へいかの選ぶ『久遠の終焉』各色トップ3!

へいかの選ぶ『久遠の終焉』各色トップ3!

Akira Kobayashi

 こんにちは! 「へいか」こと小林 輝(@enzyutuheika)です。


 8月1日に販売される最新セット『久遠の終焉』の全カードが公開されましたね。


 新しいカードがどんどん出てくるという意味では嬉しい悲鳴ではあるのですが、「え、もう!?」という気持ちもあります。スパンがあまりにも早すぎる……!


 今回はなんとこれまでになかったスペースSFもの!


 宇宙船や惑星といったタイプのカードもあり、ワクワクさせられますね。


 他のフォーマットに触れつつもスタンダード目線を中心に、恒例となる各色トップ3を上げていこうと思います!

 

     

     

    3位:《縫い目破り

     な、なんとエンチャント版《ポータブル・ホール》です!


     ダンジョンズ&ドラゴンズのカードであるため再録が難しいと思われていた《ポータブル・ホール》でしたが、SFものなので再録できるのでは……? 個人的に考えていました。


     その矢先にこれですよ!! 驚きの一言です。


     白の代表的な1マナ除去であった《軍備放棄》がスタンダード落ちするのもあり、能動的な除去としてこれが来るのは嬉しいの一言ですね。


     エンチャントなのも最も使うであろう赤に対してアーティファクト破壊系統で割られる心配がなくなり、高ポイントです。


     パイオニアでも採用実績が豊富な除去ですし、これも今後スタンダードにおける白の1マナ除去の定番となることでしょう。

     

    2位:《喜びあふれる太陽生まれ

     新メカニズムワープを持つ天使が2位となりました。


     この新メカニズムであるワープはワープ・コストで唱えると場に出て、ターン終了時には追放領域に行きます。


     次のターン以降に追放領域から唱えられるという調整版出来事のようなイメージですね。


     いずれもETB能力を持っていたり、あるいはこの天使のように常在能力を持ったりという効果が多いです。


     重いマナ総量のカードを軽いワープ・コストで唱えられるため、《豆の木をのぼれ》が禁止された大きな理由に見えますね。


     さて、この天使は《嵐の討伐者、エルズペス》の常在能力と同じように二倍のトークンを出せるようになります。


     これまでこういったカードは4マナ以上だったりと重く、なかなか使いづらい面がありました。


     しかしこのカードはなんとワープによって2マナで出せるのです!


     まず思い浮かぶのはやはり白単トークン。


     《ミストムーアの大主》に繋げると2/1飛行が四体になりますし、《世話人の才能》のレベル2に繋げてもよし。


     何よりも本体も5マナで4/5飛行絆魂とほどよいスペックをしています。


     また、《三歩先》のコピーモードでこれをコピーすると二体出ます!!


     白単にする理由だった《軍備放棄》が無くなった今、青白トークンに進化を遂げる時なのかもしれませんね。

     

    1位:《ピナクルの星檻

     白の1位はこちら、《一時的封鎖》がスタンダード落ちしたかと思いきや後釜が出てきました。


     こちらは8マナもかかるとはいえ、終盤以降の捲り札として機能するのがかなりいいポイントですね。


     また2マナ以下のパーマネントであれば全て追放してしまえる《一時的封鎖》とは異なり、クリーチャーとアーティファクトのみという制約が課せられています。


     しかしながら、この制約も実は…………


     そう、エンチャントである《縫い目破り》と両立します! 《ポータブル・ホール》と《一時的封鎖》の組み合わせは《ポータブル・ホール》で追放したのに《一時的封鎖》で戻してしまうという矛盾を抱えており、血の涙を流しながらどちらかを選択しなければなりませんでした。 しかし……今は違うのです! 両方使えてしまうのです!!


