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こんにちは。 細川 侑也(@yuyan_mtg)です。 今週のピックアップデッキでは、ちょっと珍しいデッキを、軽い解説を交えて紹介していきます。 紹介デッキ アブザンピクシー セレズニア檻 ブルードレッジ アブザンピクシー スタンダードチャレンジ(4/24) : 準優勝 By A_Turtle MTGアリーナ用インポートデータ 戦場に出た時に能力が誘発するパーマネントを回収して何度も再利用する、いわゆるセルフバウンス戦略は、今やスタンダードでは大人気のアーキタイプとなりました。 青いデッキなら《この町は狭すぎる》《孤立への恐怖》、白が含まれれば《養育するピクシー》に《陽光真珠の麒麟》と、青と白にそれぞれ複数のセルフバウンス系カードがあるため、すべてを贅沢に使ったエスパーピクシーだけでなく、オルゾフ・ディミーアと2色のセルフバウンス系デッキも活躍しています。 そんなセルフバウンスに、新たなカラーバリエーションが追加されました! それがなんと白緑黒3色のアブザンピクシーです。 戻すカードはお馴染みの《養育するピクシー》《陽光真珠の麒麟》の8枚。『タルキール:龍嵐録』のおかげで青を使わなくても8枚のバウンスカードをメインに採用できるようになりました。 《陽光真珠の麒麟》と相性の良いカードと言えば《悪意ある呪詛術士》。《陽光真珠の麒麟》は実はトークンをバウンスした時に1ドローできるので、《悪意ある呪詛術士》がつける役割をバウンスすることでカードが引けてしまいます。 《悪意ある呪詛術士》は役割をすぐに剥がすことができれば1マナ3/2というハイスペッククリーチャー。そのため、どちらかと言えば相手のライフを速やかに削るアグロデッキで使いたいカードです。 そんな《悪意ある呪詛術士》と一緒に相手のライフを削るのが《遊撃サイ》。戦場に出た時に2点ドレインしつつ、自身が3/4トランプルなので、ダメージレースで優位に立てます。タフネスが4なのでイゼット系デッキに1枚で処理されにくいのも魅力。 《絶縁の僧侶》は相手の手札を攻めるカード。相手の手札を見て好きなカードを追放します。《難題の予見者》のようなカードですが、自身が離れた時に相手にカードを引かせるのではなく、トークンを生成します。どちらかと言えば手札版の《スカイクレイブの亡霊》と言ったところでしょうか。 《スカイクレイブの亡霊》を使った・使われたことがある方ならわかると思いますが、死亡時にトークンを渡すというデメリットは、実は思いの外小さいです。昨今はクリーチャーの質が非常に上がっており、ただの能力を持たないバニラクリーチャーを献上したところでさほど痛手にはなりません。 特に《絶縁の僧侶》は手札を奪っているので、最大の仕事は戦場に出た時に終わっているので、喜んで死亡時にスピリットを渡せます。 そしてなんといっても《ヤサンの街道見張り》。唱えて戦場に出た時に、カードを4枚切削し、その後墓地からマナ総量が3以下のクリーチャーを場に戻せます。4枚切削した中である必要はなく、墓地から好きなカードを選べます。 前述の《遊撃サイ》《絶縁の僧侶》を出すも良し、《養育するピクシー》《陽光真珠の麒麟》を拾えば戦場のパーマネントを使い回すことができます。 《養育するピクシー》を墓地から戻して《ヤサンの街道見張り》を回収し、再利用なんてことも可能です。 今紹介したアブザンカラーの3種はいずれも戦場に出た時の能力を持っており、実に《養育するピクシー》《陽光真珠の麒麟》で戻しがいのあるクリーチャーです。他のバウンスデッキと違い、クリーチャーを戻すのが最大バリューとなるのがこのアブザンピクシーなのです。 セルフバウンス系デッキは《逃げ場なし》で盤面に干渉し、《望み無き悪夢》で手札破壊しながら殴っていくデッキで、手札への干渉手段は比較的限られています。コンボデッキ、とりわけ全知を苦手としていましたが、《絶縁の僧侶》は相手の手札を見て好きなカードを抜けるので、対全知に強くなっています。 一方でアグロデッキに対しても決して弱くありません。《遊撃サイ》の存在が非常に大きいですね。《コーリ鋼の短刀》の影響で《削剥》が増えていたり、他に倒したい対象が《分派の説教者》しかいない現状では、《抹消する稲妻》などはほとんど採用されていません。