皆さん、こんにちは! 「へいか」こと 小林 輝(@enzyutuheika)です。
今回はプロツアー『霊気紛争』で使用したエスパーピクシーの記事になります。
サイドボーディングガイドなどもあるので、エスパーピクシーを使用している方はぜひ参考にしてみてください!
▼プロツアーに向けた調整~構築編~
リミテッドについては前回上げた記事に記載されている通りこなしてきましたが、問題となるのはスタンダード。
プロツアーでのリミテッドは1日に3ラウンドですが、スタンダードは5ラウンドと比率が大きいものになっています。
これについては機会に恵まれ、にいはちさんこと小林遼平さんと愛するシュタインズ・ゲートについて6時間ほど語り合った事があります。
その際に同じプロツアーに行くという事で調整を一緒にやらないかという話になり、マスとんのディスコードサーバーにPT調整チャンネルのみという制限付きでご招待いただきました。
まずメタゲームとしてはグルールアグロ・エスパーピクシー・ドメインの三強と読み、その上でグルールアグロが最多勢力であると考えました。
新しいデッキを考える事も考慮しましたが、さすがにリソース不足により断念。この三つのデッキを使っていきながら選んでいくことに。
グルールアグロについては流石の安定感ですが、新戦力がほぼなし。
また、《不気味なガラクタ》《勢い挫き》という新戦力を得たエスパーピクシーに対してより不利になっている点も気になりました。
最多勢力でもありながら、ミラーに対して《叫ぶ宿敵》4枚や《塔の点火》を多めに取るぐらいのアプローチしか取れなかったため断念。
最終的にはグルールアグロに対して新戦力である《不気味なガラクタ》《勢い挫き》でより優位に立てつつ、他のデッキに対しても《呑気な物漁り》が絡んだ100点のブン回りをすれば蹴散らす事もできるエスパーピクシーを選択しました。
もちろん三色デッキ故の土地周りの事故要素などはありますが、それ以上にブン回ってしまえば抗いようのないムーブはそれ以上のメリットがあると判断。
何より調整相手の小林遼平さんがエスパーピクシーを好み、これで行くという話もあり同じ方向性で見ていった方がいいだろうという事情もありました。
ちなみにデッキサブミット期日2日前、夢の中でチャンピオンズカップファイナル覇者のjgさんから「ドメインランプを使え」と迫真顔で言われました。
境界ランドによってマナベースが改善され、《全損事故》によって赤系アグロに対してある程度抗えるようになったこれも感触が非常によく、最後の最後まで悩んだデッキでした。
実際プロツアー優勝も果たし、勝率的にも勝ち組デッキでした。さすがjgさん、天啓に従わず申し訳ありませんでした。

最終的なリストとしては上記の通り。
▼メインボード
プロツアー前時点でメインボードに関しては個人的に土地含む56枚がほぼ固定枠だと考えていました。
このフリースロット4枚は下記の通りに選択しました。
3枚目の《悪意ある呪詛術士》
《呑気な物漁り》《養育するピクシー》《嵐追いの才能》と組み合わせることで1/3/2かつエンチャントによる誘発トリガーとして機能します。
他にも1ターン目《悪意ある呪詛術士》から《孤立への恐怖》や《養育するピクシー》で呪われし者・役割・トークンを外すパターンもあり、ほぼ3点クロックとして計算できます。
もちろん他に役割トークンのつけ先がなかったり、バウンスパーツがなかったり等で1/1になってしまったり、後手でのアグロ系には弱いなどサイドでは抜けるカードの筆頭である弱さもありますが……
ドメインランプを筆頭に1マナのテンポを押し付ける展開を大いに貢献するため3枚目を採択しました。
《不気味なガラクタ》
《逃げ場なし》に次ぐ《養育するピクシー》《孤立への恐怖》《この町は狭すぎる》で使いまわせる除去。
グルールアグロやミラーで効果的な一枚で、特にグルールアグロの先手《心火の英雄》から《多様な鼠》という黄金のムーブに対して《不気味なガラクタ》から《養育するピクシー》で回収して再度《不気味なガラクタ》で綺麗に返せるようになったのは非常に大きいです。
もともと有利なグルールアグロですが、これを落としたくないという気持ちでメインに1枚入れました。
実際大活躍してくれ、プロツアー本戦でもvsグルールアグロの成績は4-1でした。
《荒らされた地下室/解剖室》
