とサーチすると、《嵐鱗の末裔》×2で10点、《龍王コラガン》で8点の18点。ストーム1で相手を倒せるようになりました。 実はかなり注目しています。 1位《コーリ鋼の短刀》 いや、めっちゃ強くないですか!?このカード。 2つ目の呪文を唱えるだけで果敢モンクを生成するだけでもまあまあなのに、そのおまけが速攻とトランプルを付与する装備品! 3ターン目に《コーリ鋼の短刀》からキャントリップを打つだけで2/2速攻で殴れるのはかなりアツい! スタンダードでは果敢系デッキで使いたいですね。《食糧補充》でリソースを確保して毎ターンモンクを生成したいです。 パイオニアでもイゼットフェニックスのサイドプランの1つになるのではないでしょうか?最終的に《ストーム・ジャイアントの聖堂》が《コーリ鋼の短刀》を握りしめて8/8トランプルで殴る姿も見えました。 緑 3位《雨とばりの再生者》 《アガサの魂の大釜》大好き人間としてはこのカードを入れないわけにはいきませんでした。 大釜で煮込んだ瞬間大量のマナが出ること間違いなし。普通に出しても切削で墓地を肥やせるので、相性は良いですね。 2位《群れの家宝》 序盤はマナ加速、中盤以降はリソースになるグッドカード。ドラゴン系のデッキを組むならばまず入れたいですね。 《龍へと昇る者、サルカン》か《群れの家宝》でマナ加速して3ターン目に4マナのドラゴンという動きが基本になりそうなので、やはりドラゴンデッキで大事なのは4マナ域。 《退廃的なドラゴン》はもしかしたら今後使われるようになるかも? 1位《自然の律動》 クリーチャーサーチ呪文に調和が付いたお得な1枚。《破滅の終焉》に似たカードですね。 どんなクリーチャーでもサーチできるので使い勝手が良いですが、個人的には《エルフの大ドルイド》と組み合わせてみたい。 《エルフの大ドルイド》をサーチしつつ、その《エルフの大ドルイド》から出した大量のマナで調和して《孔蹄のビヒモス》という流れ、美しくないですか?しかもこれを今ならスタンダードで実現できます! 後は個人的に思い入れのあるデッキ、タメシブルームですね!《現実の設計者、タメシ》をサーチしつつ、最終的に《耕作する巨躯》になるので、《破滅の終焉》より強そう。 マルチカラー 3位《漆黒洞穴の包囲》 氏族たちが手を組む激アツ包囲サイクルから、アブザンとスゥルタイの包囲である《漆黒洞穴の包囲》をチョイスしました。 今回の包囲サイクルは2枚引いてそれぞれの氏族で置くことで力を発揮するデザインとなっており、そのため1枚だけ戦場にある場合は比較的弱め……なのですが、《漆黒洞穴の包囲》はどちらも強めです。 スゥルタイ側では、クリーチャーにカウンターを置くたびに1ドローし、アブザン側は攻撃クリーチャーに+1/+1を置きつつ、威迫を付与。アブザン側だけでも結構強いカードです。 +1/+1カウンターを置くのも地図を起動してドローできたりとそれなりに手軽。パイオニアの《硬化した鱗》デッキも強化されましたね! 2位《跨龍兵の突撃》 上陸だけで4/4飛行が出るのはかなり強力。 《跨龍兵の突撃》を意識してデッキを組む場合、おそらく上陸を1ターンで何度も達成するために、マナ加速がデッキに入るはず。そうするとマナ加速から4ターン目に《跨龍兵の突撃》を唱えたりするので、必然的に盤面への対応は疎かとなるでしょう。 そこで《跨龍兵の突撃》の出た時に3点を与える能力もしみてきますね。この能力をつけたことで構築級になっていると思います。 《事件現場の分析者》がアップを始めそうです。 1位《歌作りの魔道士》 巷ではティムール《瞬唱の魔道士》とも呼ばれている新たな魔道士。確かにその性能は《瞬唱の魔道士》と比べて見劣りしません。 一見すると1マナ重くマナ拘束がきつくなり、完全下位互換のようですが、フラッシュバックではなく調和を付与するのがポイント。重い呪文を軽く唱えられるのです。 《歌作りの魔道士》は3/2で、調和コストにあてられるので、(3)マナ分を軽減することができます。シングルシンボルの4マナの呪文であれば僅か1マナでキャストできるのは、《瞬唱の魔道士》との大きな違いです。 もちろんもっとパワーの大きいクリーチャーがいれば更にコストは軽減できます。《ジェスカイの啓示》を《歌作りの魔道士》で使い回す豪快なデッキとかが組めるかもしれません。 関係ないですが、もし初音ミクのSecret Lairを今から作るとしたら、《歌作りの魔道士》は確実に入りますね。 無色 2位《モックス・ジャスパー》 今回のモックスはドラゴンがいる時しか起動できないと中々曲者。 重いドラゴンを出すためにマナ加速がしたいのに、ドラゴンがいないと使えない。そのためまあまあ使いづらいモックスな印象です。 とはいえ、ドラゴンがいる時は好きな色マナが出るのは中々優秀。コントロールしているドラゴンの色しか出なかったらイマイチかなと思いましたが、好きなマナが出るなら、3~4マナ域のドラゴンから重くてマナ拘束の強いドラゴンへ繋げることはできそうです。 ドラゴンを出してモックスから1マナを構えられるのもなかなか。《頑固な否認》なんかをパイオニアでは構えられそうですね。スタンダードでも《呪文貫き》や、今回の《幽体の否認》を構える動きができそう。 1位《嵐の目、ウギン》 強すぎて意味がわかりません。 無色の呪文を唱えるたびにパーマネントを追放と書いてあるだけでもやばいのに、戦場に出た時にも追放できる。 プラス能力を使えばライフゲインと1ドロー、0では無色が3マナ出るので、そこから無色の呪文を唱えてパーマネント追放が可能です。 7マナのプレインズウォーカーで盤面に触りまくりながらリソースを獲得し、大マイナスすれば勝利。さすがにヤバすぎます。 同マナ域のプレインズウォーカー、《解放された者、カーン》は盤面に触る能力が低いことが弱点でしたが、《嵐の目、ウギン》は場に触りすぎです。意味がわかりません。 3ターン目に場の一番強いパーマネントが追放されながら忠誠値9のプレインズウォーカーが立ちはだかるんです。モダンだからとはいえ到底許されることではありません。 もちろん主な主戦場はモダンとなるでしょう。これまでエルドラージの影に隠れていたトロンが復権するかもしれませんね。 しかし、面白いのはトロンのミラーマッチでは強くないという点。《嵐の目、ウギン》の流行でトロンのミラーマッチが増えれば、もしかするとミラー対策で《解放された者、カーン》を採用するデッキが現れるかもしれませんね。 さすがにめちゃくちゃ強いカードだと思います。対峙するのが既に恐ろしくなっています。 土地 3位《偉大なるアラシンの都》 今回のレア土地は、各氏族に割り振られており、この《偉大なるアラシンの都》はアブザンなので、《平地》か《森》をコントロールしているとアンタップ状態で戦場に出すことができます。もちろん諜報ランドでもアンタップインしてくれます。 アブザンは墓地のクリーチャーを追放することで1/1のスピリットを生成してくれます。昔あった《ムーアランドの憑依地》に近いですね。 ちょうど緑黒には《陰湿な根》というカードがあり、《偉大なるアラシンの都》は相性抜群です。 アンタップインの土地についている能力と考えれば十分すぎる性能です。個人的には《見捨てられたぬかるみ、竹沼》より便利かなと思いますね。 2位《コーリ山の僧院》 ジェスカイの土地はいわゆる衝動的ドロー。起動は4マナと重いですが、次の自分のターンの終了時までプレイできるので、相手ターンのエンドに起動して自分のターンに使用することができます。 マナフラッド受けとしてはかなり優秀なので、こちらもよく使われそうです。アグロよりはコントロールデッキなどで見ることの方が多そうです。 1位《湧霧の村》 そして1位は当然このカードです。次に唱える呪文が打ち消されなくなるという破格の能力を、(この土地を含めて)たった2マナで付与できます。 今でも下環境のコンボデッキで採用されることがある《すべてを護るもの、母聖樹》が伝説でタップインかつ、マナを出すたびに2点を支払い、更にインスタント・ソーサリーにしか有効でないことを考えると、凄まじい進化と言えるでしょう。 ティムールカラーなので使用するデッキも完璧です。コンボは大体青いですからね。モダンやレガシーではフェッチランドからショックランドやデュアルランドをサーチするので、《湧霧の村》はほぼアンタップインとなります。 《すべてを護るもの、母聖樹》と違い、早いターンの仕掛けができないのは残念ですが、それ以外は完璧です。 色々なコンボデッキで見ることになるのではないでしょうか。 総合トップ5 5位《冬夜の物語》 4位《コーリ鋼の短刀》 3位《湧霧の村》 2位《勝利の楽士》 1位《嵐の目、ウギン》 今回の記事で気になったカードや試してみたいカードが出てきたら、ぜひGOOD GAMEでシングルカードをお買い求めください!! ご購入はこちらから それではまた!
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《死の国からの脱出》禁止で《オパールのモックス》を持て余した人に捧ぐ、オパモデッキ三選!
こんにちは。 細川 侑也(@yuyan_mtg)です。 昨夜、各フォーマットの禁止改訂が発表されました。 モダンでは《死の国からの脱出》が禁止。 レガシーでは《まき散らす菌糸生物》《カザド=ドゥームのトロール》が禁止。 パウパーでは《日を浴びる繁殖鱗》《カルドーサの再誕》《命取りの論争》が禁止となり、《予言のプリズム》《満潮》が解禁されました。 《死の国からの脱出》のモダン禁止は、最早異論を唱えるプレイヤーが一人もいないほど、当然の結果と言えるでしょう。 以前から存在していたアーキタイプではありましたが、《オパールのモックス》が解禁したことで2ターンキルが可能となり、速度と粘り強さを持った1枚コンボとして、モダントーナメントを席巻していました。 単純なデッキの強さもさることながら、《死の国からの脱出》ミラーマッチはとにかくゲームが長引いてしまい、トーナメントの進行にも多大な影響を及ぼしていました。 環境とトーナメントを不健全にしており、2つの観点から見て、妥当な禁止と言えるでしょう。 さて、本日の記事は……禁止改訂後の環境についてモダン・レガシー・パウパーの考察を行おうとしましたが、レガシーとパウパーに関してはオ恥ずかしながら無知なので、今回はモダン! 《死の国からの脱出》が禁止になり、《オパールのモックス》が手元に余ってしまった人に捧げる、《オパールのモックス》を使ったモダンデッキの紹介です! 紹介デッキ 親和 アスモフード ランタンコントロール 親和 モダンリーグ : 5-0 By Skpchino まずご紹介するのは「アーティファクトデッキと言えば」でまず思い浮かぶ方も多いであろう、親和です。 アーティファクトの数だけコストが下がる親和能力を最大限まで活かすべく、大量のアーティファクトを並べるデッキで、当然ながら0マナのアーティファクトで、しかもマナの出る《オパールのモックス》は、親和を一つ上のステージに押し上げるカードです。 親和と書かれたカードは《思考の監視者》しか入っていませんが、アーティファクトをタップすることでマナにあてられる即席を持つ《河童の砲手》もほぼ親和カード。これに《湖に潜む者、エムリー》を加えた計10枚が、アーティファクトでどんどんコストが軽くなっていきます。 《思考の監視者》は2ドロー、《湖に潜む者、エムリー》は墓地から《ミシュラのガラクタ》や《思考の監視者》を唱えればリソースになり、《トーモッドの墓所》による妨害、《上天の呪文爆弾》ならバウンスと、状況に応じて様々な仕事をこなしてくれる器用なカード。 《河童の砲手》は非常に攻撃的なクリーチャー。護法(4)は重すぎて払うことはほぼ不可能なので実質呪禁。しかもどんどんサイズが上がっていくので、戦場に出た次のターンには8/8ぐらいにはなっており、2回のアタックで人が死にます。 序盤のクリーチャーは《エスパーの歩哨》で、こちらもアーティファクト。《オークの弓使い》という天敵さえいなければ非常に強いカードですね。金属術や親和に貢献しながら、相手の動きを制限し、時にはカードをもたらしてくれます。 一方の《知りたがりの学徒、タミヨウ》はクリーチャーではないものの、生み出す手がかりはアーティファクト。たった1マナで、攻撃するだけでアーティファクトを作り続けるカードと考えると強力ですね。 除去枠として入っている《ポータブル・ホール》もアーティファクトなので、1マナ域のすべてのカードがアーティファクトとなっています。 そしてアーティファクトが大量に入っているデッキなら当然、《ウルザの物語》も採用されています。このデッキから出るトークンのサイズはデカい!デカすぎる。もう軽くフィニッシャークラスです。 1ターン目に《ウルザの物語》、《ミシュラのガラクタ》、《オパールのモックス》、1マナのアーティファクトを出してターンを返し、2ターン目から《ウルザの物語》を起動し続けるだけでも十分に勝ててしまうでしょう。 このデッキなら1マナの《マナ漏出》になる《金属の叱責》もあり、ハマった時は全能感すらあります。 《オパールのモックス》をまだまだ使い倒したいならこのデッキでしょう! アスモフード モダンリーグ : 5-0 By dr_gingy 王道の親和ではなく、ちょっと墓地も使ったトリッキーなデッキが好きな方には、アスモフードがぴったりかもしれません。 アスモフードは、その名の通り《アスモラノマルディカダイスティナカルダカール》を主軸に据えたデッキ。アスモがサーチする《地獄料理書》が食物を作ることから、アスモフードと呼ばれています。 この《地獄料理書》は、タップで手札を捨てることで食物を生成できるため、たった1枚と1マナで2つのアーティファクトを出せるため、《オパールのモックス》との相性が抜群です。1ターン目に《地獄料理書》を置き、起動して食物を出し、《オパールのモックス》から《アスモラノマルディカダイスティナカルダカール》を唱えて2枚目の《地獄料理書》をサーチするのが黄金パターンです。 《地獄料理書》は手札を捨てて食物を出すため、連発できないのが悩みですが、それを解決するのが《楕円競走の無謀者》。ただの4マナ4/2クリーチャーですが、それは戦場にいる場合。墓地にある時にアーティファクトが戦場に出ると、墓地から手札に帰ってきてくれます。 つまり、《地獄料理書》のコストで《楕円競走の無謀者》を捨てると、アーティファクトである食物が戦場に出るので、手札に戻ってくるのです。この2枚が揃うと無料で料理が作れてしまいます。 《地獄料理書》が2枚あれば毎ターン2枚の食物が出るので、《アスモラノマルディカダイスティナカルダカール》で6点を打てますし、《ウルザの物語》のトークンのサイズも膨れ上がっていきます。 そんなアスモフードは《オパールのモックス》解禁後、『霊気走破』でも更に新戦力を獲得しています。 それが《忍耐の記念碑》です。 手札からカードを捨てるたびに宝物生成・ドロー・3点ルーズのいずれかを選べるアーティファクト。3マナと重いですが、その分効果は大きいですね。特に《地獄料理書》で《楕円競走の無謀者》を捨てられなかった時に手札が減ってしまうのが悩みだったのですが、《忍耐の記念碑》があればドローできるので、毎ターン食物を出しても手札が減らなくなりました。 それどころか、《楕円競走の無謀者》があればどんどんカードが増えていきますし、複数枚の《地獄料理書》が出ればドローしながら3点ルーズしたりと、単体でフィニッシャーとなってくれます。 《忍耐の記念碑》は特にサイド後に墓地対策を受けた時に強力です。