そのため、タフネス4の場持ちが非常に良いのです。 しかも《ヤサンの街道見張り》と各種バウンスによって粘り強さも兼ね備えており、《食糧補充》を擁する青系のデッキにもリソースで負けていません。 実は全対面有利の最強デッキなのでは?そう思ってしまうほど良いデッキで、今スタンダードで最も注目のデッキと言って良いでしょう! セレズニア檻 パイオニアチャレンジ(4/20) : 優勝 By claudioh MTGアリーナ用インポートデータ パイオニアにおけるセレズニアカラーのビートダウンと言えば、セレズニアエンジェルかセレズニアカンパニーが定番でした。 どちらのデッキも《ラノワールのエルフ》《エルフの神秘家》から始まり、エンジェルは《輝かしい天使》《正義の戦乙女》でライフゲインしながら天使を生成し、《集合した中隊》で追加戦力をライブラリーから召集。 カンパニーは《エイヴンの阻む者》《エメリアのアルコン》《スカイクレイブの亡霊》と様々なクリーチャーを展開して、やはり《集合した中隊》によって押し切る。 いずれのデッキもマナクリから2ターン目に3マナ域を展開し、《集合した中隊》を打つデッキです。 しかし、このセレズニア檻は同じ白緑のビートダウンながら、全く動きが異なります。 《ラノワールのエルフ》《エルフの神秘家》を使うことだけは同じですが、そこから展開する3マナ域が《砂嵐の回収者》《血滾りの福音者》《脚当ての補充兵》(新生)と独特のラインナップ。 これらの3枚に共通することと言えば1つ。そう、トークンです。 トークンと言えば『タルキール:龍嵐録』で登場した《嵐の討伐者、エルズペス》。出るトークンが倍になる常在型能力を持ち、プラスでトークンを生成し、マイナスすれば全体強化。トークンデッキのためのプレインズウォーカーです。《脚当ての補充兵》のトークンが増えるのはヤバすぎますね。 《ミストムーアの大主》も入っているため、かなりトークンが並ぶこのデッキ。そしてクリーチャーが並べば一撃必殺の《孔蹄のビヒモス》が控えています。 とはいえ、《孔蹄のビヒモス》は8マナとかなり重く、マナクリが大量に入っているとはいえ、唱えるのは容易ではありません。そこで活躍するのがデッキ名にもなっている《収集家の檻》。 1マナでクリーチャーに+1/+1カウンターを置くまずまずの能力を持っていますが、その後パワーが異なるクリーチャーを3体以上コントロールしていたら、秘匿していたカードをタダで唱えられるオマケつき!《孔蹄のビヒモス》をたった1マナで唱えることができるのです。 《ミストムーアの大主》はトークンを生成するだけでなく、《収集家の檻》の秘匿から踏み倒すのにも便利なクリーチャー。更に土地でもある《エメリアの呼び声》も《収集家の檻》から3~4ターン目に唱えれば凄まじいプレッシャーになるため、さほどデッキの形を歪めることなく、秘匿でハイバリューを叩き出すことに成功しています。素晴らしいデッキ構築ですね。 《収集家の檻》の秘匿条件を達成するのはさほど難しくありません。《脚当ての補充兵》《血滾りの福音者》《砂嵐の回収者》はそれぞれ自身とパワーの異なるトークンを生成してくれますからね。この辺りも実によく考えられています。 カンパニーデッキと違い、3マナ以下のクリーチャーの数にこだわる必要がないので、様々なゲームプランを展開できるのも強みです。《跳ねる春、ベーザ》と《ポータブル・ホール》を入れて赤アグロに耐性をつけており、これはカンパニーにはできないサイドプランです。 最近元気のないセレズニアですが、パイオニアで再び輝く時が来たかもしれません! ブルードレッジ モダンリーグ : 5-0 By MahfuzVanGogh 『ラヴニカ:ギルドの都』が登場した2005年以降、たびたび世間を賑わせているドレッジというデッキ。 ドローする代わりに墓地から発掘を宣言すると、その枚数だけライブラリーを切削し、該当の発掘カードを回収することができます。これによって大量に墓地にカードを溜めて、墓地から唱えられるカードたちで勝利する。それがドレッジです。 発掘6を持つ《ゴルガリの墓トロール》は下環境で長年大暴れし続け、墓地対策をすべてのデッキに標準装備させました。その凶悪さからモダン制定と同時に禁止され、一度解禁されましたが、その後再投獄となり、唯一の禁止→解禁→禁止を経験したカードでもあります。 