     エンチャントも追放したいというケースはあまりありませんし、《一時的封鎖》よりも使われる可能性大と言えます。 この優秀な二種の除去を得てしまったアゾリウスコントロール、ありがたく使わせていただきます(《悪夢滅ぼし、魁渡》から目を背けながら)

     

     

    3位《月明かりの瞑想

     すごい悪さしそうなカード。


     ETB能力を持つクリーチャーにつけてもいいのですが、やはり除去されづらいアーティファクトを増やしたいところ。


     自分でトークンを生み出せる《コーリ鋼の短刀》につけて遊びたかったのですが、禁止されてしまったのが残念……


     まず思い浮かぶのはやはり《身代わり合成機》との組み合わせですね。


     後は《忍耐の記念碑》あたりも気になります。無料でルーティングするクリーチャーと組み合わせ、宝物トークンを出すモードを選ぶことで《忍耐の記念碑》のコピーがどんどん生成されて行きます。


     つけて終わりだと現代スタンダードでは追いつけないので、こうした工夫が必要になりますが面白いカードだと感じますね。


     ちなみに《召喚:ナイツオブラウンド》につけて章効果を解決するとなんと本体が3枚コピーで出てきます。そしてそのまま並ぶ9体の騎士たち。オーバーキルにも程がある。


     このようにジョニー大歓喜のカードとなっています。EDHでも大いに盛り上がりそうですね。

     

    2位《星原の歌手

     《喜びあふれる太陽生まれ》と同じように2マナのワープコストで戦場に出ることによる誘発型能力が追加で誘発する常在能力持ち。


     軽量置物除去との相性がよく、たとえば《逃げ場なし》であれば-3/-3が二回誘発しますし、上記の《縫い目破り》でも2枚追放することができます。


     本体も4マナとやや軽いですし、《養育するピクシー》《ロザリアの心、アンブロシア》《陽光真珠の麒麟》と組み合わせたアゾリウスセルフバウンスデッキも考えてみたいところですね。

     

    1位《星間航路の助言

     このカードを見た瞬間、私は天に感謝しました。


     2マナで打った場合、土地3枚以下だと《衝動》より弱いカードですが真価はキッカーコストで打った時。


     土地4枚でも《記憶の氾濫》ですし、5枚、6枚、7枚と増えていくと《時を越えた探索》になっていきます。


     8枚以上になったらもはや未知の領域。土地が伸び切った末に苦しいトップ勝負になった時、これを引いたら嬉しさの余り失神してしまうかもしれません。


     何より嬉しいのは先述した通り《衝動》以下とはいえ、2マナで打つ選択肢がある点です。


     序盤に引けば2マナで土地や除去を引き込むために。


     中盤に引けばキッカーコストで有効牌2枚を探すために。


     終盤に引けばとんでもない枚数を掘り、フィニッシャーを出すために。


     例えば土地7枚で《審判の日》を引けないと負ける!という盤面でも2マナで打ち、上から7枚を見て《審判の日》1枚を引き込んでそのまま打つ……など、非常に器用に使える一枚だと思います。


     上記のように各々のシチュエーションで強く使えるのが素晴らしい点です。


     《縫い目破り》、《ピナクルの星檻》と来てこの《星間航路の助言》。きっとアゾリウスコントロールが好きな人が作ってくれたのでしょう。


     私はこれから毎日感謝の祈りを捧げようと思います。本当にありがとうございます。

     

    3位《スーパーヴォイド、ソセラ

     これで《墓穴までの契約》というカードを初めて知りました。


     片方のクリーチャーがいなくなった後はこれを生贄に捧げることになりますが、その際に相手が追放したクリーチャーに+2/+2を乗せつつ自分のコントロール下で出すオマケがついています。


     当然ながら生け贄シナジーとの相性は凄まじく、例えば今回の新しい生け贄除去である《忘却の受容》を唱えると生け贄コストでまず1体追放させ、その後に《忘却の受容》によって1体破壊することができます。


     4マナエンチャントと重めですが、後述する《影の帯の盲信者》といった無料のサクリ台があれば完璧です。


     ほぼ相手の盤面を一掃しつつ、+2/+2に乗せた状態で相手の盤面にいた好きなクリーチャーを出せるという一方的な盤面になります。

     

    2位《エレジーの見習い

     《ヨーグモスの法務官、ギックス》のように戦闘ダメージを与える事でドローをする能力を持ちます。


     《永劫の好奇心》《ヨーグモスの法務官、ギックス》とは異なり「1体以上のクリーチャー」なので1枚までしか引けませんが、こういった効果が強力なのはこの二枚が証明しています。


     4/4/4絆魂と頼もしいスタッツも嬉しく、ヴォイドも2/2を生み出す効果と強力の一言。宝物トークンを生贄に捧げて出すことでそのまま終了ステップに2/2が出るため、実質4マナで4/4+2/2になる可能性があると考えると強そうです。