主にエスパーピクシーミラーを見た一枚です。
ミラーにおける《解剖室》は影響度が大きく、《養育するピクシー》《孤立への恐怖》を回収しつつこれをバウンスすることで半永久的に使いまわせることができます。
《荒らされた地下室》も《嵐追いの才能》レベル2で回収しても誘発し、出てくるトークンも実はエンチャントなので《呑気な物漁り》も誘発します。
元々は《不気味なガラクタ》をメインに2枚、《荒らされた地下室/解剖室》はサイドに入れていたのですがミラーも見るためにメインに入れたという経緯があります。
結局ミラーマッチは1回しかなく、これを有効に使えた場面もありませんでした。
《不気味なガラクタ》もミラーである程度有効なのでメイン2枚のままにするべきだったなと感じました。
《保安官を撃て》
《喉首狙い》《逃げ場なし》で対処できない《輝晶の機械巨人》《油浸の機械巨人》《激浪の機械巨人》などのアーティファクトかつタフネス4以上のクリーチャーを見て採用。
……が、これは《喉首狙い》の方が明らかによかったです。
グルールアグロの《雇われ爪》が傭兵なため、これを対処できないデメリットの方が大きく感じました。
▼サイドボード
《精体の追跡者》2枚
グルールアグロに対しては除去を使いまわしていくコントロールプランを取っていくわけですが、《脚当ての補充兵》《多様な鼠》の新生・《熾火心の挑戦者》の雄姿や《探検するドルイド》などによってこちらにアドバンテージエンジンがないとリソース負けしてしまいがち。
そこに対して《精体の追跡者》でリソース部分をカバーしていくという戦略を調整相手の小林遼平さんから教えていただき、実際にやってみるとかなり好感触。
《逃げ場なし》との両構えをしつつ、相手が《亭主の才能》や《探検するドルイド》でずらしてきたところに《精体の追跡者》を出すという流れが綺麗でした。
特に《一時的封鎖》は相手だけを一方的に追放し、《精体の追跡者》のみが残るという構図は非常に強力。
《喝破》2枚
主にドメインランプに対する一枚ですが、ディミーアミッドレンジなど様々なデッキにも幅広く入る器用な枠です。
ドメインランプの《永遠の策謀家、ズアー》《ミストムーアの大主》《審判の日》をまとめて見られるだけでなく、既に出てしまったパーマネントにも《この町は狭すぎる》で戻して出し直してきた所に《喝破》でカウンターもできます。
《否認》1枚
《嵐追いの才能》で回収出来る確定カウンターが欲しかったため、《喝破》と散らしました。
ドメインランプの《害獣駆除》が軽く《喝破》ケアが容易であるため、これに対してリスクを負わせたいというのもあります。
《邪悪を打ち砕く》2枚
ドメインランプ、エスパーピクシーミラーだけでなく《分派の説教者》などエスパーピクシーの《逃げ場なし》を意識したタフネス4以上のクリーチャーに対する回答でもあります。
《嵐追いの才能》で回収するシチュエーションもありますので覚えておきたいところです。
《不気味なガラクタ》1枚
主にグルールアグロへの一枚ですが、ミラーでも有効です。
次回があればメインの《荒らされた地下室/解剖室》と入れ替えたいところです。
《養育するピクシー》《孤立への恐怖》《この町は狭すぎる》といったセルフバウンスで使いまわせる除去でもあり、起動能力によってマナフラッド受けにもなります。
特に諜報でスペルを落としておいて《嵐追いの才能》で回収するという動きは占術である《望み無き悪夢》に出来ない部分です。
《一時的封鎖》2枚
グルールアグロおよび召集に対する全体除去。
こちらの《望み無き悪夢》《不気味なガラクタ》《逃げ場なし》ごと閉じ込めておくとセルフバウンスで使いまわせるのは覚えておくべき点ですね。
《脚当ての陣形》《邪悪を打ち砕く》による裏目も強く、ミラーにも入る《害獣駆除》と枠を争う形ですが、《精体の追跡者》との組み合わせがとにかく強いためセットでの採用になりました。
《勢い挫き》1枚
《不気味なガラクタ》と同じく霊気走破での新戦力。使いまわせる布告が最大の魅力。
《名もなき都市の歩哨》《分派の説教者》といったタフネス4以上クリーチャーに対するアンサーでもあります。
エンジン始動も《望み無き悪夢》でのライフロスト、《養育するピクシー》《孤立への恐怖》の飛行クロックによって上昇しやすくライフゲインもダメージランドを多用するこのデッキにおいては沁みます。