当初、ドレッジは発掘を行うデッキのことを指していましたが、その後自分のライブラリーを切削して勝利を目指すデッキがドレッジと呼ばれるようになり、最近でもプロツアー・シカゴでゴルガリドレッジが活躍していました。 今回ご紹介するドレッジはというと、しっかり発掘カードを採用した本家ドレッジです。 実はドレッジは《信仰無き物あさり》の解禁によって復活するのではないか?と一部のマニアたちからは注目されていました。 しかし、このドレッジには《信仰無き物あさり》は採用されていません。なんと青黒の2色でまとめているのです。 まず切削する手段からです。発掘カードは《ゴルガリの凶漢》《臭い草のインプ》《暗黒破》の合計11枚。《暗黒破》は発掘3と控えめですが、《オセロットの群れ》《敏捷なこそ泥、ラガバン》を倒せるため、エネルギーに少し強いのが嬉しい。 ドレッジの定番だった《叫び角笛》は採用せず、スペルは《異世界の凝視》と《秘本掃き》。《異世界の凝視》は1マナで3枚しか削れませんが、フラッシュバックがあるため、合計6枚削れますし、切削のついでに落ちてくれるので、継続してライブラリーを掘り進められます。 従来のドレッジは墓地に発掘カードを落とし、そこからドロースペルを手札から打って発掘を連鎖させていました。《信仰無き物あさり》《安堵の再会》ですね。特に《安堵の再会》は2枚捨てて3枚引くため、発掘と相性抜群です。このカードがあるからこそ、ドレッジに赤を入れないことなど考えられませんでした。 しかし、実は今回『タルキール:龍嵐録』でとあるカードを手に入れて、ドレッジはついに赤と決別を果たすことに成功していました。 それが《冬夜の物語》! このカードは墓地からも唱えられる3枚ドロー。しかもパワー3のクリーチャーがいれば2マナで唱えられるため、《安堵の再会》を墓地からプレイしているようなものなのです。 《安堵の再会》は確かに強力ですが、手札になければ使用できません。ドレッジというデッキは1回発掘を始めたら後は通常ドローを行わずに常に発掘でライブラリーを掘りたいため、《安堵の再会》を引くチャンスは多くありません。 そのため、墓地から使用できる《冬夜の物語》は想像以上にデッキを強化しています。しかも同じ墓地から唱えられる《アゴナスの雄牛》と違って引いてから捨てるので、再び墓地に発掘カードを溜めることができ、次のターンも発掘を再開できます。《アゴナスの雄牛》は発掘カードが手札に来てしまうので、たまに発掘に困ってしまう場合がありました。 《冬夜の物語》によってこのドレッジは全く別の動きをするようになりました。1ターン目に《秘本掃き》を打ち、そこに《臭い草のインプ》が見つかれば、後の手札が全部使い物にならなくても勝ててしまう可能性があります。 1.《秘本掃き》で《臭い草のインプ》が落ちる。2.次のターンの発掘5で《ナルコメーバ》+《秘蔵の縫合体》or《這い寄る恐怖》+《銀打ちのグール》のいずれかの組み合わせ+発掘カード+《冬夜の物語》が落ちる。3.墓地から《冬夜の物語》を唱えて3ドロー分の発掘を行う。4.墓地に《秘蔵の縫合体》や《銀打ちのグール》が落ち、場に戻って勝利。 と発掘の落ち次第では《秘本掃き》1枚からだけでこのような展開が作れます。 《冬夜の物語》が加わり墓地から切削できる手段が増えたことで、デッキの安定性が大幅に向上したのです。 《セファリッドの円形競技場》もドレッジには欠かせないカードです。赤を使った3~5色なら複数枚採用するのは厳しいですが、青黒2色なら4枚採用できます。切削手段がない状態からでも《セファリッドの円形競技場》から発掘を始めて《冬夜の物語》に繋がったりしますし、この土地を4枚入れられるのは本当に大きいですね。 青黒2色のため、サイドボードには《海の先駆け》を採用できるのもポイント。第3章で《魂標ランタン》をサーチされてしまう《ウルザの物語》も安心です。 久しぶりに回してみたくなるような素晴らしいリストで、ドレッジ大好きな僕は心が躍っています!