《楕円競走の無謀者》の無限回収を封じられても食物を作り続けられるのは非常に魅力的で、墓地依存度はかなり下がりました。 そして『霊気走破』からの新戦力として忘れてはならないもう1枚のカードが《略奪するアオザメ》。こちらも手札を捨てることで能力が誘発するクリーチャー。サイズがどんどんでかくなっていきます。 《地獄料理書》との相性は言わずもがな。《通りの悪霊》や《信仰無き物あさり》でも大きくなるので、1ターン目に出せた時の打点は1マナクリーチャーの中でも最高峰です。 カードを捨てる手段でもあり、捨てた時のボーナスもある夢のようなカードが《太陽の執事長、インティ》。 《略奪するアオザメ》や《忍耐の記念碑》を誘発させつつ、巨大サイズの《ウルザの物語》トークンにトランプルを付与しながら、リソースも稼いでくれます。手札を捨てるとライブラリートップを追放してプレイでじるので、《地獄料理書》でカードを捨てても誘発してくれます。 アスモフードは赤単ながら、攻めては《略奪するアオザメ》、守っては《アスモラノマルディカダイスティナカルダカール》と、攻守に渡って優れたデッキで、しかも非常にアドバンテージ獲得手段にも長けており、一筋縄では対処できません。 これまではブリーチ対策として採用されていた《溜め込み屋のアウフ》に苦しめられていましたが、新環境では輝くデッキかもしれませんね! ランタンコントロール モダンチャレンジ : 4-2 By Taddy_99 そんな普通の《オパールのモックス》の使い方では満足できない… 贅沢なお悩みをお持ちの方、ランタンコントロールというデッキはご存じでしょうか? ランタンコントロールは、Zac Elsikという稀代のデッキビルダーが作り、グランプリでの上位入賞を経て、グランプリオクラホマシティで見事優勝を収めたことで一気にその名が広まったデッキ。 その後、プロツアー『イクサランの相克』も制し、対戦・観戦をするプレイヤーたちに、トラウマのようなものを植え付け、《オパールのモックス》の禁止と共にモダンを去っていきました。 なぜトラウマになってしまうのか?それはこのデッキの動きを説明しなければわかりませんね。 まずこのデッキの主役は《洞察のランタン》。 「お互いのライブラリーの一番上を公開し、これを生け贄にすると、プレイヤー1人が自分のデッキをシャッフルする」この一見毒にも薬にもならなそうなアーティファクトが、ランタンコントロールの要になります。 お互いのライブラリーの一番上を公開するということは、相手が次に何をドローするのかわかります。たとえばその公開されたカードがずっと土地だったとしたら、相手は毎ターン土地しかドローできないので、場と手札さえ処理してしまえば、ゲームに勝てるとは思いませんか? そんなゲームプランを大真面目に目指しているのがこのランタンコントロールなのです。 《写本裁断機》は自分か相手のライブラリーを1枚切削するカード。《伏魔殿のピュクシス》はお互いのライブラリーの一番上を追放するので、ほぼ同じ役割。この2種類のカードを戦場に限りなくたくさん並べ続けて、相手の有効牌だけを落とし続け、相手に土地や除去を引かせ続けるロックデッキ。それがランタンコントロールの正体。 相手の次のドローが土地だった場合は《写本裁断機》は自分に起動することで、不要なカードを墓地に落としてドローの質を上昇させることができます。《伏魔殿のピュクシス》は《火の怒りのタイタン、フレージ》や《引き裂かれし永劫、エムラクール》など、墓地に落ちた時に厄介なカードを追放できるため、時々《写本裁断機》より役に立ちます。 最初は1~2枚程度のライブラリー切削カードだけなので、ロックとしてはかなりソフトなものですが、《ウルザの物語》のサーチなどもありどんどん切削カードが場に増えていくので、あっという間に不要牌しかドローできないようにされてしまいます。 とはいえ、相手のライブラリーを攻めるカードばかり出していて生き延びれるはずもありません。クリーチャーを止める手段として採用されているのが《罠の橋》。 この《罠の橋》を強く使えるのもランタンコントロールの特徴。デッキが非常に軽いので出したターンにしっかり機能してくれますし、《罠の橋》を割れるカードがメインから数枚入っていたとしても、そのカードだけを切削で的確に落とせば、それだけでゲームに勝利できます。 ボロスエネルギーはメインから《静牢》を採用し、《ゴブリンの砲撃》《ナカティルの最下層民、アジャニ》という飛び道具もあるため、《罠の橋》1枚でゲームに勝つことは本来できません。しかし、それらのカードを排除できるランタンコントロールであれば話は別。 《罠の橋》さえ設置してしまえば、後は《静牢》《ゴブリンの砲撃》《ナカティルの最下層民、アジャニ》さえ相手に引かせなければ勝てるのです。それ以外のすべてのカードは引かせられるので、《写本裁断機》が3枚ある状態なら、相手のライブラリーの上4枚にそれらのカードが連続で積まれてさえいなければ良いのです。 しかもゲームが長引けば2枚目の《罠の橋》がどこかで見つかるので、そうすれば《静牢》も除外でき、いよいよ《ナカティルの最下層民、アジャニ》と《ゴブリンの砲撃》以外のカードでは負けなくなります。《真髄の針》2枚でそれらのカードを指定すれば、負けるカードはなくなるので、ロックが完成。 最終的には4枚の《写本裁断機》と1枚の《伏魔殿のピュクシス》、更に《マイコシンスの庭》2枚で計7回のトップ検閲が毎ターン発生し、速やかにライブラリーアウトで勝利となるわけです。 ランタンコントロールは非常に難解なプレイを要求されるデッキです。目の前に公開されたカードを引かれて良いのか、そもそも相手のデッキには何が入っていて、どのカードがダメなのか。モダンの様々なデッキの知識が求められます。 しかし、その分ロックに嵌めた時の快感は格別です。すべてを掌握しきっての勝利は、コントロールが好きなプレイヤーなら垂涎間違いなしでしょう。 このリストはブリーチがメタゲーム上にいたため、メインから《魂なき看守》が4枚入っていますが、今なら追加の切削手段である《グール呼びの鈴》などが入るかもしれませんね。《根絶》も不要になるでしょうし、6枚ほどスロットが空きますね。 手札破壊とライブラリートップの検閲により、このデッキはヘイトカードを他のデッキよりも強く使えます。メタゲームに合わせて様々な対策カードを採用できるのも強みですね。 《オパールのモックス》解禁前にもファンがランタンコントロールを使用していましたが、やはり今と比べると動きには雲泥の差があります。 8枚の手札破壊にサーチ、《洞察のランタン》に《写本裁断機》と1マナのカードが大量に入っており、特に手札破壊から《洞察のランタン》《写本裁断機》までを速やかに済ませて検閲を行いたいため、《オパールのモックス》で1マナ増えるのは非常に重要です。 ブリーチの後は、ランタンの世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。
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【今週のピックアップデッキ】イゼット果敢/カワウソローナコンボ/青単タイムワープ
こんにちは。 細川 侑也(@yuyan_mtg)です。 今週のピックアップデッキでは、ちょっと珍しいデッキを、軽い解説を交えて紹介していきます。 紹介デッキ イゼット果敢 カワウソローナコンボ 青単タイムワープ イゼット果敢 スタンダードチャレンジ : 5-2 By ScreenwriterNY MTGアリーナ用インポートデータ スタンダードからヴィンテージまで使われているすさまじいドロースペル、《食糧補充》。 これまで3マナソーサリーのドロースペルは、2ドローの《予言》すらスタンダードで採用実績があり、3枚引く《強迫的な研究》は一時代を築き、パイオニアでも5枚から2枚のインスタント・ソーサリーを加える《パズルの欠片》もパイオニアのイゼットフェニックスに採用されるほどでした。 こうして3マナドロー呪文の歴史を振り返ると、いかに《食糧補充》が異常な性能かわかりますね。3マナで5枚見て好きなカード2枚を取れるなんて、ほぼ《時を越えた探索》みたいなものです。 さて、本日紹介するデッキもそんな《食糧補充》を4枚採用しています。 《僧院の速槍》《熾火心の挑戦者》は共にクリーチャー以外の呪文を唱えることでサイズが上がる果敢を持ち、《精鋭射手団の目立ちたがり》はインスタント・ソーサリーに反応してパワーが2つ上がります。 たくさんの呪文を1ターンで唱えることで大ダメージを与えることができるこれらのクリーチャーと火力で相手のライフを削りきる、そんなコンセプトのデッキがこのイゼット果敢。 《稲妻波》は1マナ3点とハイスペックな火力で、《精鋭射手団の目立ちたがり》を出して《稲妻波》を打つだけで6点を削れます。そこに《ショック》が絡み、更に《巨怪の怒り》まで持っていたら、一瞬で15点も削れてしまいます。 この手の果敢デッキで悩みなのが、クリーチャーのサイズを上げる呪文が尽きてしまうこと。そうならないように果敢デッキでは、1マナでカードを引けるようなキャントリップ呪文を採用するのが定番です。ドロースペルなら、サイズを上げながら次の呪文を探しにいけますからね。 しかし、このデッキではキャントリップ呪文は《手練》の2枚しか採用していません。なぜなら、ガッツリと手札を増やすカードが入っているからです。 そう、《食糧補充》です!これにより状況に応じて適切な呪文を手札に加え、次のターンからの攻撃を始められます。 クリーチャーがいないなら、5枚の中からクリーチャーを探したり、本体火力だけで詰め切れる場合は火力をもらったり、更なるリソースを確保したりと、様々な仕事をやってのけます。 特に《精鋭射手団の目立ちたがり》はこのデッキで輝きます。2ターン目に計画しておき、3ターン目に《食糧補充》を唱え、準備ができたところで4ターン目に《精鋭射手団の目立ちたがり》でワンショットキル……なんてことも。 相手は《精鋭射手団の目立ちたがり》に対して除去を構えるため、アクションせずにターンを返してきます。そういった状況で《食糧補充》は最も強いカードと言えます。相手の1ターンを無駄にして、こちらは攻撃の準備を大幅に前進させることができますからね。 果敢と言えば、もちろんこのデッキにも《嵐追いの才能》は採用されています。レベルアップして《食糧補充》を拾えるので、1枚で2つの仕事をやってのけるすごいカードです。 青を採用することで《食糧補充》によるリソース確保と《呪文貫き》を手に入れ、これはどちらも《精鋭射手団の目立ちたがり》と噛み合っています。 《精鋭射手団の目立ちたがり》計画→《食糧補充》で《呪文貫き》を確保→打ち消しを構えながら《精鋭射手団の目立ちたがり》発射の流れは美しい流れです。このデッキの《精鋭射手団の目立ちたがり》は本当に強いですね。 《食糧補充》を攻撃的に使いたいならイゼット果敢で決まり! カワウソローナコンボ パイオニアリーグ : 5-0 By Traft MTGアリーナ用インポートデータ パイオニアでたびたび話題になるコンボ、《侵攻の伝令、ローナ》。カードを引いて捨てるルーター能力を持つ軽くて便利なレジェンドで、スタンダードでも活躍していたカードですが、パイオニアでは「伝説の呪文を唱えるたびにアンタップする」というテキストを悪用されることが多いです。 いわゆるローナコンボは、《侵攻の伝令、ローナ》《モックス・アンバー》《撤回のらせん》による3枚コンボです。《撤回のらせん》を《侵攻の伝令、ローナ》を対象に唱え、《侵攻の伝令、ローナ》をタップしてバウンス能力を《モックス・アンバー》に使用します。戻した《モックス・アンバー》を唱え直すと、伝説を唱えたので《侵攻の伝令、ローナ》がアンタップ。 この工程を無限に繰り返せるので、手札に戻る前に《モックス・アンバー》からマナを出しておけば、無限青マナ・無限にスペルカウント稼ぎが可能になります。 以前はこれが《ジェスカイの隆盛》コンボに組み込まれていました。先ほどの3枚が揃ってもただ無限にマナが出るだけですが、《ジェスカイの隆盛》があれば+1/+1が発生するので、そのままローナを変身させて無限パワーとなったトランプルの《トレイリアの抹消者、ローナ》で殴ったり、そもそも《ジェスカイの隆盛》で無限にライブラリーを掘れるので、他のフィニッシュ手段にアクセスできます。 しかし、今回紹介するのはなんと青単!《ジェスカイの隆盛》はついに不要になりました。 なぜならクリーチャーに実質《ジェスカイの隆盛》がいるからです。それが《渓間の洪水呼び》。 +1/+1修正とアンタップが発生するのはカエルやカワウソや鳥やネズミのみですが、それでも《ジェスカイの隆盛》に変わりはありません。《渓間の洪水呼び》に《撤回のらせん》を打っても、やはりコンボになります。 1.《渓間の洪水呼び》に《撤回のらせん》を唱える。2.《渓間の洪水呼び》をタップして《モックス・アンバー》を手札に戻す。3.《モックス・アンバー》を唱える。《渓間の洪水呼び》がアンタップして+1/+1。4.以下繰り返しで《渓間の洪水呼び》が無限に+1/+1修正を受ける。 《侵攻の伝令、ローナ》と違って無限マナは発生しませんが、無限パンプで一撃で相手を屠れます。 また、《渓間の洪水呼び》は他のカワウソもアンタップさせるので、《カワウソボールの精鋭、キッツァ》がこのコンボの際に場にいれば、無限ルーターも発生します。 《カワウソボールの精鋭、キッツァ》は伝説なので《モックス・アンバー》からもマナが出て、無限マナ+無限ルーターとなり、最終的に無限マナから《この町は狭すぎる》《嵐追いの才能》のコンボで無限にカワウソトークンを出せるようになるので勝利となります。 このデッキに内蔵されているコンボをまとめると、 《侵攻の伝令、ローナ》+《モックス・アンバー》+《撤回のらせん》→無限青マナ 《渓間の洪水呼び》+《モックス・アンバー》+《撤回のらせん》→無限カワウソ+1/+1 この2つが基本となり、無限青マナルートではゴールは《嵐追いの才能》+《この町は狭すぎる》。 《渓間の洪水呼び》ルートでは《カワウソボールの精鋭、キッツァ》など、伝説のクリーチャーがいれば無限マナに、そうでなくともカワウソ1体のダメージが通れば即勝利となります。 最終的に《撤回のらせん》は相手のブロッカーを排除できるので、実はこの無限パワーによるアタックは成立しやすいです。 さて、忘れてはならないのが《変わり谷》。このどう見てもただの土地もカワウソなので、《渓間の洪水呼び》がしっかり反応してくれます。 《変わり谷》をクリーチャー化しておけば、《渓間の洪水呼び》の能力でアンタップするので、呪文を唱えると無色マナのオマケがついてきます。《撤回のらせん》《渓間の洪水呼び》《モックス・アンバー》のループで無限に無色マナが出るというわけです。《嵐追いの才能》のレベルアップをする場面もあるでしょう。 スタンダードで暴れ回る《嵐追いの才能》《この町は狭すぎる》パッケージはこのデッキにも採用されています。 前述のように、無限マナが発生してからの勝ち手段としても有用なだけでなく、《嵐追いの才能》のカワウソトークンは《渓間の洪水呼び》でサイズが上がってビートダウンを敢行できますし、レベル2で《食糧補充》を拾ってコンボパーツを揃えたり、《この町は狭すぎる》のループで無限に妨害を構え続けます。 《この町は狭すぎる》は無限マナ後の勝ち手段であり、それ自体で無限を形成することはできません。しかし、《渓間の洪水呼び》《モックス・アンバー》《嵐追いの才能》など揃った時は、1ターンに大量に呪文を唱えることができ、《渓間の洪水呼び》の複数回誘発から一瞬で勝つことができます。 