     またヴォイドは相手のパーマネントが戦場を離れても誘発するため、除去を行うことで2/2を出せるのも高評価点です。


     アグロに対する壁役やフィニッシャーとして十二分の働きをしてくれることでしょう。

     

    1位《影の帯の盲信者

     とんでもないカードが来ました。


     無料でクリーチャーを生贄に捧げられるだけでなく、諜報1のデッキトップ操作までこなします。


     これに加えてなんとアーティファクトも生贄可能!! さらにさらに、本体も2/3/2と素晴らしいスタッツをしています。正直2/1/1でも席はあるでしょうに。


     様々なフォーマットで見かける可能性のある一枚。正直これがレアでも驚きませんでしたが、アンコモンなのは嬉しいですね。


     スタンダードではやはり《威名のソルジャー、セフィロス》との組み合わせが要注目。


     もともとオルゾフサクリファイスはローテーション落ちするカードが《神無き祭殿》でカバー可能な《コイロスの洞窟》やほぼ同型再録される《滅殺の眼差し》ぐらいで、他は現役です。


     新メカニズムであるヴォイドとの相性も非常に良いため、まずオルゾフサクリファイスを試す方は多い事でしょう。


     今のうちにオルゾフサクリファイスのパーツを抑えてしまいましょう!

     

    3位《惑星契りの威嚇屋

     このカードを見た時、まず「?」が思い浮かびました。


     相手にとって都合のいい方を選べる選択権があるとはいえ、2/4/3か2/2/1+着陸船・トークン2つはさすがにやりすぎでは?


     着陸船トークンの方を選ばれたとしても実質「インスタントタイミングで起動できる《不屈の自然》のアーティファクト・トークンを2つ出す2/1」ですからね。


     特殊な方向性から既存のデッキに入るイメージがしづらく、新しいデッキでの採用になるとは思いますが、単体のスペックとしてはどれも一級品。


     土地を伸ばしたいデッキでも2マナで4/3のスタッツは頼もしい壁役になってくれるでしょう。

     

    2位《絶望的猛攻

     アーティファクトやクリーチャーをコピーしつつ、速攻も付与させるコピーカード。


     Xの数が多くなるほどコピーする枚数も増え、5マナで2枚コピーはなかなかですね。


     《喜びあふれる太陽生まれ》にX=2で打つと倍の4体出ることになり、4×4で16点の絆魂・飛行パンチになります。


     《逸失の恐怖》を2体出して3回の追加の戦闘フェイズというのも面白いですね。警戒持ちがいたら一瞬でゲームが終わりそうです。


     コピーして速攻も付与する類似カードとしてサンダージャンクションの《溶鉄の複製》がありますが、こちらは複数のコピーが出てくるという差別点があります。


     下環境でも赤単プリズンで《パイロゴイフ》にX=2で打ったら一瞬で勝ちそうですし、なかなか将来性があって楽しみな一枚ですね。

     

    1位《武器製造

     赤の1位はこちら! トークンでないアーティファクトが場に出ると「弾薬」という名のアーティファクトトークンを出す物騒な一枚です。


     戦場を離れた時でも誘発するのがミソで、例えば下環境になりますが《ハーキルの召還術》で「弾薬」をバウンスしても2点を与えつつ、《オパールのモックス》といったアーティファクトを回収して出し直すことができます。


     スタンダードでは軽量アーティファクトが少ないので扱いが難しいのですが、先述した《影の帯の盲信者》はアーティファクトも生贄に捧げられるので《不気味なガラクタ》などと組み合わせたアーティファクトサクリファイスデッキも考えてみたいところですね。


     どちらかというと下環境で目立ちそうなカード。どんな新しいデッキが出来るのかワクワクしますね。

     

    3位《溶かし歩きの消散

     1マナのオーラで+0/+2修正に加えてなんと格闘!