こんにちは。 細川 侑也(@yuyan_mtg)です。 今週は日々成熟しつつあるスタンダード環境から、有力デッキをご紹介! 目次 イゼットテンポ ジェスカイ眼魔 オルゾフピクシー イゼットテンポ スタンダードチャレンジ(4/20) : 優勝 By auzzie51 MTGアリーナ用インポートデータ 《コーリ鋼の短刀》というレガシー級のカードが登場したことで突然頭角を現したイゼット系の果敢デッキ。 《僧院の速槍》《精鋭射手団の目立ちたがり》の一時的にサイズが上がり果敢軍団と《コーリ鋼の短刀》の相性が良く、2回の誘発を達成して《コーリ鋼の短刀》で殴りつつ、《僧院の速槍》も強くなり、一瞬で相手のライフを削り取ります。 そこに《巨怪の怒り》《稲妻波》など、相手のライフを速やかに0にするカードたちを投入したイゼット果敢は、環境初期に登場し、今も一線級の活躍を続けています。 そんな中、突如として現れたのがこのイゼットテンポ。デッキは果敢と似た作りで、少しのクリーチャーと大量のスペルの組み合わせですが、入っているクリーチャーがまったく異なります。 スペルを唱えてサイズが上がるカードは一切採用されておらず、墓地にあるスペル分だけコストが下がるカードたちがそこには鎮座しているのです。 まずは《トレイリアの恐怖》。 パウパーなどでもお馴染みの1マナ5/5で、護法を持っているので、早いターンに並べられると中々処理できません。《逃げ場なし》で護法は消えてしまいますが、本体サイズが5/5と頼もしいので、むしろ《逃げ場なし》には強いカードですね。 このデッキには大量のインスタント・ソーサリーが入っているので、1マナ5/5で出すのは難しくありません。序盤は《コーリ鋼の短刀》で殴りつつ、4ターン目に1マナで連打なんて動きが強力です。 そして《かまどの精》。出来事で使うと手札をすべて捨てて2ドロー。手札が4枚ある時は4ディスカード2ドローと弱いですが、逆に手札が0枚ならタダで2ドローできます。手札を使い切って最後に打つにはベストですね。 そして出来事領域に行った《かまどの精》は、墓地のインスタント・ソーサリー・出来事を持つカードの数だけコストが軽くなります。《トレイリアの恐怖》とほぼ同じですね。 出来事で手札にダブった呪文を捨てて2ドローしつつ、1マナで唱えるなんてことも可能です。 出来事と本体、合わせて3マナでプレイできる可能性があるので、《コーリ鋼の短刀》の誘発条件を1枚で満たすことができ、また《コーリ鋼の短刀》を装備して5/6トランプルになるのも実は強力。 《トレイリアの恐怖》よりサイズは小さいですが、出来事が強いので十分です。 従来のイゼット果敢が《僧院の速槍》《精鋭射手団の目立ちたがり》で序盤から攻めていたのに対し、イゼットテンポは序盤からライフを削る手段は《コーリ鋼の短刀》しかありません。とりあえず除去やキャントリップで墓地を貯めながら妨害し、中盤から一気に攻めていくことになります。 そのため、デッキには除去がかなり多めに採用されています。《噴出の稲妻》に《塔の点火》、更に《削剥》。 《削剥》は今のスタンダードでは重要な役割を持っています。そう、《コーリ鋼の短刀》を割れるからです。青赤系のミラーマッチでは《コーリ鋼の短刀》が最重要カードになります。 《削剥》がもっと使われるようになると、例えば《分派の説教者》などといったタフネス4のクリーチャーの価値は上がっていきますね。このリストはタフネス4に触るのがかなり難しくなっています。《セラの模範》なんかは割られた《コーリ鋼の短刀》を場に戻せますし、もしかしたら白いデッキで使われるようになるかもしれません。 とはいえ、全く対処できないというわけではありません。《嵐追いの才能》と《この町は狭すぎる》の組み合わせもきちんと入っているので、対処可能です。 《この町は狭すぎる》はエスパーピクシーのように1マナの拾いたいパーマネントが《嵐追いの才能》以外に入っていないため、2枚のみの採用にとどまっています。序盤は必要なく、ゲーム中に1枚引けば良いので、大量のキャントリップと《食糧補充》で探しにいく想定の枚数です。 キャントリップと言えば、《止まぬ囁き》も最近のイゼットテンポには採用されています。1マナ1ドローと《コーリ鋼の短刀》の誘発を満たしやすいカードなだけでなく、墓地からも唱えられるので2度美味しい。《トレイリアの恐怖》をタップすれば1マナで調和できます。 《コーリ鋼の短刀》を一番強く使えるデッキはおそらくイゼットテンポです! ジェスカイ眼魔 スタンダードチャレンジ(4/22) : 準優勝 By terlollo04 MTGアリーナ用インポートデータ 《忌まわしき眼魔》を墓地に落として《救いの手》でリアニメイトするコンボを盛り込んだジェスカイカラーのアグロデッキ、ジェスカイ眼魔。 