たとえば《変わり谷》、《島》4枚、《渓間の洪水呼び》、今出したばかりの《カワウソボールの精鋭、キッツァ》、《嵐追いの才能》、《モックス・アンバー》とあるとしましょう。 まず《変わり谷》を自身をタップしてクリーチャー化し、《モックス・アンバー》と《島》から《この町は狭すぎる》を、《モックス・アンバー》と《嵐追いの才能》にキャスト。これでカワウソがすべて+1/+1しつつ《変わり谷》がアンタップ。 《変わり谷》から無色マナを出し、《モックス・アンバー》をキャスト。《変わり谷》がまたアンタップしてマナを出すと、無色2が浮きます。(+2/+2) 《モックス・アンバー》から《嵐追いの才能》をキャスト。《変わり谷》が再びアンタップ。(+3/+3) 《変わり谷》から再び無色を出し、合計で無色3。無色全部と《島》を使って《嵐追いの才能》のレベルをアップ。《この町は狭すぎる》を拾って唱えて、再び《モックス・アンバー》と《嵐追いの才能》を場から回収。もう一度その2枚を唱えると合計で+6/+6の修正が入り、十分に致死量になります。 仮にこの状況で《変わり谷》が複数枚あれば無色マナは大量に出るので、《食糧補充》も実質青1マナだけで打つことができ、そこから《モックス・アンバー》の2枚目などがあれば、更にもう1回《この町は狭すぎる》《嵐追いの才能》ループが可能で、《渓間の洪水呼び》による修正が計4回入り、《変わり谷》1体が12/12になります。もちろん、《撤回のらせん》を引けばそこから無限ルートへ入れます。 コンボパーツ自体は《モックス・アンバー》《撤回のらせん》が必ず絡むことになりますし、除去で妨害できるため、そう簡単には決まってくれませんが、《食糧補充》でパーツをかき集めたり、《嵐追いの才能》《渓間の洪水呼び》によるカワウソビートダウンが魅力のデッキです。 アグロもできるコンボデッキが好きな方なら気に入ること間違いなし! 青単タイムワープ モダンリーグ : 5-0 By majak47 「ずっと俺のターン」カードゲームプレイヤーなら誰しも憧れますよね? モダンでそれがやりたいなら、このデッキしかありません。 初代タイムワープこと《時間のねじれ》は、5マナで追加ターンを獲得できるソーサリー。ターンを得るという行為は、そのターン中に別の強いアクションがなければ、あまり効果は高くありません。よく言われるのが、戦場に何もない状態で打つ《時間のねじれ》はただの《探検》というやつです。追加ターンでカードを引いて土地を置くだけなら、1ドローして追加セットランドできる《探検》と変わらないからです。 そんな追加ターンと相性の良いカードと言えばプレインズウォーカー。マナを使わずに1ターンに1回、忠誠度能力を使用できますからね。《精神を刻む者、ジェイス》を置いて《時間のねじれ》を打てば、0連打で大量のカードを手札に加えられるでしょう。そこから《時間のねじれ》が連鎖していけば、ループは止まらなくなります。 《知りたがりの学徒、タミヨウ》も変身すれば《時間のねじれ》中にどんどん忠誠度を増やせます。しかも《老練の学匠、タミヨウ》のマイナス能力で《時間のねじれ》を回収できるので、単に大マイナスする以外にも使い道があります。というかこっちがメインと言っても良いでしょう。-3で忠誠値を1残して《時間のねじれ》を回収してキャスト。次のターンに+2しながら他の手段で追加ターン。更にその次のターンにもう一度《老練の学匠、タミヨウ》のマイナスを使えるので、《時間のねじれ》を再び回収できます。 2種類目のタイムワープとなるのが《時間の熟達》。通常キャストは7マナの《時間のねじれ》ですが、奇跡で唱えるとたった2マナと破格。6マナあって《時間の熟達》奇跡+《精神を刻む者、ジェイス》で突然ウィンコンディションになります。 奇跡を起こすためにはライブラリーのトップに《時間の熟達》を積み込み必要がありますが。その手段が実に豊富。 既にご紹介した《精神を刻む者、ジェイス》はもちろん、《脈打つ知識》も手札から自由にライブラリートップにカードを置けるので、人為的な奇跡を起こせます。 そしてなんといっても《コジレックの命令》でしょう!エルドラージでお馴染みのこのカードは実は奇跡と相性抜群。占術Xをした後に1ドロー、しかも相手のターンでも可能なので、大量のマナか唱えてトップに《時間の熟達》を積んでドローし、そのまま奇跡で追加ターンに入れます。 トークン生成能力もこのデッキには強力です。《時間のねじれ》+《精神を刻む者、ジェイス》には9マナかかってしまいますが、エルドラージ4体+5マナなら早いターンでも可能です。このデッキと対峙すると、エンド前に突然トークンが出てきて、そこから自分のターンが永遠に来なくなります。恐ろしいですね。 《コジレックの命令》を強く使うために《エルドラージの寺院》と《ウギンの迷宮》が入っているので、相性の良い《虚構漂い》も採用されています。《虚構漂い》の滅殺も1回なら大したことありませんが、《時間のねじれ》や《時間の熟達》で何度も滅殺されれば致命的となるでしょう。 《精神を刻む者、ジェイス》を使い倒して大量のターンを得ていくので、このデッキを回せば脳汁が出ること間違いなし!気持ちよくなりたい方はぜひお試しあれ!
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ゆうやんの選ぶ『タルキール:龍嵐録』各色トップ3!
こんにちは! ゆうやん(@yuyan_mtg)です。 最新セット『タルキール:龍嵐録』がいよいよ4月11日に発売! 今回も注目カードを各色ランキング形式でお届けします! 目次 白 青 黒 赤 緑 マルチカラー 無色 土地 白 3位:《団結の最前線》 たびたび刷られる《集合した中隊》の亜種的なカード。 これまでは《集合した中隊》の二の舞とならないよう、かなりカードパワーが弱めに設定されていましたが、《団結の最前線》は中々のもの。 まず見れるカードが7枚である点。そしてクリーチャーと土地以外と、比較的範囲が広いのもグッド。 最近のスタンダードではエンチャントやアーティファクトも強く、《世話人の才能》+《一時的封鎖》など、リソース+除去のような組み合わせを7枚から選ぶこともできます。 《逃げ場なし》など除去パーマネントも環境に多いですしね。 個人的には《身代わり合成機》と一緒に使ってみたい。《再利用隔室》《身代わり合成機》を《団結の最前線》で出したらさすがに勝ちませんか!? 2位:《嵐の討伐者、エルズペス》 新たなエルズペスはトークンが倍で出る常在型能力を持つ素敵なプレインズウォーカー! 《選定された行進》が大好きで当時はトークンデッキを使っていた僕としては、このカードは外せないですね。 《選定された行進》の弱点は出したターンに何もアクションが取れないことでしたが、《嵐の討伐者、エルズペス》は出してプラスしてトークンが2体出ます。 トークンと言えば《世話人の才能》との相性は抜群で、カードを引きながら、更に《世話人の才能》のレベルアップのトークンも倍になります。 これまで攻撃面がどうしても課題だったトークンデッキは、《嵐の討伐者、エルズペス》によって強化されるのではないでしょうか。 全体除去を打ちながら速やかに盤面を広げて勝利する白系トークンデッキ、考えてみたいですね。 1位:《勝利の楽士》 自分のターンの相手が呪文を唱えられなくなる。かなり強力な能力なのですが、これを2マナのクリーチャーにつけちゃっていいんですか!?《落葉の道三》世代としては涙が止まりませんでした。 オマケのようについている応召も意味がわからないぐらい強いですね。実質このクリーチャーは2マナ3/3ということ。 コンボデッキなどのサイドボードに採用しても打点として見込めますし、普通に《戦導者の号令》と一緒に使っても、打点が跳ね上がって強い! アゾリウスコントロールのミラーマッチなんかで今後使われそう。 青 3位《マラング川の執政》 ザ・スタンダードカードといったドラゴン。 4マナで3ドロー、1ディスカードのインスタント呪文というだけでもまあまあ強い方ですが、6マナで使用すれば2体バウンス。自身のサイズも6/7とかなり頼もしい。 序盤はドローしつつ終盤はフィニッシャーになるので、青系コントロールに1~2枚入れてみても面白そうです。 護法(3)ぐらいつけてほしかったな~。 2位《龍学者》 インスタントかソーサリーかドラゴンが上6枚から手札に入るウィザード。結構な確率で手札にカードが入ってくれますね。 ドラゴンを主軸に据えたクリーチャーデッキで使えるのはもちろん、インスタント・ソーサリーがたくさん入ったコントロールデッキでも使いやすい良いカード。《食糧補充》と枠を争うというよりか、《龍学者》が《食糧補充》を探してきてくれます。 オマケでついてるドラゴンへの呪禁付与も強力で、まずはドラゴンデッキで試してみたい。 1位《冬夜の物語》 昔スタンダードで大活躍していた《強迫的な研究》を思い出すカード。あちらは土地を捨てるか他2枚だったので、クリーチャーを捨てなければいけない《冬夜の物語》の方が少し弱く見えます。 しかし、それは調和能力がない場合!このカードはむしろ調和が本番と言って良いでしょう。 調和は墓地からその呪文をもう1度唱えられる能力。しかもクリーチャーをタップすることで、パワー分だけコストを減らせます。つまりパワーが4のクリーチャーをタップすれば1マナで《冬夜の物語》をキャストできるというわけです。 《冬夜の物語》を切削などで墓地に落とし、軽いパワー4以上のクリーチャーを出して墓地から1マナで調和できたら最高だと思いませんか? それができるのが今のスタンダード。《蓄え放題》などで墓地を肥やして《トレイリアの恐怖》を出すシミックテラーがスタンダードにはいるじゃないですか! これまで《豆の木をのぼれ》にリソースを一任していたシミックテラーに《冬夜の物語》はぴったりです。早く《トレイリアの恐怖》をタップして《冬夜の物語》を1マナで唱えたい。 黒 3位《カルシの帰還者》 《吸血鬼の夜鷲》、強くなりすぎ!! 見た瞬間の感想でした。パワーが上がっただけでなく、死亡時に自分のクリーチャー1体に夜鷲3点セットをプレゼントできます。 しかし悲しいかな、今のスタンダードではタフネス3の3マナ域はお呼びではない……。《逃げ場なし》が強すぎるせいですね。 赤アグロにも相打ちしつつ相続で絆魂を付与できて強いのですが、同マナ域の《分派の説教者》がかなり強いので、使われるかと言われると微妙なところ。タフネス3だと《稲妻の一撃》で焼かれてしまいますからね。 《魂剥ぎ》デッキとかで使うのは面白いかもしれませんね。《魂剥ぎ》で追放して良し、呪禁だけとりあえずついた《魂剥ぎ》を出しておいて後で相続して良しで、相性は良さそうです。 2位《戦略的裏切り》 何かのオマケで墓地を追放するカードは《真っ白》によって構築級であることが証明されました。 それなら《戦略的裏切り》にも十分チャンスはありそうです。 単純な墓地追放として使っても2マナは軽いのでかなり強いですね。普通に布告除去として使っても追放布告なので悪くありません。 色んなフォーマットのサイドボードに入りうるカード。 1位《陥没孔の偵察員》 2マナで攻撃するたびにトークンが増えていくのは破格の性能。2マナの《分派の説教者》……は言い過ぎですが。 ディミーアミッドレンジはクリーチャーを横並びにすると《悪夢滅ぼし、魁渡》《永劫の好奇心》が運用しやすいので、《陥没孔の偵察員》は相性が良いのではないでしょうか。 自身が飛行なのも偉いですね。トークンを出しつつ自身を《悪夢滅ぼし、魁渡》の忍術で戻し、返しにスピリットのブロッカーが立つ。噛み合ってます。 赤 3位《龍へと昇る者、サルカン》 ドラゴンの後見を受けていると宝物を生成する2マナのサルカン。 更にドラゴンが出るたびに自身を強化して飛行と、ドラゴンデッキの中核を担う存在です。 正直書いてあることはめちゃくちゃ強いですが、ドラゴンは比較的重めなのが残念なポイント。《雷破の執政》のような攻撃的な4マナのドラゴンが欲しかったですね。 《マグマのヘルカイト》は悪くなさそうですが、後手だと土地を縛る意味が薄く感じてしまいます。 2位《嵐鱗の末裔》 ストームを持つドラゴン。一見ネタっぽいカードですが、小さいストームで効果大なので、モダンのストームのサイドに入るかもしれません。 《巣穴からの総出》はストーム4で10体を出すと2ターンクロックですが、《嵐鱗の末裔》はストーム1で10点クロック。ストームが2になると6/6が3体なのでほぼ1ターンで相手を倒せます。 《ドラゴンの嵐》も強くなりました。ストーム1の《ドラゴンの嵐》で《龍王コラガン》《嵐鱗の末裔》とサーチすると、《嵐鱗の末裔》×2で10点、《龍王コラガン》で8点の18点。ストーム1で相手を倒せるようになりました。 実はかなり注目しています。 1位《コーリ鋼の短刀》 いや、めっちゃ強くないですか!?このカード。 2つ目の呪文を唱えるだけで果敢モンクを生成するだけでもまあまあなのに、そのおまけが速攻とトランプルを付与する装備品! 3ターン目に《コーリ鋼の短刀》からキャントリップを打つだけで2/2速攻で殴れるのはかなりアツい! スタンダードでは果敢系デッキで使いたいですね。《食糧補充》でリソースを確保して毎ターンモンクを生成したいです。 パイオニアでもイゼットフェニックスのサイドプランの1つになるのではないでしょうか?最終的に《ストーム・ジャイアントの聖堂》が《コーリ鋼の短刀》を握りしめて8/8トランプルで殴る姿も見えました。 緑 3位《雨とばりの再生者》 《アガサの魂の大釜》大好き人間としてはこのカードを入れないわけにはいきませんでした。 大釜で煮込んだ瞬間大量のマナが出ること間違いなし。普通に出しても切削で墓地を肥やせるので、相性は良いですね。 2位《群れの家宝》 序盤はマナ加速、中盤以降はリソースになるグッドカード。ドラゴン系のデッキを組むならばまず入れたいですね。 《龍へと昇る者、サルカン》か《群れの家宝》でマナ加速して3ターン目に4マナのドラゴンという動きが基本になりそうなので、やはりドラゴンデッキで大事なのは4マナ域。 《退廃的なドラゴン》はもしかしたら今後使われるようになるかも? 1位《自然の律動》 クリーチャーサーチ呪文に調和が付いたお得な1枚。《破滅の終焉》に似たカードですね。 どんなクリーチャーでもサーチできるので使い勝手が良いですが、個人的には《エルフの大ドルイド》と組み合わせてみたい。 《エルフの大ドルイド》をサーチしつつ、その《エルフの大ドルイド》から出した大量のマナで調和して《孔蹄のビヒモス》という流れ、美しくないですか?しかもこれを今ならスタンダードで実現できます! 後は個人的に思い入れのあるデッキ、タメシブルームですね!《現実の設計者、タメシ》をサーチしつつ、最終的に《耕作する巨躯》になるので、《破滅の終焉》より強そう。 マルチカラー 3位《漆黒洞穴の包囲》 氏族たちが手を組む激アツ包囲サイクルから、アブザンとスゥルタイの包囲である《漆黒洞穴の包囲》をチョイスしました。 今回の包囲サイクルは2枚引いてそれぞれの氏族で置くことで力を発揮するデザインとなっており、そのため1枚だけ戦場にある場合は比較的弱め……なのですが、《漆黒洞穴の包囲》はどちらも強めです。 スゥルタイ側では、クリーチャーにカウンターを置くたびに1ドローし、アブザン側は攻撃クリーチャーに+1/+1を置きつつ、威迫を付与。アブザン側だけでも結構強いカードです。 +1/+1カウンターを置くのも地図を起動してドローできたりとそれなりに手軽。