主にグルールアグロに入れますが、《分派の説教者》を擁するゴルガリや青黒ミッドレンジなどにも入ります。
《ゴバカーンへの侵攻》2枚
ドメインランプへの対応策を探していたところ、小林遼平さんが発見した一枚。
《魂の洞窟》絡みの《ミストムーアの大主》と《審判の日》に両方対応できつつ、実は裏面がエンチャントにもなります。
《強情なベイロス》に対するアンサーの一つでもあり、これで前方確認した後に《望み無き悪夢》を出していくという動きもできます。
ドメインランプにしか入りませんが、感触の良い一枚でした。
《安らかなる眠り》2枚
各種眼魔、アゾリウス全知など墓地利用全般への対応策。
《嵐追いの才能》で《この町は狭すぎる》を回収するコントロールプランが出来なくなるのが最大の欠点であり、《除霊用掃除機》も検討しましたが消したいカードが複数あっても問答無用で追放するこれに落ち着きました。
地味にエンチャントでもあるので《呑気な物漁り》が誘発するのもポイント。
▼Tips
適切なアクションを考える
こちらが先手、相手のデッキは不明。初手は1回マリガンした後の6枚としましょう。
ぱっと見ると違和感による誘発を最大限に活かすために《呑気な物漁り》から出したくなりますが、これは《嵐追いの才能》が正解であることが大半です。
なぜならば《呑気な物漁り》スタートだと2ターン目で《孤立への恐怖》は戻すものがないため唱えられないからです。
ファストランドを戻すこともできますが、その場合だと3枚目の土地を引いた時の《嵐追いの才能》《喉首狙い》のダブルアクションができなくなるデメリットの方が大きくなります。
後手の相手が1マナクリーチャーを出して来たら《喉首狙い》で除去はできますが、赤系アグロでない限りは出してこないケースが大半です。
そうすると消去法的に《嵐追いの才能》になるわけですが、そうすると1マナ余ってしまいテンポが悪いですし盤面もやや弱めです。
さらに3枚目の土地を引けなかった場合、《孤立への恐怖》で《嵐追いの才能》を戻してそのままダブルアクションも出来ない恐れがあります。
《嵐追いの才能》からスタートすることで《孤立への恐怖》へと繋がりつつも、3ターン目には《呑気な物漁り》+《嵐追いの才能》のダブルアクションが確定します。
また、3枚目の土地が引けているならば《呑気な物漁り》+《喉首狙い》でブロッカーをどかしつつライフを詰めていくのもよしと選択肢の幅が広がります。
ちゃんとマナを使い切る・ダブルアクションをしていくことを意識するだけでも大きく違うので意識していきましょう。
ファストランドの受け入れを考える
このエスパーピクシーではファストランドが3種4枚ずつの合計12枚が入っています。土地の総数としては23枚であり、半数以上を占めている割合です。
テキストを読み上げるようですが、このファストランドは「4枚目以降の土地」として置くとタップインします。これを意識してあえて3枚目の土地を置かないという行動が肯定される場面があります。
例として、相手はグルールアグロで戦場にはこの4枚があるとしましょう。相手の盤面は更地です。
手札には下記の4枚。
《コイロスの洞窟》を置いてしまいがちですが、私は置きません。
前提として、この手札では《孤立への恐怖》《この町は狭すぎる》の青いカードが2枚浮いており、青マナの土地を引くとダブルアクションが取れる状態です。
《コイロスの洞窟》を置いてしまうと青絡みのファストランドである《闇滑りの岸》《金属海の沿岸》がタップインになってしまうため、《アダーカー荒原》《地底の大河》の2種類のみしかダブルアクションが取れなくなります。
このリストでは《アダーカー荒原》2枚、《地底の大河》3枚の合計5枚で受け入れ枚数が非常に少なくなってしまいます。
一方で置かなかった場合、ファストランドがアンタップインになるため、《闇滑りの岸》《金属海の沿岸》の合計8枚も受け入れとして考えられるようになります。ダメージランドの5枚と合わせると合計13枚ですね。
先述した2+2のダブルアクション、つまり《孤立への恐怖》や《この町は狭すぎる》から《逃げ場なし》は出来なくなりますが、《不気味なガラクタ》はプレイできます。
さらに次のターンでは手札の《コイロスの洞窟》を置くことで2+2のダブルアクションができるようになります。