《光砕く者、テルサ》の加入により《忌まわしき眼魔》を吊り上げる以外の勝ち手段が増え、そのため最近では《再稼働》は抜け、リアニメイト呪文は《救いの手》のみとなっています。 《蒸気核の学者》《逸失への恐怖》に加え、『タルキール:龍嵐録』で《氷河の龍狩り》《光砕く者、テルサ》を得て、今のジェスカイ眼魔は引いて捨てる手段が非常に豊富となっています。 そのため、カードを引くことでクリーチャーを強化する《プロフトの映像記憶》が4枚採用されるようになりました。 《プロフトの映像記憶》は特に《光砕く者、テルサ》と相性が良く、戦場に出てカードを2枚引き、その後強化された状態で速攻で攻撃できます。《光砕く者、テルサ》は《忌まわしき眼魔》を落とすだけでなく、単体で非常に強力なクリーチャーなのです。伝説じゃなかったなら間違いなく4枚入ったでしょう。 引いて捨てるカードが増えた影響で《略奪するアオザメ》が入るようになり、ジェスカイ眼魔は更にビートダウン色が強くなりました。速度を求められるアゾリウス全知などとの戦いでは重要で、全体的に厳しめなマッチが改善されています。 そしてジェスカイ眼魔のアグロに強い特性はそのままです。大量の除去から《忌まわしき眼魔》を出すというデッキのコンセプト上、早いデッキ全般に強く、赤単に加えてイゼットも現れた現在のメタにとてもあっており、最近勝ちまくっています。 先ほど紹介したイゼットテンポのように軽除去が効かない構成が出てきたのも頷けますね。《かまどの精》《トレイリアの恐怖》で除去を躱す作戦を取っているというわけです。 とはいえ、除去が効かなくても問題ないのがジェスカイ眼魔。なぜなら《忌まわしき眼魔》を吊り上げてこちらから攻めることも可能だからです。赤系のアグロは《忌まわしき眼魔》がとにかく処理しづらく、2枚を使って除去されて、2回目の《忌まわしき眼魔》でゲームセットという展開になりがちです。 《略奪するアオザメ》《光砕く者、テルサ》《プロフトの映像記憶》による《忌まわしき眼魔》を介さないゲームプランが取れるようになったおかげで、今のジェスカイ眼魔は弱点の1つだった墓地追放カードがあまり効かなくなっています。 殴ってよし、守ってよし、サイドボードも充実と隙のなさそうなジェスカイ眼魔。今後更にその数を増やすことになるかもしれませんね。 オルゾフピクシー スタンダードチャレンジ(4/22) : 優勝 By MJ_23 MTGアリーナ用インポートデータ 《コーリ鋼の短刀》が登場して更に赤いデッキが強くなり、今のスタンダードはアグロまみれとなりました。 そのアグロを倒すために現れたのは、ジェスカイ眼魔だけではありません。『タルキール:龍嵐録』で強化されたオルゾフピクシーもアグロ殺し。 オルゾフピクシーは《養育するピクシー》でパーマネントを使い回すコントロールデッキ。《望み無き悪夢》でハンデスを重ねたり、《逃げ場なし》で除去と、エスパーピクシーと大部分では同じです。 これまでは使い回すカードが《養育するピクシー》のみで、《孤立への恐怖》《この町は狭すぎる》とあるエスパーに比べ、《望み無き悪夢》《逃げ場なし》が少し物足りなく感じていました。『タルキール:龍嵐録』からの新カード《陽光真珠の麒麟》によってバウンスが8枚体制になり、大幅に強化されたのです。 エスパーと異なるのはゲームプランです。《嵐追いの才能》がなくなり、序盤からの圧力をかける手段が減っているので、オルゾフは《養育するピクシー》《陽光真珠の麒麟》によるバウンスで、盤面のコントロールを目指します。 そしてコントロールの役割を担う重要なカードが、白黒の2色になったことで採用できるようになりました。マナベースが強くなり、エスパーの時は採用しづらかったダブルシンボルのカードもメインから入れられるようになったのです。そう、《一時的封鎖》です。 《コーリ鋼の短刀》に対して除去は意味がなく、《削剥》でもトークンは残ります。しかし《一時的封鎖》なら完全な回答となります。 イゼットが流行っているのも、《一時的封鎖》が強い要因です。イゼットカラーではエンチャントを割ることができず、《この町は狭すぎる》でバウンスするしかありません。