パイオニアの《硬化した鱗》デッキも強化されましたね! 2位《跨龍兵の突撃》 上陸だけで4/4飛行が出るのはかなり強力。 《跨龍兵の突撃》を意識してデッキを組む場合、おそらく上陸を1ターンで何度も達成するために、マナ加速がデッキに入るはず。そうするとマナ加速から4ターン目に《跨龍兵の突撃》を唱えたりするので、必然的に盤面への対応は疎かとなるでしょう。 そこで《跨龍兵の突撃》の出た時に3点を与える能力もしみてきますね。この能力をつけたことで構築級になっていると思います。 《事件現場の分析者》がアップを始めそうです。 1位《歌作りの魔道士》 巷ではティムール《瞬唱の魔道士》とも呼ばれている新たな魔道士。確かにその性能は《瞬唱の魔道士》と比べて見劣りしません。 一見すると1マナ重くマナ拘束がきつくなり、完全下位互換のようですが、フラッシュバックではなく調和を付与するのがポイント。重い呪文を軽く唱えられるのです。 《歌作りの魔道士》は3/2で、調和コストにあてられるので、(3)マナ分を軽減することができます。シングルシンボルの4マナの呪文であれば僅か1マナでキャストできるのは、《瞬唱の魔道士》との大きな違いです。 もちろんもっとパワーの大きいクリーチャーがいれば更にコストは軽減できます。《ジェスカイの啓示》を《歌作りの魔道士》で使い回す豪快なデッキとかが組めるかもしれません。 関係ないですが、もし初音ミクのSecret Lairを今から作るとしたら、《歌作りの魔道士》は確実に入りますね。 無色 2位《モックス・ジャスパー》 今回のモックスはドラゴンがいる時しか起動できないと中々曲者。 重いドラゴンを出すためにマナ加速がしたいのに、ドラゴンがいないと使えない。そのためまあまあ使いづらいモックスな印象です。 とはいえ、ドラゴンがいる時は好きな色マナが出るのは中々優秀。コントロールしているドラゴンの色しか出なかったらイマイチかなと思いましたが、好きなマナが出るなら、3~4マナ域のドラゴンから重くてマナ拘束の強いドラゴンへ繋げることはできそうです。 ドラゴンを出してモックスから1マナを構えられるのもなかなか。《頑固な否認》なんかをパイオニアでは構えられそうですね。スタンダードでも《呪文貫き》や、今回の《幽体の否認》を構える動きができそう。 1位《嵐の目、ウギン》 強すぎて意味がわかりません。 無色の呪文を唱えるたびにパーマネントを追放と書いてあるだけでもやばいのに、戦場に出た時にも追放できる。 プラス能力を使えばライフゲインと1ドロー、0では無色が3マナ出るので、そこから無色の呪文を唱えてパーマネント追放が可能です。 7マナのプレインズウォーカーで盤面に触りまくりながらリソースを獲得し、大マイナスすれば勝利。さすがにヤバすぎます。 同マナ域のプレインズウォーカー、《解放された者、カーン》は盤面に触る能力が低いことが弱点でしたが、《嵐の目、ウギン》は場に触りすぎです。意味がわかりません。 3ターン目に場の一番強いパーマネントが追放されながら忠誠値9のプレインズウォーカーが立ちはだかるんです。モダンだからとはいえ到底許されることではありません。 もちろん主な主戦場はモダンとなるでしょう。これまでエルドラージの影に隠れていたトロンが復権するかもしれませんね。 しかし、面白いのはトロンのミラーマッチでは強くないという点。《嵐の目、ウギン》の流行でトロンのミラーマッチが増えれば、もしかするとミラー対策で《解放された者、カーン》を採用するデッキが現れるかもしれませんね。 さすがにめちゃくちゃ強いカードだと思います。対峙するのが既に恐ろしくなっています。 土地 3位《偉大なるアラシンの都》 今回のレア土地は、各氏族に割り振られており、この《偉大なるアラシンの都》はアブザンなので、《平地》か《森》をコントロールしているとアンタップ状態で戦場に出すことができます。もちろん諜報ランドでもアンタップインしてくれます。 アブザンは墓地のクリーチャーを追放することで1/1のスピリットを生成してくれます。昔あった《ムーアランドの憑依地》に近いですね。 ちょうど緑黒には《陰湿な根》というカードがあり、《偉大なるアラシンの都》は相性抜群です。 アンタップインの土地についている能力と考えれば十分すぎる性能です。個人的には《見捨てられたぬかるみ、竹沼》より便利かなと思いますね。 2位《コーリ山の僧院》 ジェスカイの土地はいわゆる衝動的ドロー。起動は4マナと重いですが、次の自分のターンの終了時までプレイできるので、相手ターンのエンドに起動して自分のターンに使用することができます。 マナフラッド受けとしてはかなり優秀なので、こちらもよく使われそうです。アグロよりはコントロールデッキなどで見ることの方が多そうです。 1位《湧霧の村》 そして1位は当然このカードです。次に唱える呪文が打ち消されなくなるという破格の能力を、(この土地を含めて)たった2マナで付与できます。 今でも下環境のコンボデッキで採用されることがある《すべてを護るもの、母聖樹》が伝説でタップインかつ、マナを出すたびに2点を支払い、更にインスタント・ソーサリーにしか有効でないことを考えると、凄まじい進化と言えるでしょう。 ティムールカラーなので使用するデッキも完璧です。コンボは大体青いですからね。モダンやレガシーではフェッチランドからショックランドやデュアルランドをサーチするので、《湧霧の村》はほぼアンタップインとなります。 《すべてを護るもの、母聖樹》と違い、早いターンの仕掛けができないのは残念ですが、それ以外は完璧です。 色々なコンボデッキで見ることになるのではないでしょうか。 総合トップ5 5位《冬夜の物語》 4位《コーリ鋼の短刀》 3位《湧霧の村》 2位《勝利の楽士》 1位《嵐の目、ウギン》 今回の記事で気になったカードや試してみたいカードが出てきたら、ぜひGOOD GAMEでシングルカードをお買い求めください!! ご購入はこちらから それではまた!
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《死の国からの脱出》禁止で《オパールのモックス》を持て余した人に捧ぐ、オパモデッキ三選!
こんにちは。 細川 侑也(@yuyan_mtg)です。 昨夜、各フォーマットの禁止改訂が発表されました。 モダンでは《死の国からの脱出》が禁止。 レガシーでは《まき散らす菌糸生物》《カザド=ドゥームのトロール》が禁止。 パウパーでは《日を浴びる繁殖鱗》《カルドーサの再誕》《命取りの論争》が禁止となり、《予言のプリズム》《満潮》が解禁されました。 《死の国からの脱出》のモダン禁止は、最早異論を唱えるプレイヤーが一人もいないほど、当然の結果と言えるでしょう。 以前から存在していたアーキタイプではありましたが、《オパールのモックス》が解禁したことで2ターンキルが可能となり、速度と粘り強さを持った1枚コンボとして、モダントーナメントを席巻していました。 単純なデッキの強さもさることながら、《死の国からの脱出》ミラーマッチはとにかくゲームが長引いてしまい、トーナメントの進行にも多大な影響を及ぼしていました。 環境とトーナメントを不健全にしており、2つの観点から見て、妥当な禁止と言えるでしょう。 さて、本日の記事は……禁止改訂後の環境についてモダン・レガシー・パウパーの考察を行おうとしましたが、レガシーとパウパーに関してはオ恥ずかしながら無知なので、今回はモダン! 《死の国からの脱出》が禁止になり、《オパールのモックス》が手元に余ってしまった人に捧げる、《オパールのモックス》を使ったモダンデッキの紹介です! 紹介デッキ 親和 アスモフード ランタンコントロール 親和 モダンリーグ : 5-0 By Skpchino まずご紹介するのは「アーティファクトデッキと言えば」でまず思い浮かぶ方も多いであろう、親和です。 アーティファクトの数だけコストが下がる親和能力を最大限まで活かすべく、大量のアーティファクトを並べるデッキで、当然ながら0マナのアーティファクトで、しかもマナの出る《オパールのモックス》は、親和を一つ上のステージに押し上げるカードです。 親和と書かれたカードは《思考の監視者》しか入っていませんが、アーティファクトをタップすることでマナにあてられる即席を持つ《河童の砲手》もほぼ親和カード。これに《湖に潜む者、エムリー》を加えた計10枚が、アーティファクトでどんどんコストが軽くなっていきます。 《思考の監視者》は2ドロー、《湖に潜む者、エムリー》は墓地から《ミシュラのガラクタ》や《思考の監視者》を唱えればリソースになり、《トーモッドの墓所》による妨害、《上天の呪文爆弾》ならバウンスと、状況に応じて様々な仕事をこなしてくれる器用なカード。 《河童の砲手》は非常に攻撃的なクリーチャー。護法(4)は重すぎて払うことはほぼ不可能なので実質呪禁。しかもどんどんサイズが上がっていくので、戦場に出た次のターンには8/8ぐらいにはなっており、2回のアタックで人が死にます。 序盤のクリーチャーは《エスパーの歩哨》で、こちらもアーティファクト。《オークの弓使い》という天敵さえいなければ非常に強いカードですね。金属術や親和に貢献しながら、相手の動きを制限し、時にはカードをもたらしてくれます。 一方の《知りたがりの学徒、タミヨウ》はクリーチャーではないものの、生み出す手がかりはアーティファクト。たった1マナで、攻撃するだけでアーティファクトを作り続けるカードと考えると強力ですね。 除去枠として入っている《ポータブル・ホール》もアーティファクトなので、1マナ域のすべてのカードがアーティファクトとなっています。 そしてアーティファクトが大量に入っているデッキなら当然、《ウルザの物語》も採用されています。このデッキから出るトークンのサイズはデカい!デカすぎる。もう軽くフィニッシャークラスです。 1ターン目に《ウルザの物語》、《ミシュラのガラクタ》、《オパールのモックス》、1マナのアーティファクトを出してターンを返し、2ターン目から《ウルザの物語》を起動し続けるだけでも十分に勝ててしまうでしょう。 このデッキなら1マナの《マナ漏出》になる《金属の叱責》もあり、ハマった時は全能感すらあります。 《オパールのモックス》をまだまだ使い倒したいならこのデッキでしょう! アスモフード モダンリーグ : 5-0 By dr_gingy 王道の親和ではなく、ちょっと墓地も使ったトリッキーなデッキが好きな方には、アスモフードがぴったりかもしれません。 アスモフードは、その名の通り《アスモラノマルディカダイスティナカルダカール》を主軸に据えたデッキ。アスモがサーチする《地獄料理書》が食物を作ることから、アスモフードと呼ばれています。 この《地獄料理書》は、タップで手札を捨てることで食物を生成できるため、たった1枚と1マナで2つのアーティファクトを出せるため、《オパールのモックス》との相性が抜群です。1ターン目に《地獄料理書》を置き、起動して食物を出し、《オパールのモックス》から《アスモラノマルディカダイスティナカルダカール》を唱えて2枚目の《地獄料理書》をサーチするのが黄金パターンです。 《地獄料理書》は手札を捨てて食物を出すため、連発できないのが悩みですが、それを解決するのが《楕円競走の無謀者》。ただの4マナ4/2クリーチャーですが、それは戦場にいる場合。墓地にある時にアーティファクトが戦場に出ると、墓地から手札に帰ってきてくれます。 つまり、《地獄料理書》のコストで《楕円競走の無謀者》を捨てると、アーティファクトである食物が戦場に出るので、手札に戻ってくるのです。この2枚が揃うと無料で料理が作れてしまいます。 《地獄料理書》が2枚あれば毎ターン2枚の食物が出るので、《アスモラノマルディカダイスティナカルダカール》で6点を打てますし、《ウルザの物語》のトークンのサイズも膨れ上がっていきます。 そんなアスモフードは《オパールのモックス》解禁後、『霊気走破』でも更に新戦力を獲得しています。 それが《忍耐の記念碑》です。 手札からカードを捨てるたびに宝物生成・ドロー・3点ルーズのいずれかを選べるアーティファクト。3マナと重いですが、その分効果は大きいですね。特に《地獄料理書》で《楕円競走の無謀者》を捨てられなかった時に手札が減ってしまうのが悩みだったのですが、《忍耐の記念碑》があればドローできるので、毎ターン食物を出しても手札が減らなくなりました。 それどころか、《楕円競走の無謀者》があればどんどんカードが増えていきますし、複数枚の《地獄料理書》が出ればドローしながら3点ルーズしたりと、単体でフィニッシャーとなってくれます。 《忍耐の記念碑》は特にサイド後に墓地対策を受けた時に強力です。《楕円競走の無謀者》の無限回収を封じられても食物を作り続けられるのは非常に魅力的で、墓地依存度はかなり下がりました。 そして『霊気走破』からの新戦力として忘れてはならないもう1枚のカードが《略奪するアオザメ》。こちらも手札を捨てることで能力が誘発するクリーチャー。サイズがどんどんでかくなっていきます。 《地獄料理書》との相性は言わずもがな。《通りの悪霊》や《信仰無き物あさり》でも大きくなるので、1ターン目に出せた時の打点は1マナクリーチャーの中でも最高峰です。 カードを捨てる手段でもあり、捨てた時のボーナスもある夢のようなカードが《太陽の執事長、インティ》。 《略奪するアオザメ》や《忍耐の記念碑》を誘発させつつ、巨大サイズの《ウルザの物語》トークンにトランプルを付与しながら、リソースも稼いでくれます。手札を捨てるとライブラリートップを追放してプレイでじるので、《地獄料理書》でカードを捨てても誘発してくれます。 アスモフードは赤単ながら、攻めては《略奪するアオザメ》、守っては《アスモラノマルディカダイスティナカルダカール》と、攻守に渡って優れたデッキで、しかも非常にアドバンテージ獲得手段にも長けており、一筋縄では対処できません。 これまではブリーチ対策として採用されていた《溜め込み屋のアウフ》に苦しめられていましたが、新環境では輝くデッキかもしれませんね! ランタンコントロール モダンチャレンジ : 4-2 By Taddy_99 そんな普通の《オパールのモックス》の使い方では満足できない… 贅沢なお悩みをお持ちの方、ランタンコントロールというデッキはご存じでしょうか? ランタンコントロールは、Zac Elsikという稀代のデッキビルダーが作り、グランプリでの上位入賞を経て、グランプリオクラホマシティで見事優勝を収めたことで一気にその名が広まったデッキ。 その後、プロツアー『イクサランの相克』も制し、対戦・観戦をするプレイヤーたちに、トラウマのようなものを植え付け、《オパールのモックス》の禁止と共にモダンを去っていきました。 なぜトラウマになってしまうのか?それはこのデッキの動きを説明しなければわかりませんね。 まずこのデッキの主役は《洞察のランタン》。 「お互いのライブラリーの一番上を公開し、これを生け贄にすると、プレイヤー1人が自分のデッキをシャッフルする」この一見毒にも薬にもならなそうなアーティファクトが、ランタンコントロールの要になります。 お互いのライブラリーの一番上を公開するということは、相手が次に何をドローするのかわかります。たとえばその公開されたカードがずっと土地だったとしたら、相手は毎ターン土地しかドローできないので、場と手札さえ処理してしまえば、ゲームに勝てるとは思いませんか? そんなゲームプランを大真面目に目指しているのがこのランタンコントロールなのです。 《写本裁断機》は自分か相手のライブラリーを1枚切削するカード。