     これまでの格闘するオーラだと2マナの《戦茨の恩恵》ですが、これの完全上位互換です。しかも2体以上のクリーチャーにはブロックされないというオマケもついています。


     パイオニアの呪禁オーラの選択肢の一つとしてはもちろん、スタンダードでもオーラデッキに期待したいところですが優秀なオーラである《無鉄砲》のローテーション落ちが非常に痛い。


     それでも《天上の鎧》《破片魔道士の救出》《幽霊による庇護》などの優秀なオーラ、名誉オーラである《王のもてなし》もありますから、今後呪禁や護法を持つ軽量クリーチャーが出てきたらオーラデッキが成立するかもしれません。


     そういう意味でも期待したい一枚ですね。

     

    2位《終端探査機

     1/2/2到達という素晴らしいスペックに加え、死亡時にはお互いに着陸船・トークンを出すクリーチャー。


     序盤の壁役とマナ加速手段を兼ねるため、アグロよりもランプ系統デッキでの採用がされそうな印象を受けます。


     到達によってディミーアミッドレンジの飛行クリーチャーに対して睨めるのも小さくない利点。


     メリットとデメリットのバランスがよく、かなりいいカードに見えます。使ってあげたいですね。

     

    1位《惑星共生

     1位はこちら! 1個以上の+1/+1を置くたび、その個数に等しい枚数をドローできます。


     《亭主の才能》との相性がよいのはもちろんですが、《金脈のハイドラ》といったXの分だけ+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出るクリーチャーとも相性がすばらしくよいです。


     相手のターンでも誘発するため、《蛇皮のヴェール》との相性も◎。


     長らく不遇が続いている緑ですが、《棘を播く者、逆棘のビル》といった+1/+1カウンターを載せるカード群をまとめた新しいデッキが出てくることを期待したいですね。

     

    マルチカラー

    3位《コスモゴイフ

     ルアゴイフが宇宙進出! 追放領域にあるカードの枚数だけ強くなります。 墓地を利用するデッキは《安らかなる眠り》などの墓地対策に常に悩まされてきました。


     しかし、その墓地対策を逆手に取るのがこの《コスモゴイフ》。墓地を肥やすデッキで墓地対策が効かないサブプランとしての起用が考えられますね。


     他に《死人に口無し》《緊急の検死》といった任意の数だけ墓地を追放できる証拠収集との相性が非常によいのも見逃せない点です。


     パイオニアでは探査コストによる能動的な追放ができるので、より強く使えそうです。

     

    2位《サンスターの模範、ヴォンダム卿

     2/2/2で警戒威迫に加え、自分がコントロールしているクリーチャーが死亡するか追放領域に置かれるたびに+1/+1カウンターを載せつつライフゲインもするすごい一枚です。


     さらにこれがパワー4以上で死亡もしくは追放された時、土地でないパーマネントを破壊するというオマケにしては強烈な効果も持ち合わせています。


     応召によって能動的に2枚死亡させられる《勝利の楽士》との相性が素晴らしいですね。


     カラー的にも性能的にもオルゾフサクリファイスとも非常にマッチします。《影の帯の盲信者》との組み合わせもあり、かなり期待できる一枚です!

     

    1位《ピナクルの特使

     マルチカラーの1位は「やはりか」と予想していた方も多いと思います。


     通常であれば3マナかつアーティファクト呪文を唱えるたびに1/1飛行のアーティファクトトークンを出すという点では《練達飛行機械職人、サイ》と似たクリーチャーなのですが……


     なんとワープコストによって1マナで唱えることができます。えっ? しかも本体もアーティファクト・クリーチャーです。えっ??


     これの何が恐ろしいかというと、下環境での話になりますが1ターン目にこれをワープコストで唱えつつ、《オパールのモックス》を唱えるだけでアーティファクトが3枚あることになり、金属術が達成します。


     そこから《ミシュラのガラクタ》を唱えるとアーティファクトが5枚になり……《河童の砲手》が出ます。とんでもない。


     親和である《物読み》に繋ぐことも可能ですし、これまでの親和になかった「1/1飛行トークンによる横並び」という新たな要素によって大幅に強化されることになります。


     アーティファクト・クリーチャーなので重ね引きしても誘発しますし、ワープ・コストで唱えた後も再度唱えることができる点も素晴らしい。


     スタンダードでも1マナで《身代わり合成機》を誘発させることができ、相性もぴったりなので今度こそトップメタへと躍り出るかもしれません。


     上記の理由から堂々の1位とさせていただきました。


     下環境でもどれぐらい暴れるのか見ものですね。


    無色 

    3位《反因果の残留

     なんとスタンにエルドラージが帰ってきました! ワープ・コストで唱えることで実質「4マナで1ドローしつつ、土地の枚数以下であるパーマネントをタップ状態で戦場に出す」というソーサリーになります。


     これだけではやや物足りないのも事実ですが、後から6マナで除去されてもアドバンテージと後続を引っ張ってこれる厄介なクリーチャーへと様変わり。


     ワープコストで出した時に出てくる7/5を配備や搭乗などで上手く使ってあげるとかなり良さそうです。

     

    2位《かき鳴らす巣槽

     エルドラージに引き続き、なんとスリヴァーまで!!