しかしバウンスしても《コーリ鋼の短刀》が戻るだけでトークンは帰ってこないので、完全回答にはならないのです。 そして《一時的封鎖》を単なる除去としてではなく、攻めにも使えるのがオルゾフピクシー。《望み無き悪夢》を《一時的封鎖》で追放し、《養育するピクシー》で自らバウンスし、《望み無き悪夢》を戦場に戻して再度手札破壊もできるのです。 《養育するピクシー》が一緒に追放されていれば一緒に帰ってきて、そのまま《養育するピクシー》の能力で《望み無き悪夢》回収までいけますし、《陽光真珠の麒麟》ならインスタントタイミングで《望み無き悪夢》を戦場に戻せるので、手札が0枚の相手のドロー後に仕掛けることで、次のトップデッキチャンスを潰せます。 《養育するピクシー》《陽光真珠の麒麟》と《一時的封鎖》の相性は素晴らしく、一度複数枚のカードを追放した後に相手が再展開してきた場合、《一時的封鎖》を《養育するピクシー》で回収して再び《一時的封鎖》を置き直すことで、再展開したカードたちもまとめて追放できます。 エスパーピクシー、ディミーアバウンスと様々な《逃げ場なし》《望み無き悪夢》デッキが環境にはありますが、その中で最もアグロデッキに強いのはオルゾフピクシーだと思います。《一時的封鎖》がやはり強い! 赤単もイゼットも強すぎる。そんなお悩みを抱えているならオルゾフではないでしょうか。
こんにちは。 細川 侑也(@yuyan_mtg)です。 毎週日本各地で行われているチャンピオンズカップファイナルの予選! 今回はその予選に持ち込むべき、今最も強いモダンのデッキたちをご紹介していきます。 紹介デッキ ボロスエネルギー ジェスカイ果敢 エルドラージランプ ボロスエネルギー モダンチャレンジ(4/21) : 優勝 By ShadowTitan1 モダンの王者が、ついに玉座に帰還しました。 そう言っても良いほど、ボロスエネルギーのここ最近のパフォーマンスは素晴らしく、今週末も一番の勝ち組になるのではないかと個人的には思っています。 改めて説明するようなデッキではありませんが、『モダンホライゾン3』から登場した新たなエネルギーカード《魂の導き手》《電気放出》。 《敏捷なこそ泥、ラガバン》を過去のカードにしたとまで言われた《オセロットの群れ》。 現環境最強の2マナ域《ナカティルの最下層民、アジャニ》。 モダンで最高のカードである《火の怒りのタイタン、フレージ》。 これらの質の高いカードたちを詰め込んだ早いグッドスタッフ、それがボロスエネルギーです。 《魂の導き手》《オセロットの群れ》は1マナ域ながら、除去されなければそのまま勝ってしまうほどのクリーチャー。《敏捷なこそ泥、ラガバン》を合わせた12枚、どれも相手は打ち漏らすことはできません。 《ナカティルの最下層民、アジャニ》も同様の性能を持つカードで、ボロスエネルギーが環境にいるからこそ、すべてのデッキが1マナ除去を大量に採用しています。 これらの軽いクリーチャーが除去されてしまうと厳しいのが普通のアグロデッキですが、ボロスエネルギーはアグロではなくグッドスタッフ。グッド(良い)スタッフ(カード)だけを揃えたデッキなので、3マナ域には《火の怒りのタイタン、フレージ》《歴戦の紅蓮術士》《鏡割りの寓話》も控えています。 序盤に出したクリーチャーが生き残ればそのまま勝ち、除去されれば優秀な3マナ域たちでロングゲームもできるのです。 強いカードたちだけで固められているからこそ、ボロスエネルギーはサイド後にも強いデッキです。攻める必要のない相手には序盤のカードを減らしてヘイトカードを詰め込み、ヘイトカード+《火の怒りのタイタン、フレージ》で勝つプランが可能。 速度が重要なマッチでは重いカードを抜いて攻めることも可能で、とにかく死角のないデッキです。 ボロスエネルギーには『タルキール:龍嵐録』からの新カードはほとんど入っていません。《勝利の楽士》は環境初期に試されました。《ゴブリンの砲撃》と相性の良いカードではありますが、相手がこちらのターンに呪文を唱えられないという恩恵をエネルギーはあまり受けられず、《火の怒りのタイタン、フレージ》でミラーマッチも簡単に焼かれてしまう割にインパクトの薄いカードであることから、徐々に抜けてきました。 《コーリ鋼の短刀》を採用したリストもありますが、こちらは工夫が必要で、既存のボロスエネルギーにそのまま組み込むだけでは難しそうです。