《伏魔殿のピュクシス》はお互いのライブラリーの一番上を追放するので、ほぼ同じ役割。この2種類のカードを戦場に限りなくたくさん並べ続けて、相手の有効牌だけを落とし続け、相手に土地や除去を引かせ続けるロックデッキ。それがランタンコントロールの正体。 相手の次のドローが土地だった場合は《写本裁断機》は自分に起動することで、不要なカードを墓地に落としてドローの質を上昇させることができます。《伏魔殿のピュクシス》は《火の怒りのタイタン、フレージ》や《引き裂かれし永劫、エムラクール》など、墓地に落ちた時に厄介なカードを追放できるため、時々《写本裁断機》より役に立ちます。 最初は1~2枚程度のライブラリー切削カードだけなので、ロックとしてはかなりソフトなものですが、《ウルザの物語》のサーチなどもありどんどん切削カードが場に増えていくので、あっという間に不要牌しかドローできないようにされてしまいます。 とはいえ、相手のライブラリーを攻めるカードばかり出していて生き延びれるはずもありません。クリーチャーを止める手段として採用されているのが《罠の橋》。 この《罠の橋》を強く使えるのもランタンコントロールの特徴。デッキが非常に軽いので出したターンにしっかり機能してくれますし、《罠の橋》を割れるカードがメインから数枚入っていたとしても、そのカードだけを切削で的確に落とせば、それだけでゲームに勝利できます。 ボロスエネルギーはメインから《静牢》を採用し、《ゴブリンの砲撃》《ナカティルの最下層民、アジャニ》という飛び道具もあるため、《罠の橋》1枚でゲームに勝つことは本来できません。しかし、それらのカードを排除できるランタンコントロールであれば話は別。 《罠の橋》さえ設置してしまえば、後は《静牢》《ゴブリンの砲撃》《ナカティルの最下層民、アジャニ》さえ相手に引かせなければ勝てるのです。それ以外のすべてのカードは引かせられるので、《写本裁断機》が3枚ある状態なら、相手のライブラリーの上4枚にそれらのカードが連続で積まれてさえいなければ良いのです。 しかもゲームが長引けば2枚目の《罠の橋》がどこかで見つかるので、そうすれば《静牢》も除外でき、いよいよ《ナカティルの最下層民、アジャニ》と《ゴブリンの砲撃》以外のカードでは負けなくなります。《真髄の針》2枚でそれらのカードを指定すれば、負けるカードはなくなるので、ロックが完成。 最終的には4枚の《写本裁断機》と1枚の《伏魔殿のピュクシス》、更に《マイコシンスの庭》2枚で計7回のトップ検閲が毎ターン発生し、速やかにライブラリーアウトで勝利となるわけです。 ランタンコントロールは非常に難解なプレイを要求されるデッキです。目の前に公開されたカードを引かれて良いのか、そもそも相手のデッキには何が入っていて、どのカードがダメなのか。モダンの様々なデッキの知識が求められます。 しかし、その分ロックに嵌めた時の快感は格別です。すべてを掌握しきっての勝利は、コントロールが好きなプレイヤーなら垂涎間違いなしでしょう。 このリストはブリーチがメタゲーム上にいたため、メインから《魂なき看守》が4枚入っていますが、今なら追加の切削手段である《グール呼びの鈴》などが入るかもしれませんね。《根絶》も不要になるでしょうし、6枚ほどスロットが空きますね。 手札破壊とライブラリートップの検閲により、このデッキはヘイトカードを他のデッキよりも強く使えます。メタゲームに合わせて様々な対策カードを採用できるのも強みですね。 《オパールのモックス》解禁前にもファンがランタンコントロールを使用していましたが、やはり今と比べると動きには雲泥の差があります。 8枚の手札破壊にサーチ、《洞察のランタン》に《写本裁断機》と1マナのカードが大量に入っており、特に手札破壊から《洞察のランタン》《写本裁断機》までを速やかに済ませて検閲を行いたいため、《オパールのモックス》で1マナ増えるのは非常に重要です。 ブリーチの後は、ランタンの世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。
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スポットライトシリーズ参戦!ユトレヒト旅行記
皆さんこんにちは。 チャンピオンズカップファイナルの参加権利を獲得できるエリア予選で日本が盛り上がっていた頃、僕はオランダのユトレヒトに行っていました。 そう、スポットライトシリーズに参加するためです! スポットライトシリーズとは、世界各地で年に数回行われる大型トーナメント。トップ8入賞者には次回のプロツアーの権利が付与される他、賞金や賞品も豪華で、かつてあったグランプリを彷彿とさせるようなイベントです。 日本でも今年開催が決定していますね。 そんなスポットライトシリーズ・ユトレヒトのフォーマットはモダン。しかもトップ8に入ればラスベガスで行われるプロツアー・ファイナルファンタジーに出場できるとのことで、日本から参加してきました! 今回はそのユトレヒトの旅行記と、モダンのデッキ選択のお話になります。 水曜日 旅の始まりは水曜日。 今回は往復7万5000円の超格安便を取ったのですが、その代わりに飛行機の乗り継ぎ時間が20時間、つまり実質1日滞在となる旅券。 なので本戦は土曜日なのですが、日本を出発するのは水曜日です。 まずは羽田空港から北京の北京大興国際空港まで4時間のフライト。 北京大興国際空港は最近できた新しい空港らしく、僕も初めて降りたのですが、非常にきれいな空港で驚きました。 面白かったのは空港の喫煙所。 他の空港では見たことのない、火をつける場所のある喫煙所でした。ちなみに火はつかなかったそうです。 空港のWi-Fiが一切繋がらないことを除けば快適で、空港から迎えのリムジンバスにより10分程度でホテルへ到着。 そこから少し歩いたところに見つけた定食屋に入ります。 久しぶりに来た北京ですが、物価は非常に安く、食べきれないほどの量が来ましたがお会計は1人2000円ほど。 ちなみに何度こちらが訴えても水とお酒の料金を請求してくれなかったので、実質0円飲み放題つき。意味がわかりませんでした。 翌日のフライトが13時からなので早めに就寝。 木曜日 北京からアムステルダム空港までは10時間と長いフライト。 しかし、あまり行く人がいないのか機内はガラガラで、僕の隣にも人がいなかったので、非常に快適に過ごしていました。 機内ではアイパッドで漫画を読んだり、携帯ゲーム機で時間を潰していましたが、スウィッチの充電が切れてしまい、残り3時間ほど手持ち無沙汰に。 そこで座席についている機械に入っているゲームを遊んでみることに。 動物を3つ並べて消すだけのゲームだったのですが、これに大ハマりし、結局気づいたらオランダに上陸していました。 入国審査で、英語を全く知らない同行者の友人が「Where?」と聞かれているにもかかわらず「サイトシーイング!」を繰り返したため、助けに入りましたが、それ以外は特に問題なく、アムステルダムに到着! 実は昨年もアムステルダムに来ているので、感動というよりは懐かしいに近かったです。 アムステルダムからユトレヒトまでは電車移動。30分ほどで到着するので、あっさりと目的地に到着。ちなみに電車の中では女性の方に「日本人ですか?」と声を掛けられました。おそらくオランダの方のはずなのに日本語が喋れてびっくりしました。 ホテルに到着すると、前日に既にユトレヒト入りしていたBIG MAGICのくーやんさんと合流し、オランダでの最初の食事へ。 前回来た時も思いましたが、オランダのご飯は全体的にヘルシー志向が強いように思えます。大体の食事にサラダがしっかりついてくるんですよね。アメリカだとセットでサラダを選ぶとデカいジャガイモがついてくるだけなこともあります。 海外名物の「よくわからないものを食べているけど美味しいからいいか」もしっかりありながら、木曜日は終了。 金曜日 本戦は土曜日からですが、会場自体は金曜日から空いています。 ヨーロッパの地域CSの予選が行われたり、ショップがオープンしていたり、まるでMagic Conのような盛り上がり。平日昼間からマジックが盛り上がっている様子に懐かしさすら覚えました。 ショップでは日本で見たことのないドラゴンシールドのロックマンスリーブが売っていました。買いました! 僕の金曜日の目的は……そう、サインです。 今回はボーダーレス諜報ランドと《空の怒り》のアーティストが来ているということで、楽しみにしていました。 特に諜報ランドはスタンダードからヴィンテージまで使わないフォーマットはないレベルのカード。サインしてもらわない手はないでしょう! 見てください!この美しいサインたちを!! いや~。もうこの瞬間にユトレヒトに来てよかったと思いましたね。 そしてここで、僕より先に会場入りした友人から言われた言葉を思い出しました。 「木のテーブルでやらされるから、今回はプレイマットを敷いた方が良い」とのこと。プレイマットを使わない主義の僕なので、当然この旅には持ち込んでいなかったのですが、会場でそのテーブルを見て、プレイマットが必須であることを理解。 一通り会場を散策して、最も良いプレイマットを探した結果…… 見つけたのは愛しの《大釜の使い魔》プレイマット!しかもアーティストブースで購入したので、サイン入りです! これにて金曜日に会場でやることはすべて終了。大会に出ていた二人の同行者と共に夕飯へ。 夜はアップルボウルなるデザートが有名なお店へ。ユトレヒトの名物とかで、アップルパイとは一線を画すものでした。 アップルパイがパイ生地にリンゴを練り込んでいるのに対して、アップルボウルはりんごの中身だけをパイに直接投入し、それを焼いたような印象。味わいもただ甘いだけではなく、かなり好み。日本に同じ店ができたら流行るんじゃないかな?と思いました。 土曜日……の前にモダンのデッキ選択の話 ▽最強のデッキと向き合う もうすぐ禁止改訂で《死の国からの脱出》が禁止になると思うので、今回のデッキのお話は軽めです。 最強のデッキが《死の国からの脱出》《研磨基地》のコンボ、ティムールブリーチなのは最早疑いようがなくなりました。使用率1位で勝率も1位。これは最強のデッキであることの証明に他なりません。 最速2ターンキルや1ターン目《湖に潜む者、エムリー》《知りたがりの学徒、タミヨウ》などのプレッシャー連打、そしてコンボ自体は実質《死の国からの脱出》1枚コンボ。モダンでも随一の速度・安定性を誇るコンボデッキです。 ユトレヒトでも確実に使用率1位になるでしょうし、勝ち進めばどんどん当たる可能性があがってきます。そこで、ティムールブリーチに強いデッキを模索することにしました。 まずはディミーアライブラリーアウト。フィニッシャーの《死の国からの脱出》を《根絶》か《外科的摘出》して後は相手のライブラリーを削ってしまえる、いわばコンボキラーです。 エネルギーがとても苦手なデッキですが、現在は減少傾向にあり、トップメタのブリーチ、そして二番手と目されるオルゾフブリンクに強いと言われている、立ち位置の良いデッキなのです。 ……と思っていたのですが、これが大誤算。そもそもメイン戦もほぼ必勝というわけではありませんでした。切削で《死の国からの脱出》が墓地に落ちてそれを《外科的摘出》すれば勝てますが、現実はそんなに甘くありません。逆に切削によって《死の国からの脱出》が落ちなければ、切削が相手の助けになってしまい、《死の国からの脱出》で一瞬でコンボを決められてしまいます。 サイド後は相手がカウンターを増やしつつ《ウルザの物語》で勝とうとしてくるので、《根絶》《外科的摘出》を増やしても意味がありません。メイン勝率こそまだマシですが、サイド後は決して相性が良いとは言えませんでした。 デッキパワー自体も高くはないので、使用は断念。 次の候補はアゾリウスコントロール。中国の地域CSで上位入賞していたリストで、こちらは《死の国からの脱出》を実質無効化できる《オアリムの詠唱》が4枚採用されています。 高い勝率を期待しましたが……やはりブリーチにはダメでした。 《オアリムの詠唱》は確かに強いですが、それはあくまで《死の国からの脱出》を止められるだけ。ブリーチは《死の国からの脱出》でコンボを決める際に全力を出してくるわけではありません。ただ《死の国からの脱出》を唱えて、それが解決すれば勝ててしまうのです。失敗した時のリスクがほとんどありません。 《オアリムの詠唱》で1ターンを稼いでも、その返しのターンでこちらがビッグアクションを取れるわけではないのです。ただ相手のコンボを防いでそれで終わりです。 ブリーチ側のリソース確保手段をアゾリウスコントロールが止めづらいのもマイナスでした。青白2色では軽い除去は《虹色の終焉》しか採用できず、とにかく1ターン目に出てきた《湖に潜む者、エムリー》が厳しい。 《湖に潜む者、エムリー》を処理できずにアドバンテージを取られ続け、《ウルザの物語》で殴られ、《オアリムの詠唱》がなければ即負け。 アゾリウスコントロール、ダメでした。 ▽《オアリムの詠唱》の使い方を変える しかし、《オアリムの詠唱》自体には可能性を感じていました。 アゾリウスコントロールの《オアリムの詠唱》が弱いのは、相手のコンボを防いだターンの返しに特に何もしないからです。要するに《オアリムの詠唱》は、ティムールブリーチ相手に弱いカードではないものの、1マナの《対抗呪文》ぐらいの強さであり、1枚で勝てるスーパーカードではなかったのです。 逆に言えば、1マナの《対抗呪文》ではあるということで、「このカードをコンボデッキで使えば良いのでは?」と考えました。 《オアリムの詠唱》を無理なく採用できるコンボデッキ、それがルビーストームです! 解説記事は以前にも書きましたので、基本的な動きが知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。 ルビーストームは2ターン目に《モンスーンの魔道士、ラル》《ルビーの大メダル》を設置して3ターンキルを目指すデッキで、ブリーチと同速度のデッキです。そしてこちらだけ《オアリムの詠唱》をメインから採用することで、後手での勝率を少しでも上げようと考えました。 リストはアメリカの地域CSのものを参考にしましたが、特に感銘を受けたのは《美術家の才能》です。 《無謀なる衝動》《レンの決意》でめくれたカードをどんどん置いていくこのデッキは、手札に不要な土地が溜まりやすいのですが、《美術家の才能》はその土地を捨ててドローできます。3マナ払えば《モンスーンの魔道士、ラル》にもなり、2つの役割をこなせる素晴らしいカードでした。 《美術家の才能》のおかげで墓地が以前よりも溜まりやすくなったので、《死の国からの脱出》も運用しやすくなりました。運悪く儀式系スペルを1枚しか引けなかった時は、《炎の中の過去》ではなく《死の国からの脱出》をサーチします。 諜報ランドの枚数は3枚になりました。基本的には2枚の諜報ランドを2ターン連続で置いて3ターン目に仕掛けていくか、あるいは諜報ランドから入って2ターン目に《レンの決意》でトップをめくっていくことになります。 そのため、3枚目は不要だと考えていましたが、サイド後は相手が《モンスーンの魔道士、ラル》《ルビーの大メダル》に対して打ち消しや除去を構えるケースが多く、ほとんどの状況で3枚目の諜報ランドをサーチしたかったのです。 3枚目の諜報ランドとして入っている《轟音の滝》は他の赤い諜報ランドならどれでも構わないです。あえて色を散らしているのは《虹色の終焉》用です。 オルゾフブリンクの出してくる《エイヴンの阻む者》があまりにネックだったので、《虹色の終焉》で対処できるよう、3色目を入れることをオススメします。 