これらを考え、アンタップインの青マナ土地を置ける確立を大幅に上げるために3枚目の土地として《コイロスの洞窟》は置かない……というわけです。
細かく動けるデッキであるため、このように土地の置き方によって勝率が大きく変わってきます。
土地は毎ターン置かねばならないということはもはや常識ですが、その常識を一旦疑ってみるのも大事です。
▼マッチアップガイド
vsグルールアグロ
《不気味なガラクタ》《逃げ場なし》の除去を使いまわせることから有利マッチですが、《多様な鼠》+《巨怪の怒り》が絡むと一瞬で負けうるので慎重にやらねばなりません。
キープ基準としては当然ながら《不気味なガラクタ》《逃げ場なし》といった除去になりますが、先手で《呑気な物漁り》《悪意ある呪詛術士》《養育するピクシー》《嵐追いの才能》《この町は狭すぎる》というような初手であればダメージレースで勝ちうるためキープできます。
後手だとダメージレースを制するのは難しいためマリガンで考えますが……
ゲームプランとしては基本的に除去を使いまわしてコントロールしていきますが、除去ばかりしていては《脚当ての補充兵》《多様な鼠》の新生によっていずれリソース負けしてしまいます。
ですので、除去しつつも《嵐追いの才能》のカワウソトークンや《養育するピクシー》などでクロックを刻んでいき、ダメージレースしていくという方向性になります。
《巨怪の怒り》だけ気を付けて細かく除去していきながら、盤面有利を作り出して押し切るという流れを作るといいでしょう。
▼サイドアウト
-3《悪意ある呪詛術士》
-1《荒らされた地下室/解剖室》
-2《悪夢滅ぼし、魁渡》
▼サイドイン
+2《精体の追跡者》
+1《不気味なガラクタ》
+2《一時的封鎖》
+1《勢い挫き》
サイド後でも依然として除去を使いまわすコントロールプランになります。
相手は《脚当ての陣形》《探検するドルイド》を増量してくることから土地を立たせてターンを返し、こちらの除去をかわそうとしてきます。
それを逆手に取って《精体の追跡者》を出し、そのまま《望み無き悪夢》《嵐追いの才能》《孤立への恐怖》などによってリソースを稼いでいけば勝利は目前です。
《一時的封鎖》についても2マナ立っているところには極力出さないようにすることを心掛けておきましょう。
ただし、最近は《陽背骨のオオヤマネコ》プランを取ってくる事が多く、ライフを詰められると明確な時間制限が発生するため以前ほど有利ではなくなってきます。
要所要所でちゃんと相手のライフをコツコツと削り、ライフレースを制していく意識が必要です。
vsドメインランプ
微不利マッチです。
とにかく《呑気な物漁り》《嵐追いの才能》《悪意ある呪詛術士》などの1マナクリーチャーを繰り出し、《望み無き悪夢》も絡めて早期決着を目指していく形となります。
これに対する《害獣駆除》が致命的な敗着になってしまいますが、デッキのマナベース的に2~3ターン目に《害獣駆除》をされる確率は低いため割り切ってしまった方がよいです。
キープ基準については上記にも記載した通り1マナのクリーチャー群。クロックがなければ始まりません。
《呑気な物漁り》+エンチャント類がとにかくキー。どんどんクロックを重ねていきましょう。
▼サイドアウト
-4《逃げ場なし》
-1《荒らされた地下室/解剖室》
-1《不気味なガラクタ》
-1《悪意ある呪詛術士》
▼サイドイン
+2《喝破》
+1《否認》
+2《邪悪を打ち砕く》
+2《ゴバカーンへの侵攻》
サイドではカウンターと《邪悪を打ち砕く》によってある程度ゲームを急がなくても良くなります。
それでも攻める立場である事に変わりはなく、クロックを用意した上でカウンター類と《邪悪を打ち砕く》で相手のアクションに対応していきたいところです。
2マナ浮きで《永遠の策謀家、ズアー》を唱えられた際、《ホーントウッドの大主》等がある場合は解決前に《邪悪を打ち砕く》で先に破壊しておくことを勧めます。
《永遠の策謀家、ズアー》の起動にスタックで《邪悪を打ち砕く》をできればよいのですが、相手もそれは織り込み済であることを忘れてはいけません。
とはいえ先に《永遠の策謀家、ズアー》に対して《邪悪を打ち砕く》で処理してしまうパターンもあるので、ケースバイケースではあるのですが……
vsエスパーピクシー
どの程度ミラーを意識しているかで変わってきます。