エネルギーには3マナ域のカードが多く、《コーリ鋼の短刀》の誘発がさほど簡単ではないためです。 さて、ボロスエネルギーの話題になるたびに発生する3マナ域問題。今の赤白は3マナ域が優秀で、どれを採用するか、いまだに答えが出ていません。 候補となるのは《鏡割りの寓話》《歴戦の紅蓮術士》《イーオスのレインジャー長》でしょうか。あ、《火の怒りのタイタン、フレージ》は不動の4枚なので省いています。 このリストで一番多く採用されている《鏡割りの寓話》は最も無難な選択と言って良いでしょう。1章と3章がどちらも放置できず、2章で不要カードを入れ替えられるため、出すだけで得をするカードです。相手との交換を繰り返していけば自動的に《火の怒りのタイタン、フレージ》《栄光の闘技場》で勝てるのがボロスネルギーです。 《歴戦の紅蓮術士》は最近枚数が増えてきた1枚。4枚のリストも多く、僕がもしボロスエネルギーを使うならこのカードを4枚にしそうです。ボロスエネルギーは手札が枯れやすく、そうなると後は諜報ランドで《火の怒りのタイタン、フレージ》を落とすだけになりがちです。《歴戦の紅蓮術士》は手札がない状態で出せば、カードを捨てずに2ドローできるので、トップデッキした時は《鏡割りの寓話》より強力です。 また、唱えたり墓地から追放することでトークンを生成できるので、《ゴブリンの砲撃》との兼ね合いも特筆すべき点です。 《イーオスのレインジャー長》はコンボに強く、また確実なリソースになるカードです。《オセロットの群れ》《敏捷なこそ泥、ラガバン》《魂の導き手》を確実に手札に加えられるのは単純に強力ですからね。ボロスエネルギーは順調に殴り続ければ4ターンキルなので、コンボに対して後1ターンあれば勝てるという状況になりがちです。《イーオスのレインジャー長》はその1ターンを作ってくれる可能性があります。特にベルチャー相手はあるかないかで大きく変わるでしょう。 僕がエネルギーを持ち込むなら、《歴戦の紅蓮術士》4枚・《鏡割りの寓話》3枚にすると思います。ベルチャーが多ければ《イーオスのレインジャー長》を2枚入れて、《鏡割りの寓話》1枚にしますね。 最強のデッキを使うなら、リストも最強にしましょう!ボロスエネルギーはサイドボードが強いのも魅力で、75枚をじっくりと吟味する価値がありますよ! ジェスカイ果敢 モダンチャレンジ(4/19) : 優勝 By boytriton 『タルキール:龍嵐録』最強のカード《コーリ鋼の短刀》。 呪文をたった2回唱えるだけで果敢モンクを生成し、それに装備して速攻を付けるという、《僧院の導師》が裸足で逃げ出すレベルの装備品は、スタンダードではもちろん、0~1マナのカードが強い下環境でもデッキの顔として活躍しています。 モダンでは《コーリ鋼の短刀》はイゼット果敢に組み込まれていましたが、近頃は白を加えたジェスカイ果敢が人気を博しています。 デッキのベースはイゼット果敢。《僧院の速槍》《損魂魔道士》の果敢軍団+《コーリ鋼の短刀》で速やかに相手のライフを削っていきます。 2回のスペルを唱えるのを容易にする《溶岩の投げ矢》《ミシュラのガラクタ》以外のカードは、最強の火力呪文である《稲妻》、そしてスペルを継続して唱えるための《定業》《表現の反復》とオーソドックスな作りです。 白が入ったことで《虹色の終焉》を採用できるようになり、これがとにかく強力。 これまで1マナ域の除去に困ってただけでなく、《火の怒りのタイタン、フレージ》の処理や《超能力蛙》など、頭を悩ませるクリーチャーは大量にいましたが、《虹色の終焉》はすべてに対応できるカードです。 確実な除去は欲しいが、2マナ以上のカードを入れると《コーリ鋼の短刀》の誘発に関わったり、そもそも行動回数が減ってしまい、果敢によるダメージに影響が出てしまう。そんな事情を一発で解決するのが《虹色の終焉》というわけです。もちろん《超能力蛙》を倒すのには2マナかかってしまいますが、他のカードではそもそも触れませんからね。 1枚ではありますが《火の怒りのタイタン、フレージ》も採用されており、ボロスエネルギーよろしく諜報ランドのバリューをあげています。特に果敢のミラーマッチでは《火の怒りのタイタン、フレージ》を引くとかなり有利になりますね。 