【ゆうやんのデッキメモリー】コントロールの原点"分かち合う運命コントロール"

【ゆうやんのデッキメモリー】コントロールの原点"分かち合う運命コントロール"

皆さんこんにちは。

ゆうやんのデッキメモリーは、今年でマジックを初めて21年目になる僕が、思い出に残っているデッキを紹介していく記事です。

昔を知っている方は一緒に懐かしんで、知らない方は昔話にお付き合いください!

コントロールデッキを語る

突然だが、強いコントロールデッキの条件とはなんだろうか?

強いドロースペルがある


絶対的なフィニッシャーがいる


土地事故を起こしにくい(マナフラッドした際に強い土地がたくさん採用されているなど)
これらは全て正しい。《記憶の氾濫》は青系コントロールをスタンダードからパイオニアまで支えてきたし、《ドミナリアの英雄、テフェリー》かドロースペル兼フィニッシャーとして、アゾリウスコントロールの顔と呼ぶべき存在だ。
《不穏な投錨地》や《ヴァントレス城》、《ストーム・ジャイアントの聖堂》など、土地がマナを生み出す以外の能力を持っていれば、多少土地を引きすぎてもマナフラッドに陥ることなくゲームができるし、土地をデッキにたくさん採用しやすくなる。

いずれかのうち2つ以上を、強いコントロールならば満たしている場合が多い。

そしてそれに加えて「いかに無駄牌がデッキに入っていないか」も重要だと考えている。

たとえば、青系コントロールにフィニッシャーを4枚採用すると、それらは高確率で序盤から手札に来る。どんなに強いフィニッシャーだろうと初手にあればまずお呼びではない。序盤は盤面をさばいたり、攻め手を打ち消せるカードが欲しいものだ。
このような場面に応じて使えないカードがデッキにほとんど入っていないというのも、強いデッキの条件だと思っている。《放浪皇》はアグロには除去として、コントロールミラーでは攻撃手段として強いカードだ。どのマッチでも腐ることが少なく、まさしくコントロールのためのカードと言えよう。

同じことはアグロデッキにも言えるが、コントロールの方がこのようなちぐはぐな状況は起きやすい。

アグロはデッキのほとんどのカードが相手への攻撃に向けられており、それはどんな場面でも基本的には機能する。アグロのコントロール相手への除去は腐りがちだが、それぐらいだ。
一方コントロールはというと、相手が攻めてこなければドローが欲しいし、相手がクリーチャーを並べているなら除去を求めている。ついでに攻めが止んだらフィニッシャーも欲しい。その場面によって、そして相手次第で必要なカードが異なる。コントロールはアグロに比べてワガママだ。
閑話休題。

本日紹介するのは、当時中学生だった僕が『ミラディン』のカスレアを見て思いついたデッキ。

分かち合う運命コントロール

名付けて、「分かち合う運命コントロール」だ。

このデッキを見てまず思ったことはこうだろう。

「このデッキ、どうやって勝つの?」

答えは簡単。このデッキは勝たない。正確には、1枚たりともデッキにフィニッシャーが入っていない。序盤に引いても無駄でしかないフィニッシャーなど不要!

コントロールするのに必要のないカードをただ1枚も入れない、超無駄のないデッキなのだ。

それならばどうやって勝つのか?というと…このデッキ名を冠しているエンチャントに答えがある。《分かち合う運命》だ。
お互いにドローの代わりに相手のライブラリーの一番上のカードを追放し、それが使用できるようになる。ややこしいテキストだが…要するにお互いのライブラリ―を入れ替えて、相手のデッキで戦いましょうということだ。

これを貼ったが最後、相手のライブラリーを使って勝たなければならないのだが、このデッキには1枚もフィニッシャーが入っていないので…必然的に相手は勝ち手段が0になる。そんな嫌がらせ度マックスのコントロールデッキだ。

《分かち合う運命》を貼るまでは打ち消しや除去でしのぎ、更地で《分かち合う運命》を設置して相手の手札にエンチャント破壊などがなければもう勝ったも同然!
組んだ瞬間は「すごいデッキができちまった」と喜んでいたものだ。

が、現実はそんなに甘くなく。一番の問題点は、ライブラリーに入っているカードが除去とカウンターだけだったため、相手のカードを使っても勝ちきれない場合があることだ。お互いに攻め手が完全になくなって引き分けになることもよくあった。
また、そもそもコントロールミラーでは《分かち合う運命》が通らないでそのまま負けてしまったり、アグロにも安全な状態で《分かち合う運命》を貼る余裕がなく、全方位を見れるコントロールどころか、どこからもボコボコにされるコントロールデッキが出来上がってしまった。
このデッキは失敗だったが、それもむべなるかな。そこには学生時代特有の資産の問題もあった。

当時流行で、憧れていた青白コントロールは《賛美されし天使》《正義の命令》《永遠のドラゴン》《神の怒り》と2000円を超えるレアが大量に入っており、組むことはできなかった。

この分かち合う運命コントロールならば、《神の怒り》1枚で組めるぐらい安価だったのだ。

《金属モックス》は親和で使うために持っていたし、《汚染された三角州》は買わなくても気合でなんとかしていた。マナベースを妥協するのは若さ。

金銭的理由で大きく妥協はしたものの、コントロールを早い段階で経験できたことが、その後のマジック人生に大きな影響を与えたのは間違いない。

自分のコントロールの原点、《分かち合う運命》。未だによく思い出す、印象深いカードだ。

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