土曜日 スポットライトシリーズは6勝3敗で2日目に進出することができます。が、トップ8はおそらく2敗しか難しいので、目指すは7勝2敗、もしくは8勝1敗! ゴルガリエルフ ×〇〇エルドラージ 〇×〇ティムールブリーチ 〇××ティムールブリーチ ×○〇ボロスエネルギー 〇〇ドメインカスケード ××オルゾフブリンク 〇××オルゾフブリンク 〇〇ティムールブリーチ ×〇× 最終成績5勝4敗で初日落ち。 バブルマッチ、ティムールブリーチに《オアリムの詠唱》で先手3キルを防ぎ、返しに3キル……で不発。その返しに2枚目の《死の国からの脱出》で負けてしまいました。 《モンスーンの魔道士、ラル》の変身後の奥義が不発だったり、《レンの決意》で何枚めくっても土地だったりと、全体的にツキに見放されていましたね。 ほぼ毎ラウンド30分ほど延長していたのが印象的でした。延長卓を見るとブリーチミラーが多く、強さとは別にトーナメント進行上の理由からも「このデッキは禁止になりそうだな」と感じました。 毎回30分押すと当然9ラウンド終了時は夜なので、この日はレストランに行かずに帰宅。 オランダに無限にあるスーパー、アルバート・ハインでハムとパテをしこたま買い込み、ホテルで爆食いして就寝。 日曜日 優勝するとアルティメットガードのスリーブが300個もらえるという面白そうなトーナメントに参加。 ドメインズー 〇〇ボロスエネルギー ××アゾリウスコントロール 〇××オルゾフブリンク 〇〇青単ベルチャー ××鱗コンボ 〇×〇アスモフード 〇〇ティムールブリーチ 〇〇 5勝3敗でプライズチケットを少し獲得して終了。 2日通して負けまくってしまい、正直結構落ち込みましたね。 一方で、ヨーロッパは素晴らしいプレイヤーが多かったです。勝っても負けてもニコニコしてグッドラックと言ってくれますし、モダンのデッキもこだわりがすごくて、フルフォイルのプレイヤーもたくさんいました。 僕もイラスト違いが大好きなのですが、「君のストーム、良いアートたくさんだね」と言ってもらいました。 テキストを聞かれた三銃士がこちら。 ヨーロッパはモダンやレガシーなど、下フォーマットがとにかく人気!海外で下環境を遊びたいならヨーロッパがオススメですよ。優しいプレイヤーばかりなので、初めて海外でマジックをするのにもぴったりです! 月曜日 ユトレヒトはあのミッフィーちゃんの出身地!当然ながらお土産もたっぷりあります。 というわけで最終日はミッフィーちゃんのお土産を買いに散策。 ちなみに世界に1つだけしかない、ミッフィーちゃんの信号機もありました。 お土産コーナーには定番のぬいぐるみやクッキーなどの他、トートバッグやリュックサックなどいろいろ! どれも可愛くてついつい散財してしまいました。 そしてランチはパンケーキの有名なお店にいきました。食べたのはこちら。 一見チヂミに見えますが、パンケーキです。日本で食べるホットケーキっぽいものを想像していたのでびっくりしましたが、味にはもっと驚かされました!美味しい! 戦いは続く 月曜日の夜の便で帰国……ではなく、そこから再び北京に向かい、火曜日は北京ダックを食べつつ、日本に帰国したのは水曜日でした。 北京ダックは動画しか残していなかったので、絶品だった水煮を貼っておきます。 安いだけで選んだ北京経由の航空券でしたが、北京はホテルもご飯も安く快適で、Wi-Fiが一切使えないことを除けば、何も不満がありませんでした。1回の旅行で2カ国を観光できてお得な気分になりました。 さて、ユトレヒトが終わっても休みはありません!僕がヨーロッパにいた週、既に日本ではエリア予選が行われていました。 1週遅く、僕もエリア予選に出始めなければならないのです。しかもフォーマットはスタンダード!プロツアーが終わった後のスタンダードは相手のデッキもプレイも強く、中々勝つのが難しい。 というわけで、次回はエリア予選のデッキ選択とその経緯に関するお話となります。 それではまた!
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『マジック:ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY』コラボスリーブ予約開始!!
こんにちは。 細川 侑也(@yuyan_mtg)です。 連日情報が公開されるたびに大盛り上がりのマジック:ザ・ギャザリングとファイナルファンタジーのコラボ製品『マジック:ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY』! 少年時代をファイナルファンタジーで過ごした方にとっては、6月13日の発売が待ちきれないという方も多いでしょう!かくいう僕もその一人! ちなみに皆さんはファイファン派でしたか?エフエフ派でしたか?僕は小学校の時はファイナルと呼んでました。 ありがたいことに、各種プレイブースターや統率者デッキは当店での予約も既に完売しておりますが、今回のコラボで発売する製品は、カードだけではありません! そう、マジックを遊ぶ上で必要不可欠と言って良いもの、スリーブです! 今回は6月13日に発売となるファイナルファンタジーコラボスリーブ、8種を一気にご紹介いたします! 【ご予約はコチラから】 第1弾となる今回は、それぞれのパッケージアートがそのままスリーブになりました! 背景が白となっているこの4種は、プレイ・ブースター、スターターキット、コレクター・ブースター、そしてバンドルのアートとなっています。 セフィロスとクラウドが互いの武器を構えて立つスターターキット版、映えますよね~。 そして黒背景の4種は統率者デッキの4キャラがそのまま登場! 《魔導の力を持つ少女、ティナ》《元ソルジャー・クラウド》《ユウナのガード・ティーダ》《魔女、ヤ・シュトラ・ルル》 こちらは既にカードテキストも公開されていますね! 皆さんはどの統率者で遊ぶかもう決まりましたか?デッキとスリーブを合わせれば親和性抜群なので、揃えて購入したいですよね! FF6の《魔導の力を持つ少女、ティナ》はパワーが3以下のクリーチャーを墓地から吊り上げる能力。自身が切削を持っているので、殴っているだけでどんどん盤面が強固になっていきます。 みんな大好き《元ソルジャー・クラウド》は装備品に関連する能力を2つ持ちます。ここまで装備品関連の能力があるということは、バスターソードもカード化されるのでしょうか?期待しちゃいますね。 シリーズ最高作との声もあるFF10の主人公、《ユウナのガード・ティーダ》は非常にトリッキーなカード。カウンターを動かす能力と、カウンターが乗ったクリーチャーの戦闘ダメージが通ると1ドロー+増殖。1回増殖でカウンターが2個になると、次の戦闘では2個の内1つを他のクリーチャーに移して増殖するので、どんどんクリーチャーが強くなっていきます。 まだ公開されていませんが、ワッカやユウナとの相性が良いと嬉しいですね。 そして最後に紹介するのは麗しの《魔女、ヤ・シュトラ・ルル》!何を隠そう、僕は大のFF14好き、そしてヤ・シュトラさんに恋心を抱いている報われないボウヤなのです。 終了時に4点以上のライフを失っているとドロー、そしてマナ総量3以上の非クリーチャー呪文を唱えると各プレイヤーに2点を与えて2点ゲイン。ドロー能力は各ターン誘発するので、できれば各プレイヤーにダメージを与え続けられるデッキにしたいですね《血の長の昇天》との相性は抜群! スリーブ予約開始! 今回のこの8種のスリーブ、GOOD GAMEで予約開始しています! スリーブはすべて80枚入価格はいずれも税込1760円 発売日は6月20日ですが、人気商品なので、買いたいと思った時にはもう売り切れてしまっているかもしれません。 確実に好きなキャラのスリーブを手に入れたい方には、ご予約をオススメいたします!僕も早速ヤ・シュトラさんのスリーブを…… 【ご予約はコチラから】 お得なポイントキャンペーン また、ブースターボックスを当店でご購入する際にお得なポイントキャンペーンもご紹介! 当店ではプレイブースター・コレクターブースターをボックス単位でご購入した方に、シングルカード予約時の付与ポイントを5倍にいたします! シングルカード予約とは、正式発売日前の新セットのカードの事前予約購入のことで、その際に1ポイント1円で使用できるポイントがなんと通常の5倍になるのです! 【ご予約はコチラから】 ボックスを購入してシングルカードも予約すればポイントは5倍!そのポイントを使ってお得に買い物しちゃいましょう!コレクターブースターからなら美しい幽霊火版カードも手に入るかも!? 放浪皇のお花見キャンペーン 更に4月4日からは放浪皇のお花見キャンペーンも開催! こちらは対象製品のお買い上げごとにちびキャラシールをプレゼント!更にあたりシールを引くと「プレイマット」「スリーブ」「アクリルスタンド」のいずれかを進呈いたします! 対象製品は、2022年以降に発売されたプレイブースター6パック、またはコレクターブースター2パックなので、パック開封しながら豪華賞品が当たるチャンス! ちなみにラスとドロー賞では藤ちょこ先生サインデータ付きのビジュアルボードがもらえる至れり尽くせりの内容!これはもう参加するしかありませんね! 『タルキール:龍嵐録』はポイントキャンペーン・お花見キャンペーンの対象となりますので、ぜひ当店でボックス予約、そして開封をお楽しみください! 【ご予約はコチラから】
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【デッキガイド】攻めも守りも自由自在!エスパーピクシー
皆さん、こんにちは! 「へいか」こと 小林 輝(@enzyutuheika)です。 今回はプロツアー『霊気紛争』で使用したエスパーピクシーの記事になります。 サイドボーディングガイドなどもあるので、エスパーピクシーを使用している方はぜひ参考にしてみてください! ▼プロツアーに向けた調整~構築編~ リミテッドについては前回上げた記事に記載されている通りこなしてきましたが、問題となるのはスタンダード。 プロツアーでのリミテッドは1日に3ラウンドですが、スタンダードは5ラウンドと比率が大きいものになっています。 これについては機会に恵まれ、にいはちさんこと小林遼平さんと愛するシュタインズ・ゲートについて6時間ほど語り合った事があります。 その際に同じプロツアーに行くという事で調整を一緒にやらないかという話になり、マスとんのディスコードサーバーにPT調整チャンネルのみという制限付きでご招待いただきました。 まずメタゲームとしてはグルールアグロ・エスパーピクシー・ドメインの三強と読み、その上でグルールアグロが最多勢力であると考えました。 新しいデッキを考える事も考慮しましたが、さすがにリソース不足により断念。この三つのデッキを使っていきながら選んでいくことに。 グルールアグロについては流石の安定感ですが、新戦力がほぼなし。 また、《不気味なガラクタ》《勢い挫き》という新戦力を得たエスパーピクシーに対してより不利になっている点も気になりました。 最多勢力でもありながら、ミラーに対して《叫ぶ宿敵》4枚や《塔の点火》を多めに取るぐらいのアプローチしか取れなかったため断念。 最終的にはグルールアグロに対して新戦力である《不気味なガラクタ》《勢い挫き》でより優位に立てつつ、他のデッキに対しても《呑気な物漁り》が絡んだ100点のブン回りをすれば蹴散らす事もできるエスパーピクシーを選択しました。 もちろん三色デッキ故の土地周りの事故要素などはありますが、それ以上にブン回ってしまえば抗いようのないムーブはそれ以上のメリットがあると判断。 何より調整相手の小林遼平さんがエスパーピクシーを好み、これで行くという話もあり同じ方向性で見ていった方がいいだろうという事情もありました。 ちなみにデッキサブミット期日2日前、夢の中でチャンピオンズカップファイナル覇者のjgさんから「ドメインランプを使え」と迫真顔で言われました。 境界ランドによってマナベースが改善され、《全損事故》によって赤系アグロに対してある程度抗えるようになったこれも感触が非常によく、最後の最後まで悩んだデッキでした。 実際プロツアー優勝も果たし、勝率的にも勝ち組デッキでした。さすがjgさん、天啓に従わず申し訳ありませんでした。 最終的なリストとしては上記の通り。 ▼メインボード プロツアー前時点でメインボードに関しては個人的に土地含む56枚がほぼ固定枠だと考えていました。 このフリースロット4枚は下記の通りに選択しました。 3枚目の《悪意ある呪詛術士》 《呑気な物漁り》《養育するピクシー》《嵐追いの才能》と組み合わせることで1/3/2かつエンチャントによる誘発トリガーとして機能します。 他にも1ターン目《悪意ある呪詛術士》から《孤立への恐怖》や《養育するピクシー》で呪われし者・役割・トークンを外すパターンもあり、ほぼ3点クロックとして計算できます。 もちろん他に役割トークンのつけ先がなかったり、バウンスパーツがなかったり等で1/1になってしまったり、後手でのアグロ系には弱いなどサイドでは抜けるカードの筆頭である弱さもありますが…… ドメインランプを筆頭に1マナのテンポを押し付ける展開を大いに貢献するため3枚目を採択しました。 《不気味なガラクタ》 《逃げ場なし》に次ぐ《養育するピクシー》《孤立への恐怖》《この町は狭すぎる》で使いまわせる除去。 グルールアグロやミラーで効果的な一枚で、特にグルールアグロの先手《心火の英雄》から《多様な鼠》という黄金のムーブに対して《不気味なガラクタ》から《養育するピクシー》で回収して再度《不気味なガラクタ》で綺麗に返せるようになったのは非常に大きいです。 もともと有利なグルールアグロですが、これを落としたくないという気持ちでメインに1枚入れました。 実際大活躍してくれ、プロツアー本戦でもvsグルールアグロの成績は4-1でした。 《荒らされた地下室/解剖室》 主にエスパーピクシーミラーを見た一枚です。 ミラーにおける《解剖室》は影響度が大きく、《養育するピクシー》《孤立への恐怖》を回収しつつこれをバウンスすることで半永久的に使いまわせることができます。 《荒らされた地下室》も《嵐追いの才能》レベル2で回収しても誘発し、出てくるトークンも実はエンチャントなので《呑気な物漁り》も誘発します。 元々は《不気味なガラクタ》をメインに2枚、《荒らされた地下室/解剖室》はサイドに入れていたのですがミラーも見るためにメインに入れたという経緯があります。 結局ミラーマッチは1回しかなく、これを有効に使えた場面もありませんでした。 《不気味なガラクタ》もミラーである程度有効なのでメイン2枚のままにするべきだったなと感じました。 《保安官を撃て》 《喉首狙い》《逃げ場なし》で対処できない《輝晶の機械巨人》《油浸の機械巨人》《激浪の機械巨人》などのアーティファクトかつタフネス4以上のクリーチャーを見て採用。 ……が、これは《喉首狙い》の方が明らかによかったです。 グルールアグロの《雇われ爪》が傭兵なため、これを対処できないデメリットの方が大きく感じました。 ▼サイドボード 《精体の追跡者》2枚 グルールアグロに対しては除去を使いまわしていくコントロールプランを取っていくわけですが、《脚当ての補充兵》《多様な鼠》の新生・《熾火心の挑戦者》の雄姿や《探検するドルイド》などによってこちらにアドバンテージエンジンがないとリソース負けしてしまいがち。 そこに対して《精体の追跡者》でリソース部分をカバーしていくという戦略を調整相手の小林遼平さんから教えていただき、実際にやってみるとかなり好感触。 