相手が《分派の説教者》まで採用しているとやや不利です。
お互いに除去し続けるため、長期戦になりがち。
先に《嵐追いの才能》《この町は狭すぎる》パッケージが揃った方が勝ちになりがちですが、この動きをするためには6マナ必要で大振りなので先に揃われたとしてもこの隙を突く事で勝ちをもぎ取れる時もあります。
《嵐追いの才能》レベル2に合わせて《この町は狭すぎる》で大きくテンポを取れますが、その逆も然りなので覚えておきましょう。
《逃げ場なし》が主な除去になるため、《呑気な物漁り》で《孤立への恐怖》に+1/+1を乗せ、タフネス4を作ることは意識しておきたいポイントです。
《養育するピクシー》《悪意ある呪詛術士》に+2/+2を載せていくのも良いです。もちろん《逃げ場なし》に気を付けながらやっていきましょう。
▼サイドアウト
-2《悪夢滅ぼし、魁渡》
-1《保安官を撃て》
-1《喉首狙い》
-1《悪意ある呪詛術士》
▼サイドイン
+2《邪悪を打ち砕く》
+1《不気味なガラクタ》
+1《喝破》
+1《精体の追跡者》
相手の構成やサイドプランによって変わってきます。
《悪夢滅ぼし、魁渡》については忍術先が定着しづらく、《逃げ場なし》もあり《邪悪を打ち砕く》で対処されがちなため基本的に抜いています。
後手であれば《悪意ある呪詛術士》をもう少し減らしますし、ケースバイケースといったところです。
サイド後でも方針は変わりませんが、お互いに《邪悪を打ち砕く》がある点については留意すべき事項です。
《嵐追いの才能》レベル2に合わせて《邪悪を打ち砕く》をされるのが最悪のパターンなので、ここは必ずケアしましょう。
上記の内容はマスとんの皆様との指名対戦を重ね、調整相手である小林遼平さんと話し合ってゲームの争点やゲームプランなどを確立させていったものです。
その成果もあり、本戦の結果としては5-3の勝ち越し!
特に得意なマッチアップとするグルールアグロで4-1できたのが非常に大きく、練習の成果を感じました。(逆に言えばそれ以外のマッチは1-2ですが……)
この場を借りてマスとんの皆様に感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました。
▼今後のエスパーピクシーについて
ここまではプロツアー前のエスパーピクシーの話。

現在はコンボマスターことcftsoc3さんが3月2日にメイン《食糧補充》《分派の説教者》《ベイルマークの大主》を採用してスタンダードチャレンジで優勝したことをきっかけに変化が訪れています。
大きな相違点としては《呑気な物漁り》および《悪意ある呪詛術士》の不採用ですね。
これによってアグロプランが取りづらくなった代わりにミッドレンジとしての太さが備わり、《嵐追いの才能》+《この町は狭すぎる》による長期戦の強さが際立っています。
抜けたこの2枚もグルールアグロやエスパーピクシーミラーではサイドアウト候補であり、その分これらに対して優位に立てる構成となっています。
ここから発展してオータム・バーチェットさんは《悪夢滅ぼし、魁渡》をサイドボードに移した上でメインから《食糧補充》4枚・《鋼と油の夢》3枚、果てには《ギックスの命令》まで採用したエスパーピクシー・コントロールと呼んでも差し支えない構成を作り上げています。
1マナ域が減り《害獣駆除》や同型に対してより強くなっている一方、ドメインランプに対してライフを詰め切るというプランが取りづらくなっており相性が悪化しているように思います。
その一方で従来の《呑気な物漁り》《悪意ある呪詛術士》を採用した型もスタンダードチャレンジなどで上位につけています。
どの構成にもメリットとデメリットがあり、メタに応じて使い分けていくことになるでしょう。
以上がプロツアー旅行記から始まり4本の記事と長くなってしまいましたが、私が初プロツアーにおいて調整してきた過程になります。
これが皆様のマジック道において一つのご参考にでもなれば幸いです。
これほどまでに真剣に調整をしてきたのは初めてで、体力的にも精神的にも大変でしたがコツは掴めたような気がするので今後の機会に活かしていきたいところです。
こうした調整も含め、プロツアーという大会を通してマジック:ザ・ギャザリングを心の底から楽しめたと思えました。
「Let's Enjoy Magic」を胸にこれからも楽しんでいきます!!