     残念ながら現在のスタンダードにスリヴァーは存在しませんが、モダン以下ではスリヴァーがたくさんいます。


     無色アーティファクトで親和(スリヴァー)を持つので、6体並べばなんと0マナで唱える事が出来ます。


     またこの手のアーティファクトにしては珍しく伝説も持たたないため、重ね引きするととんでもないことに。


     EDHでのスリヴァーデッキでは必須カードになりそうですね。

     

    1位《冷酷な船長、テゼレット

     無色の1位はこちら、非常に貫禄のある姿をしたテゼレット!


     性能的にもかなりアーティファクトに特化したもので明らかにした環境を意識したデザインとなっています。主戦場はモダンやレガシー、あるいは《ブラック・ロータス》や各種Mox、《Time Vault》のあるヴィンテージになりそうですね。


     常在能力でアーティファクトが出るたびに忠誠カウンターが増える効果はトークンでないという縛りもないため、専用のデッキを組むと瞬く間に奥義まで行きそうな見た目。


     先述した《ピナクルの特使》があればアーティファクト・呪文を2回唱えるだけで忠誠度が7までいきます。とんでもない。


     +1能力はいかにも《厳かなモノリス》をアンタップしろと言わんばかりのアンタップ能力。ちょうど《厳かなモノリス》から出る3マナなのも追い風ですね。


     -3能力もマナ総量が「1以下」であるため、《ウルザの物語》とは異なりXのアーティファクトカードも持ってこれます。


     《歩行バリスタ》をサーチして墓地に行かせ、そのまま《アガサの魂の大釜》で煮込んで……なんてことも考えられますね。


     《Time Vault》がある時には《通電式キー》を持ってきて無限に繋げたりと、やはりプールが広くなる下環境において無類の強さを誇ります。


     -7の奥義能力は永続的にアーティファクトを強化し続ける紋章。長引けば長引くほど、横に並んだり縦に伸びたりとゲームを決める性能なのも嬉しいですね。

     

    土地

    3位《ヴォイドの祭壇、ススール・セクンディ

     新しいサブタイプである惑星の土地。配備コストが12と非常に重いものの、乗り切ってしまえば生贄に捧げることでなんとパワーに等しい枚数をドローする凄まじい土地に。


     おや……たった2マナでパワー8のクリーチャーがいますね……?


     出た当初はかなり騒がれ、結局使われずじまいだったこの《古のもの》ですが、配備というキーワード能力によってとうとう輝く時が来たのかもしれません。


     買うなら今のうちですよ!!


    2位《隔離された星鍛冶場

     土地枠でなんと2/2のサイズを出す事が出来ます。同じく2/2を出せる土地である《ウルザの工廠》が7マナですから、5マナは時代の流れを感じさせますね。


     またアーティファクトの数だけパワーが上がる起動能力もあり、総じてアーティファクトをメインに扱うデッキのバリューランドとしての起用になりそうです。


     《沈んだ城塞》と組み合わせて使ってみたい土地ですね。

     

    同率1位ショックランド

     これは誰でも異論ないはずです。まさかスタンダードでラヴニカ次元でないショックランドが出るとは……!


     これによって境界ランドが大きく強化されたため、間違いなくセットでの運用が主流となります。持っていない色の境界ランドは今のうちに揃えておくとよいでしょう。


     ファストランドが残り、かつショックランドがある色の組み合わせとしては白黒、青緑、赤白の三種類。


     先述してきたオルゾフサクリファイスはもちろん、マナベースが強固になったボロスカラーも注目したいですね。《軍備放棄》が無くなったのでボロストークンにしてみても面白いかもしれません。

     

    おわりに

     

     以上、私が選ぶ各色トップ3でした。


     ローテーションが行われた後の最初のセットなだけあり、環境に与える影響はかなり大きなものになりそうです。


     ワープコストは色々な意味で悪さが出来そうなメカニズムなので、下環境への影響も注目していかないといけませんね。


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