サイドボードには《岩への繋ぎ止め》が採用されていますが、これは対ディミーアマークタイドを見据えてのことでしょう。《超能力蛙》は《虹色の終焉》で倒せても《濁浪の執政》は止まらず、それが主な敗因となりうるのです。 逆にその負け筋さえ潰してしまえば、《コーリ鋼の短刀》が止まらないディミーア側は、ジェスカイ相手の勝ち筋がほとんどありません。 ジェスカイ果敢はボロスエネルギー相手は少し不利ですが、《オセロットの群れ》《敏捷なこそ泥、ラガバン》に《溶岩の投げ矢》が当たり、《コーリ鋼の短刀》で勝つ展開もあります。 コンボをはじめとした干渉手段の薄い相手には、ボロスエネルギーのように除去や3マナ域だけを引いて手をこまねいてしまう状況にはなりません。ジェスカイ果敢は果敢クリーチャーと火力で構成されたデッキで、相手のライフを速やかに0にすることに長けています。 メタゲーム次第ではボロスエネルギーよりジェスカイ果敢の方が良いかもしれません。単純にデッキパワーも高く、週末の勝ち組になりうるデッキです。 エルドラージランプ モダンチャレンジ(4/21) : 7位 By Shadowz2005 今週のおすすめ、最後はエルドラージランプです。 《ウギンの迷宮》《エルドラージの寺院》の2マナランド8枚体制、そして《楽園の拡散》により、最速2ターン目に《まき散らす菌糸生物》を出して更にマナを伸ばしたり、《コジレックの命令》でトークン生成や除去、ドローを行う、『モダンホライゾン3』で強化されたエルドラージデッキ。 このデッキは『タルキール:龍嵐録』で非常に大きな戦力を獲得しました! それはもちろん《嵐の目、ウギン》です。 唱えた時に1色以上のパーマネントを追放し、無色の呪文を唱えるたびにその追放を行うという超強力な常在型能力を持ちながら、プラスではリソースを稼ぎ、大マイナスは実質ゲーム勝利と、恐ろしい性能を持っています。 この《嵐の目、ウギン》によって、エルドラージは新たな7マナのゴールを手に入れました。 以前までのエルドラージランプはマナを伸ばした先の勝ち手段はほぼ《約束された終末、エムラクール》単騎でした。《まき散らす菌糸生物》《世界を壊すもの》で土地を壊しながら《約束された終末、エムラクール》を唱えれば当然ゲームには勝つのですが、マナを伸ばしてただ《世界を壊すもの》だけを出してもモダンで勝つことはできません。 《嵐の目、ウギン》は戦場に出てしまえばそれだけで勝てるマッチもあるほど強力なカードです。このカードがマナを伸ばした先に待っているというのは恐ろしく、マナを伸ばして《嵐の目、ウギン》を出す勝ち筋が生まれました。 《嵐の目、ウギン》の採用によって再び見るようになったのが《大いなる創造者、カーン》。最近のエルドラージランプでは《大いなる創造者、カーン》はあまり採用されていませんでしたが、《嵐の目、ウギン》の常在型能力を誘発させるために《大いなる創造者、カーン》は大いに役立ちます。 従来のエルドラージランプは無色のカードが比較的少なく、《嵐の目、ウギン》が出た次のターンにパーマネントを並べられてしまうと処理が少し大変でしたが、《大いなる創造者、カーン》を唱えて《嵐の目、ウギン》誘発、《大いなる創造者、カーン》のマイナスでアーティファクトをサーチし、それを唱えて更に《嵐の目、ウギン》が誘発と、一瞬で複数のパーマネントを追放できるのです。 《大いなる創造者、カーン》自体は今は環境的にさほど刺さっているわけではありません。アーティファクトを使うデッキはそこまで多くないですからね。とはいえ、青単ベルチャーや親和など、ナチュラルに常在が効くデッキもありますし、そもそも《大いなる創造者、カーン》は強いカードです。 《嵐の目、ウギン》の加入によって最近では青トロンなども活躍し始めており、今大注目のカードの内の1枚です。 特にフェアデッキのボロスエネルギー・ジェスカイ果敢が流行の現状では《嵐の目、ウギン》は有効なカードであり、4枚目が入ってもおかしくありません。 そして《ウギンの迷宮》《エルドラージの寺院》《コジレックの命令》はエルドラージランプ・トロン、そしてたまに青単タイムワープなど、様々なデッキで活躍しています。《エルドラージの寺院》と《コジレックの命令》だけで言えば、繁殖鱗コンボや鱗親和など、更に該当デッキが増えていきます。 実はこのセットでまだ誰も組んだことのないすごいデッキがあるかもしれませんね。