《逃げ場なし》との両構えをしつつ、相手が《亭主の才能》や《探検するドルイド》でずらしてきたところに《精体の追跡者》を出すという流れが綺麗でした。 特に《一時的封鎖》は相手だけを一方的に追放し、《精体の追跡者》のみが残るという構図は非常に強力。 《喝破》2枚 主にドメインランプに対する一枚ですが、ディミーアミッドレンジなど様々なデッキにも幅広く入る器用な枠です。 ドメインランプの《永遠の策謀家、ズアー》《ミストムーアの大主》《審判の日》をまとめて見られるだけでなく、既に出てしまったパーマネントにも《この町は狭すぎる》で戻して出し直してきた所に《喝破》でカウンターもできます。 《否認》1枚 《嵐追いの才能》で回収出来る確定カウンターが欲しかったため、《喝破》と散らしました。 ドメインランプの《害獣駆除》が軽く《喝破》ケアが容易であるため、これに対してリスクを負わせたいというのもあります。 《邪悪を打ち砕く》2枚 ドメインランプ、エスパーピクシーミラーだけでなく《分派の説教者》などエスパーピクシーの《逃げ場なし》を意識したタフネス4以上のクリーチャーに対する回答でもあります。 《嵐追いの才能》で回収するシチュエーションもありますので覚えておきたいところです。 《不気味なガラクタ》1枚 主にグルールアグロへの一枚ですが、ミラーでも有効です。 次回があればメインの《荒らされた地下室/解剖室》と入れ替えたいところです。 《養育するピクシー》《孤立への恐怖》《この町は狭すぎる》といったセルフバウンスで使いまわせる除去でもあり、起動能力によってマナフラッド受けにもなります。 特に諜報でスペルを落としておいて《嵐追いの才能》で回収するという動きは占術である《望み無き悪夢》に出来ない部分です。 《一時的封鎖》2枚 グルールアグロおよび召集に対する全体除去。 こちらの《望み無き悪夢》《不気味なガラクタ》《逃げ場なし》ごと閉じ込めておくとセルフバウンスで使いまわせるのは覚えておくべき点ですね。 《脚当ての陣形》《邪悪を打ち砕く》による裏目も強く、ミラーにも入る《害獣駆除》と枠を争う形ですが、《精体の追跡者》との組み合わせがとにかく強いためセットでの採用になりました。 《勢い挫き》1枚 《不気味なガラクタ》と同じく霊気走破での新戦力。使いまわせる布告が最大の魅力。 《名もなき都市の歩哨》《分派の説教者》といったタフネス4以上クリーチャーに対するアンサーでもあります。 エンジン始動も《望み無き悪夢》でのライフロスト、《養育するピクシー》《孤立への恐怖》の飛行クロックによって上昇しやすくライフゲインもダメージランドを多用するこのデッキにおいては沁みます。 主にグルールアグロに入れますが、《分派の説教者》を擁するゴルガリや青黒ミッドレンジなどにも入ります。 《ゴバカーンへの侵攻》2枚 ドメインランプへの対応策を探していたところ、小林遼平さんが発見した一枚。 《魂の洞窟》絡みの《ミストムーアの大主》と《審判の日》に両方対応できつつ、実は裏面がエンチャントにもなります。 《強情なベイロス》に対するアンサーの一つでもあり、これで前方確認した後に《望み無き悪夢》を出していくという動きもできます。 ドメインランプにしか入りませんが、感触の良い一枚でした。 《安らかなる眠り》2枚 各種眼魔、アゾリウス全知など墓地利用全般への対応策。 《嵐追いの才能》で《この町は狭すぎる》を回収するコントロールプランが出来なくなるのが最大の欠点であり、《除霊用掃除機》も検討しましたが消したいカードが複数あっても問答無用で追放するこれに落ち着きました。 地味にエンチャントでもあるので《呑気な物漁り》が誘発するのもポイント。 ▼Tips 適切なアクションを考える こちらが先手、相手のデッキは不明。初手は1回マリガンした後の6枚としましょう。 ぱっと見ると違和感による誘発を最大限に活かすために《呑気な物漁り》から出したくなりますが、これは《嵐追いの才能》が正解であることが大半です。 なぜならば《呑気な物漁り》スタートだと2ターン目で《孤立への恐怖》は戻すものがないため唱えられないからです。 ファストランドを戻すこともできますが、その場合だと3枚目の土地を引いた時の《嵐追いの才能》《喉首狙い》のダブルアクションができなくなるデメリットの方が大きくなります。 後手の相手が1マナクリーチャーを出して来たら《喉首狙い》で除去はできますが、赤系アグロでない限りは出してこないケースが大半です。 そうすると消去法的に《嵐追いの才能》になるわけですが、そうすると1マナ余ってしまいテンポが悪いですし盤面もやや弱めです。 さらに3枚目の土地を引けなかった場合、《孤立への恐怖》で《嵐追いの才能》を戻してそのままダブルアクションも出来ない恐れがあります。 《嵐追いの才能》からスタートすることで《孤立への恐怖》へと繋がりつつも、3ターン目には《呑気な物漁り》+《嵐追いの才能》のダブルアクションが確定します。 また、3枚目の土地が引けているならば《呑気な物漁り》+《喉首狙い》でブロッカーをどかしつつライフを詰めていくのもよしと選択肢の幅が広がります。 ちゃんとマナを使い切る・ダブルアクションをしていくことを意識するだけでも大きく違うので意識していきましょう。 ファストランドの受け入れを考える このエスパーピクシーではファストランドが3種4枚ずつの合計12枚が入っています。土地の総数としては23枚であり、半数以上を占めている割合です。 テキストを読み上げるようですが、このファストランドは「4枚目以降の土地」として置くとタップインします。これを意識してあえて3枚目の土地を置かないという行動が肯定される場面があります。 例として、相手はグルールアグロで戦場にはこの4枚があるとしましょう。相手の盤面は更地です。 手札には下記の4枚。 《コイロスの洞窟》を置いてしまいがちですが、私は置きません。 前提として、この手札では《孤立への恐怖》《この町は狭すぎる》の青いカードが2枚浮いており、青マナの土地を引くとダブルアクションが取れる状態です。 《コイロスの洞窟》を置いてしまうと青絡みのファストランドである《闇滑りの岸》《金属海の沿岸》がタップインになってしまうため、《アダーカー荒原》《地底の大河》の2種類のみしかダブルアクションが取れなくなります。 このリストでは《アダーカー荒原》2枚、《地底の大河》3枚の合計5枚で受け入れ枚数が非常に少なくなってしまいます。 一方で置かなかった場合、ファストランドがアンタップインになるため、《闇滑りの岸》《金属海の沿岸》の合計8枚も受け入れとして考えられるようになります。ダメージランドの5枚と合わせると合計13枚ですね。 先述した2+2のダブルアクション、つまり《孤立への恐怖》や《この町は狭すぎる》から《逃げ場なし》は出来なくなりますが、《不気味なガラクタ》はプレイできます。 さらに次のターンでは手札の《コイロスの洞窟》を置くことで2+2のダブルアクションができるようになります。 これらを考え、アンタップインの青マナ土地を置ける確立を大幅に上げるために3枚目の土地として《コイロスの洞窟》は置かない……というわけです。 細かく動けるデッキであるため、このように土地の置き方によって勝率が大きく変わってきます。 土地は毎ターン置かねばならないということはもはや常識ですが、その常識を一旦疑ってみるのも大事です。 ▼マッチアップガイド vsグルールアグロ 《不気味なガラクタ》《逃げ場なし》の除去を使いまわせることから有利マッチですが、《多様な鼠》+《巨怪の怒り》が絡むと一瞬で負けうるので慎重にやらねばなりません。 キープ基準としては当然ながら《不気味なガラクタ》《逃げ場なし》といった除去になりますが、先手で《呑気な物漁り》《悪意ある呪詛術士》《養育するピクシー》《嵐追いの才能》《この町は狭すぎる》というような初手であればダメージレースで勝ちうるためキープできます。 後手だとダメージレースを制するのは難しいためマリガンで考えますが…… ゲームプランとしては基本的に除去を使いまわしてコントロールしていきますが、除去ばかりしていては《脚当ての補充兵》《多様な鼠》の新生によっていずれリソース負けしてしまいます。 ですので、除去しつつも《嵐追いの才能》のカワウソトークンや《養育するピクシー》などでクロックを刻んでいき、ダメージレースしていくという方向性になります。 《巨怪の怒り》だけ気を付けて細かく除去していきながら、盤面有利を作り出して押し切るという流れを作るといいでしょう。 ▼サイドアウト-3《悪意ある呪詛術士》-1《荒らされた地下室/解剖室》-2《悪夢滅ぼし、魁渡》 ▼サイドイン+2《精体の追跡者》+1《不気味なガラクタ》+2《一時的封鎖》+1《勢い挫き》 サイド後でも依然として除去を使いまわすコントロールプランになります。 相手は《脚当ての陣形》《探検するドルイド》を増量してくることから土地を立たせてターンを返し、こちらの除去をかわそうとしてきます。 それを逆手に取って《精体の追跡者》を出し、そのまま《望み無き悪夢》《嵐追いの才能》《孤立への恐怖》などによってリソースを稼いでいけば勝利は目前です。 《一時的封鎖》についても2マナ立っているところには極力出さないようにすることを心掛けておきましょう。 ただし、最近は《陽背骨のオオヤマネコ》プランを取ってくる事が多く、ライフを詰められると明確な時間制限が発生するため以前ほど有利ではなくなってきます。 要所要所でちゃんと相手のライフをコツコツと削り、ライフレースを制していく意識が必要です。 vsドメインランプ 微不利マッチです。 とにかく《呑気な物漁り》《嵐追いの才能》《悪意ある呪詛術士》などの1マナクリーチャーを繰り出し、《望み無き悪夢》も絡めて早期決着を目指していく形となります。 これに対する《害獣駆除》が致命的な敗着になってしまいますが、デッキのマナベース的に2~3ターン目に《害獣駆除》をされる確率は低いため割り切ってしまった方がよいです。 キープ基準については上記にも記載した通り1マナのクリーチャー群。クロックがなければ始まりません。 《呑気な物漁り》+エンチャント類がとにかくキー。どんどんクロックを重ねていきましょう。 ▼サイドアウト-4《逃げ場なし》-1《荒らされた地下室/解剖室》-1《不気味なガラクタ》-1《悪意ある呪詛術士》 ▼サイドイン+2《喝破》+1《否認》+2《邪悪を打ち砕く》+2《ゴバカーンへの侵攻》 サイドではカウンターと《邪悪を打ち砕く》によってある程度ゲームを急がなくても良くなります。 それでも攻める立場である事に変わりはなく、クロックを用意した上でカウンター類と《邪悪を打ち砕く》で相手のアクションに対応していきたいところです。 2マナ浮きで《永遠の策謀家、ズアー》を唱えられた際、《ホーントウッドの大主》等がある場合は解決前に《邪悪を打ち砕く》で先に破壊しておくことを勧めます。 《永遠の策謀家、ズアー》の起動にスタックで《邪悪を打ち砕く》をできればよいのですが、相手もそれは織り込み済であることを忘れてはいけません。 とはいえ先に《永遠の策謀家、ズアー》に対して《邪悪を打ち砕く》で処理してしまうパターンもあるので、ケースバイケースではあるのですが…… vsエスパーピクシー どの程度ミラーを意識しているかで変わってきます。 相手が《分派の説教者》まで採用しているとやや不利です。 お互いに除去し続けるため、長期戦になりがち。 先に《嵐追いの才能》《この町は狭すぎる》パッケージが揃った方が勝ちになりがちですが、この動きをするためには6マナ必要で大振りなので先に揃われたとしてもこの隙を突く事で勝ちをもぎ取れる時もあります。 《嵐追いの才能》レベル2に合わせて《この町は狭すぎる》で大きくテンポを取れますが、その逆も然りなので覚えておきましょう。 《逃げ場なし》が主な除去になるため、《呑気な物漁り》で《孤立への恐怖》に+1/+1を乗せ、タフネス4を作ることは意識しておきたいポイントです。 《養育するピクシー》《悪意ある呪詛術士》に+2/+2を載せていくのも良いです。もちろん《逃げ場なし》に気を付けながらやっていきましょう。 ▼サイドアウト-2《悪夢滅ぼし、魁渡》-1《保安官を撃て》-1《喉首狙い》-1《悪意ある呪詛術士》 ▼サイドイン+2《邪悪を打ち砕く》+1《不気味なガラクタ》+1《喝破》+1《精体の追跡者》 相手の構成やサイドプランによって変わってきます。 《悪夢滅ぼし、魁渡》については忍術先が定着しづらく、《逃げ場なし》もあり《邪悪を打ち砕く》で対処されがちなため基本的に抜いています。 後手であれば《悪意ある呪詛術士》をもう少し減らしますし、ケースバイケースといったところです。 サイド後でも方針は変わりませんが、お互いに《邪悪を打ち砕く》がある点については留意すべき事項です。 《嵐追いの才能》レベル2に合わせて《邪悪を打ち砕く》をされるのが最悪のパターンなので、ここは必ずケアしましょう。 上記の内容はマスとんの皆様との指名対戦を重ね、調整相手である小林遼平さんと話し合ってゲームの争点やゲームプランなどを確立させていったものです。 その成果もあり、本戦の結果としては5-3の勝ち越し! 特に得意なマッチアップとするグルールアグロで4-1できたのが非常に大きく、練習の成果を感じました。(逆に言えばそれ以外のマッチは1-2ですが……) この場を借りてマスとんの皆様に感謝を申し上げます。 本当にありがとうございました。 ▼今後のエスパーピクシーについて ここまではプロツアー前のエスパーピクシーの話。 現在はコンボマスターことcftsoc3さんが3月2日にメイン《食糧補充》《分派の説教者》《ベイルマークの大主》を採用してスタンダードチャレンジで優勝したことをきっかけに変化が訪れています。 大きな相違点としては《呑気な物漁り》および《悪意ある呪詛術士》の不採用ですね。 これによってアグロプランが取りづらくなった代わりにミッドレンジとしての太さが備わり、《嵐追いの才能》+《この町は狭すぎる》による長期戦の強さが際立っています。 抜けたこの2枚もグルールアグロやエスパーピクシーミラーではサイドアウト候補であり、その分これらに対して優位に立てる構成となっています。 ここから発展してオータム・バーチェットさんは《悪夢滅ぼし、魁渡》をサイドボードに移した上でメインから《食糧補充》4枚・《鋼と油の夢》3枚、果てには《ギックスの命令》まで採用したエスパーピクシー・コントロールと呼んでも差し支えない構成を作り上げています。 1マナ域が減り《害獣駆除》や同型に対してより強くなっている一方、ドメインランプに対してライフを詰め切るというプランが取りづらくなっており相性が悪化しているように思います。 その一方で従来の《呑気な物漁り》《悪意ある呪詛術士》を採用した型もスタンダードチャレンジなどで上位につけています。 どの構成にもメリットとデメリットがあり、メタに応じて使い分けていくことになるでしょう。 以上がプロツアー旅行記から始まり4本の記事と長くなってしまいましたが、私が初プロツアーにおいて調整してきた過程になります。 これが皆様のマジック道において一つのご参考にでもなれば幸いです。 これほどまでに真剣に調整をしてきたのは初めてで、体力的にも精神的にも大変でしたがコツは掴めたような気がするので今後の機会に活かしていきたいところです。 こうした調整も含め、プロツアーという大会を通してマジック:ザ・ギャザリングを心の底から楽しめたと思えました。 「Let's Enjoy Magic」を胸にこれからも楽しんでいきます!!
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【今週のピックアップデッキ】ディミーアコントロール/エスパーレジェンズ/純鋼ストーム
こんにちは。 細川 侑也(@yuyan_mtg)です。 今週のピックアップデッキでは、ちょっと珍しいデッキを、軽い解説を交えて紹介していきます。 紹介デッキ ディミーアコントロール エスパーレジェンズ 純鋼ストーム ディミーアコントロール スタンダードチャレンジ : 7位 By TheSandwichKing MTGアリーナ用インポートデータ 現在のスタンダード環境は、エスパーピクシーに各種赤アグロとアグロ全盛期。 とはいっても、ミッドレンジとしてはズアーやゴルガリ、コンボならアゾリウス全知と、どのアーキタイプもメタ上位に存在しています。 一方コントロールデッキはというと、一時は死んでいるとまで思われていたのですが、プロツアー『霊気走破』で活躍し、今ではメタの一角にまで上り詰めました。 それがアゾリウスコントロール。リソース源として《食糧補充》を採用し、打ち消しを少し入れ、除去は《審判の日》、フィニッシャーには《完成化した精神、ジェイス》と、古典的なドロー・全体除去・フィニッシャーのアゾリウスコントロールです。 ここまで読んでお気づきになった方もいるのではないでしょうか? 実はこの青で打ち消してドローして、白で全体除去を打ち、フィニッシャーを叩きつける。この動きは青白だけでなく、青黒でもできてしまうのです! というか、除去に関しては白より黒の方が良質です。白の2マナの除去は《全損事故》と、タップ状態のクリーチャーにしか使用できませんが、黒ならば問答無用で破壊する《喉首狙い》に《悪夢滅ぼし、魁渡》にも触れる《シェオルドレッドの勅令》、更に1マナの《切り崩し》とよりどりみどり。 《全損事故》はやはりタップ状態のクリーチャーにしか打てないのはかなりのデメリットです。構えていることが見え見えなので、相手はケアして攻撃しないことが容易ですし、《逸失への恐怖》などのシステムクリーチャーにも触りづらい。《喉首狙い》なら先手2ターン目に構えて、相手が出してきた2マナクリーチャーを破壊し、自分のターンで安全に《食糧補充》を打てますからね。 《審判の日》こそ青黒にはありませんが、その代わりに《死人に口無し》を採用できるのはむしろ良いことかもしれません。ただの全体除去である《審判の日》と違い、《死人に口無し》は証拠収集で墓地のカードをライブラリーからすべて抜けるので、アゾリウス全知から《全知》をすべて抜くなど、本来全体除去が効かないマッチでも機能する、素晴らしい全体除去なのです。 打ち消しは少し青白には劣ります。何せ青白には《喝破》がありますからね。コントロールフリークが十年以上も再録を待っている《マナ漏出》の上位互換を青白に与えるなんてずるいですよね。 とはいえないものは仕方ないので、《否認》《三歩先》でなんとか打ち消し枠を埋めています。 《強迫》は青黒だけの強み。事前に《豆の木をのぼれ》を抜いてしまえば実質打ち消しのようなものですし、赤アグロに対しても《巨怪の怒り》などを抜きつつ、手札を見ることでプレイがしやすくなるので、使いやすいカードです。 そしてなんといっても《油浸の機械巨人》!このカードはディミーアコントロールを語る上で欠かせません。 コントロールが求めるサイズの大きな絆魂。エスパーピクシーの《逃げ場なし》に耐えつつ、《この町は狭すぎる》で戻されても、出し直して手札破壊として使用できるので、特に青黒バウンス系のデッキに強いカードです。 もちろん、赤アグロに対しても強力です。手札を見て1枚を抜けるので、《巨怪の怒り》などがないかをチェックしつつ、《魔女跡追いの激情》を抜いて安心してブロッカーとして立たせられます。 青白の《激浪の機械巨人》はコントロールに採用しづらい能力ですが、《油浸の機械巨人》はぴったり。4枚目も検討したくなりますね。 《油浸の機械巨人》が入ったとはいえ、フィニッシャーが《完成化した精神、ジェイス》である点は変わりません。青白も青黒もフィニッシャーが《完成化した精神、ジェイス》になったのは、決してズアーを意識した結果ではありません。 現在のスタンダードにはコントロールで採用できる絶対的なフィニッシャーがいないため、《完成化した精神、ジェイス》を大量に採用しているのです。 絶対的なフィニッシャーとは、生き残るだけでゲームに自動的に勝ったり、速やかにゲームを終わらせられる性能を持つ重いカードです。たとえば《ドミナリアの英雄、テフェリー》は、出してカードを引いているだけでゲームに勝利しますし、《船砕きの怪物》は呪文がすべて通らなくなり、ブロッカーはバウンスされ、7/8がすぐにライフを削り切ります。他には《夢さらい》などでしょうか。 今のスタンダードには、このレベルの強さのフィニッシャーはいません。そこで2枚引けば大体の状況でゲームに勝てて、相手の除去も受けることのない《完成化した精神、ジェイス》が採用されることとなったのです。 エスパーピクシーや赤アグロ相手にもコントロール側は《完成化した精神、ジェイス》をフィニッシャーとします。適当に重いフィニッシャーを出して4回殴るより、《完成化した精神、ジェイス》を複数枚出して相手のライブラリーを削りきる方が簡単なのです。 コントロールデッキを調整する時、まず減らしがちなのが《完成化した精神、ジェイス》だと思いますが、少なくともメインでは4枚の《完成化した精神、ジェイス》を使った方が良いと思います! アゾリウスコントロールに続いてディミーアコントロールも登場し、いよいよスタンダードのコントロールにもバリエーションが生まれました。 環境が成熟していくほど強くなるコントロール、ここからの成長に期待です。 エスパーレジェンズ パイオニアリーグ : 5-0 By Heilagur MTGアリーナ用インポートデータ 長きにわたってスタンダードで活躍し続けた《策謀の予見者、ラフィーン》。パイオニアでその力を見せつける時がついにやってきました。 エスパーパルへリオンなど、ディスカード手段として採用されることはあったものの、《策謀の予見者、ラフィーン》がメインになるデッキはこれまでパイオニアには存在しませんでしたが、このデッキはエスパーレジェンズ!主役はもちろん《策謀の予見者、ラフィーン》です。 さて、このデッキはレジェンズの名の通り、エスパーカラーの伝説のクリーチャーで構成されています。 1マナ域は良質なサイズの《アクロスの英雄、キテオン》と、クリーチャーを守る《離反ダニ、スクレルヴ》。どちらも定番の強力な伝説たち。 2マナ域の2種はどちらも青黒で、少し珍しいカードが並んでいます。 スタンダードでも使用可能な《闇の中の研究者、ナシ》はリソースを獲得するクリーチャー。こちらは攻撃が通った際に伝説のカードやエンチャントを切削した中から加えられます。このデッキには伝説のパーマネントとエンチャントがたっぷり入っているので、攻撃が通るだけで一気に2~3枚のカードを得られることも。 《顔を繕う者、ラザーヴ》は攻撃するたびに墓地を追放して手がかりを生み出す、こちらもリソースが取れるクリーチャーです。更に手がかりを生け贄に捧げることで、《顔を繕う者、ラザーヴ》を追放したクリーチャー・カードのコピーにできるので、墓地に落ちた《策謀の予見者、ラフィーン》などになることができます。 ただ、それだけでは《顔を繕う者、ラザーヴ》の力は半分しか引き出せていません。《老いざるメドマイ》によってその真価を発揮します。 《老いざるメドマイ》は初めて見た方も多いかもしれません。プレイヤーに戦闘ダメージを与えると追加ターンを獲得し、追加ターン中には攻撃できないこのカード。6マナと通常プレイは重いこの伝説のスフィンクスが、《顔を繕う者、ラザーヴ》と組み合わさってコンボになります。 《顔を繕う者、ラザーヴ》で《老いざるメドマイ》を追放し、手がかりを生成してそれを生け贄にして《顔を繕う者、ラザーヴ》が《老いざるメドマイ》になると追加ターンを得ます。 そして追加ターン中は《顔を繕う者、ラザーヴ》は当然攻撃可能となり、再び墓地を追放して手がかりを出し、それを生け贄にして再び《老いざるメドマイ》になり、また追加ターンを獲得。つまり、墓地にカードがある限り、追加ターンがずっと続くことになります。 さて、そもそもエスパーレジェンズで組む意義はなんでしょうか?スタンダードでは3色をすべてアンタップインで出すために《英雄の公有地》を採用する必要があり、そのためにレジェンズでした。しかしパイオニアでは《闇滑りの岸》などのファストランドと《神無き祭殿》をはじめとしたショックランドが使えるため、《英雄の公有地》頼りではありません。 ならばなぜレジェンズにこだわるのか?それは《モックス・アンバー》です。掟破りの0マナファクトによる爆発的な展開が可能になるのが、エスパーレジェンズ最大の魅力!《アクロスの英雄、キテオン》から2ターン目に《策謀の予見者、ラフィーン》なんてことも容易にできてしまうのです。 《戦闘研究》も忘れてはいけません。普通に使うだけで《好奇心》ですが、エンチャント先が伝説なら+1/+1に護法(1)と超破格! 加えて呪禁付与の《破片魔道士の救出》に対赤アグロの最終兵器《幽霊による庇護》と、クリーチャーを守ることに徹底しているのがこのエスパーレジェンズ。《離反ダニ、スクレルヴ》も合わせると《策謀の予見者、ラフィーン》を倒すのは至難の業でしょう。 《策謀の予見者、ラフィーン》を再び輝かせたい方はこのデッキに決まり! 純鋼ストーム モダンリーグ : 5-0 By SoggyCheerios ストーム。コンボの代名詞とも言えるこのアーキタイプは、かつてのスタンダードにも存在し、レガシーやモダンでは黎明期からずっとメタゲームを脅かしています。 現在ストームと呼ばれて真っ先に思い浮かぶのはルビーストームですが、一昔前に一世風靡したストームデッキがモダンにはありました。 それが純鋼ストームです。 今でこそ《死の国からの脱出》《研磨基地》で実現可能な脱出基地がいるため、珍しくなくなってしまった2ターンキルですが、当時は「2ターンキルできるすごいデッキが出てきた!」と世のコンボ好きは純鋼ストームに注目していました。 その後、長い間すっかり名前を見なくなってしまった純鋼ストームでしたが、最大の相棒……というよりコンボパーツである《オパールのモックス》が解禁されたことで、モダンについに帰ってきました。 デッキ名を冠する《純鋼の聖騎士》が当然キーカード。装備品が戦場に出るたびに1ドローするハンマータイムでもお馴染みのクリーチャー。あちらでは《巨像の鎚》を0マナで装備するのがメインの仕事でしたが、純鋼ストームではドローの方が重要となってきます。 このデッキのアーティファクトを見てください。名前も能力も知らない装備品たちがあります。これらの能力は一旦無視して、マナコストだけを見ましょう。 0マナです。《純鋼の聖騎士》がいればタダで1ドローできるのです。こうして0マナ装備品を大量に出してドローしていき、《撤収》《ハーキルの召還術》で手札に戻し、再び出し直す。こうして大量にカードを引いていき、最終的に《ぶどう弾》で相手のライフを一撃で削りきる。これが純鋼ストームの基本の動きです。 《オパールのモックス》解禁前は《撤収》を打つためのマナを捻出するのがとにかく大変でした。《極楽のマントル》を《純鋼の聖騎士》に0マナで装備してマナを出しても1マナしか増えないので、《羽ばたき飛行機械》と合わせて採用する必要があり、不純物が大量に入ってしまっていました。マナの問題を《オパールのモックス》が解決してくれたので、2ターンキルがかなり現実的に可能なラインになっています。 《河童の砲手》の採用は目から鱗でした。0マナのアーティファクトを並べれば《河童の砲手》の着地は用意ですし、《河童の砲手》を出してから0マナ連打で一瞬でゲームも終わります。 《撤収》《ハーキルの召還術》では《河童の砲手》も手札に戻ってしまいますが、《河童の砲手》を唱える→スタックで《撤収》《ハーキルの召還術》で0マナアーティファクトを戻せば、即席で使用した0マナ装備品を回収しつつ、《河童の砲手》を戦場に送り出せます。 以前までの純鋼ストームは一度コンボをスタートさせた後は、《ぶどう弾》で相手のライフを削りきるまでコンボが途切れないのを祈るしかありませんでした。《撤収》《ハーキルの召還術》で装備品を出し直すループは、カードは引けますがマナは増えないので、最終的に《ぶどう弾》とそれを打つマナ(追加の《オパールのモックス》など)をしっかり引き込む必要があり、止まるリスクもそこそこあったのです。 しかし、《河童の砲手》によってその憂いはなくなりました。コンボが止まってしまいそうでも《河童の砲手》さえ途中で出しておけば、コンボが途切れた時には致死量に近いサイズの《河童の砲手》が戦場にいるはずです。《溶岩拍車のブーツ》で速攻をつけて攻撃することもでき、勝利に必要な条件がかなり緩くなったのです。 これまで0マナの装備品たちを活かす手段がなかった純鋼ストームにとって、《河童の砲手》は最高の相棒です。 2ターンキルするデッキが更に環境に増え、モダンはますます恐ろしくなっていきますね。
WRITER
ライター
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細川 侑也
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Akira Kobayashi
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Ryo Hakoda